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2019.12.20

【お酒とくるま】なぜサービスエリアではお酒を売っていないの!?

先日ドライブでとある温泉に行ったときのこと。お酒好きの私は、帰りのサービスエリアでその土地の名産である地酒を購入しようと思い、サービスエリア内の売店をくまなく探していました。しかしながら、どこにもお酒が見当たらず、結果的に欲しかった地酒を買って帰ることができませんでした。しかも、その売店には地酒はおろか、コンビニなどでは普通に売っているはずの缶ビールや缶チューハイなどのアルコール類が一切販売されていません。というわけで、今回はお酒好きな私でも知らなかった「高速道路のサービスエリアでお酒を販売していない理由」を説明したいと思います。

サービスエリア(SA)でお酒を販売していない理由は?

ドライバーが運転中にお酒を飲むのは厳禁ですが、同乗者がクルマの中でお酒を飲んだとしても、運転さえしていなければ問題はありません(ただし同乗者がドライバーにお酒を勧めると犯罪です)

 

しかしながら、街中のコンビニなどでは普通に販売しているお酒は、高速道路のサービスエリアにある売店やコンビニなどでは、基本的に販売していません。これには一体どのような理由があるのでしょうか?

 

それは、飲酒運転による交通事故が原因でした。

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画像素材:PIXTA

飲酒運転による交通事故は、20年前に比べて減少傾向にありますが…

日本における飲酒運転による交通事故は、1999(平成11)年11月に東名高速で飲酒運転のトラックに乗用車が追突され、幼児2人が死亡する重大事故が発生するなど、大きな社会問題となりました。

その後、2007(平成19)年の飲酒運転厳罰化、2009(平成21)年の行政処分強化などにより、飲酒運転による交通事故は年々減少しているものの、近年では下げ止まり傾向にあり、未だ飲酒運転による悲惨な交通事故は後を絶たない状況にあります。

サービスエリアではお酒の販売を自粛している

そのような状況を鑑み、少しでも飲酒運転のリスクになり得る要素は取り去ろうという考えで、一部を除き基本的にサービスエリアでのお酒の販売は行っていません。

 

しかし、サービスエリアでお酒の販売をしてはいけないと、明確に法律で定められているわけではないようです。日本では、飲酒運転を誘発しないよう、暗黙の了解でサービスエリアでのお酒の販売を自粛しているところが多いと考えられます。

どうしても飲みたいときはノンアルコールビールでガマン!?

そのためサービスエリアでは、ノンアルコールビールの販売にとどめているようです。ノンアルコールビールも各種ありますが、アルコール度数0.0%のものであれば飲酒運転の心配はありません。

 

しかし、ごくごく微量のアルコールが含まれているものについては、その日の体調によっては飲酒運転だと捉えられてしまうこともあります。個人の体質によっては、微量のアルコールが含まれているノンアルコールビールだけでなく、甘酒や奈良漬け、またウイスキーボンボンなどのチョコレートでも注意する必要があります。運転前はアルコールが含まれる可能性があるものを大量に摂取することは控えるのがベターでしょう。

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画像素材:PIXTA

車中泊するときは、車内でお酒を飲んではいけない?

ところで道の駅やサービスエリアなどで車中泊する際は、車内でお酒を飲んでも良いのでしょうか?

厳密に言うと、運転席に座ってお酒を飲んだだけならば、道路交通法上の『運転』行為にならないそうです。過去の判例では、エンジンを始動させ、自動車を発進させてはじめて『運転』したとみなされるのです。車中泊をしているときにお酒を飲み、寒くなってきたのでエンジンをかけてエアコンを入れただけでは、『運転』には該当しないものと考えられます。

 

ただし、紛らわしい行為はやめておくに越したことはありません。車中泊の際、駐車場内で車を移動させるなど実際にハンドルやアクセル、ブレーキを操作した時点で飲酒運転になりますので、注意が必要です。お酒を飲んだ人は、たとえ運転しなくとも運転席には座らない、くらいの気持ちでいた方がいいでしょう。

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画像素材:PIXTA

いかがでしょうか?サービスエリアでお酒は販売されていないことを考えると、同乗者で車中でお酒を飲みたい方、お土産でお酒を買いたい方、車中泊やサービスエリアに併設されている宿泊施設で一泊する際にお酒を飲みたい方は、事前にお酒を購入しておくことが望ましいと言えます。

 

ただ、泥酔して大声を出すなど周囲を不快にする行動をとったり、マナーを守らず周囲の迷惑となることをしたりしてはいけません。くれぐれも節度を持って飲酒をするよう心がけましょう。

【お酒とくるま】上手な付き合い方は?

https://www.kurashi-kuruma.com/article/201912031643

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