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公開:2022.8.19
更新:2022.8.19

キャンプでソトアソビをとことん楽しむ

とある週末、犬を通じて出会った友人夫婦と一緒に、久しぶりのキャンプに出かけました。いつもどん欲にソトアソビを追求する2人。そのときもキャンプを満喫するだけでなく、2人のお誘いについて行くと、楽しい出来事が待っていました。

尚仁沢湧水_川

我が家で犬を家族に迎えてすぐのころ、同じく犬を家族に持つ友人夫婦と出会いました。

犬と暮らしてみて初めて分かったのですが、毎日散歩に行くと時間も場所もおおよそ決まってきます。すると、同じ時間帯に犬を飼っているご近所の方とも自然と顔を合わせる機会が増え、普段話すことがないような方々とも犬を通じた出会いがあることに気づきました。

その中でも特に気が合った友人夫婦がいました。とにかく楽しいこと、新しいこと、ワクワクすることにどん欲な二人。キャンプという「ソトアソビ」も彼らから教わりました。

 

コロナ禍で人と気軽に会えなかったり、自身のライフステージやお互いの生活環境の変化で一緒に出かける機会が減っていましたが、たまたま予定が合う連休に恵まれ、再会を果たすことができました。

JEEP_犬_全景

その日のキャンプ場は雨が降ったり止んだり。風も若干強い天候だったので、設営に工夫が必要で、あっという間に夕方に。

おやつ_犬

友人夫婦におやつをねだるおチビ

キャンプ場で過ごす一日は、日常の時間の流れかたとは全く違うので、別時空で生きているかのような不思議な感覚に陥ります。

焚き火

眺めているだけで幸せな気持ちになる焚火のあかり

空の明暗で時刻を感じ、暗くなる前にと自然な流れで食事の準備にとりかかり、食事がすめば眠くなる。普段こんな時間に夕飯なんて食べてないし、寝ているはずもない。

自然の中にいる解放感と、日常とは違うゆったり流れる時間の中で、心と身体がリセットされていくような気がします。

サイトの夜

静かに夜は更けていきます

翌朝は雨風もなく、すっきり晴れました。

 

みんなで朝ごはんを食べていたとき、友人夫婦から「帰る途中で寄り道したいところがあるんだけど行ってみる? 」と提案が。

キタキタ! また面白いことを見つけたようだ。次の目的地へ向かうため、撤収を急ぐ飼い主たちにチビ達もそわそわ。一体どこへ連れて行ってもらえるのかな。

JEEP_犬

到着した先は、全国名水百選でもある尚仁沢湧水(しょうじんざわゆうすい)という場所でした。ここで汲んだ美味しい水を持って帰ってお家で水割りが飲みたい! と盛り上がりながら、ひたすら山道を歩きはじめます。

全国名水百選

1キロ強歩いて到着!

尚仁沢湧水_橋

あとで調べて分かったことですが、ここは環境庁選定の名水百選に選ばれた大変価値のある場所でした。水質は天然のアルカリイオン水であるため、コーヒーやお茶、まさに水割りはもちろん、そば打ちにも適しているお水とのこと。この場所まで行くのに、ときおり挫折して引き返す人もいるほど、遊歩道とは言えない道のりに感じました。

私はおチビ達を抱っこしながら歩いたので、ちょうどいいトレーニングになりました。また、到着したときの喜びもひとしお!

常に新しいことに敏感で、いい意味で、何をおいても楽しむことへの執着が止まらない友人夫婦。私たちよりちょっと上の世代ですが、いくつになっても冒険心や探求心を持って過ごす大切さを、言葉ではなく、楽しむ姿で教えてくれます。

尚仁沢湧水_ワンコ

彼らからキャンプの楽しみを教えてもらった私たちの目標は、彼らがうなるほどの美味しいキャンプ飯を食べてもらうこと。

そして、私もいつかキャンプの楽しさを誰かに分けてあげられたらいいなと思います。

 

どちらもまだまだ修行が必要ですが、そんな目標があることもキャンプに行く楽しみのひとつなのかもしれません。

文・写真/長谷部 恵美子

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