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お役立ち

2019.11.29

ながら運転の厳罰化。何気ないその行動が違反行為になるかも…

家事に、仕事に、旅行や遊びに。多機能で便利なスマホは、わたしたちの暮らしにとても役立つ存在です。しかしその一方で、運転中にスマホや携帯電話などを操作する「ながら運転」による交通事故が増加の傾向にあるのも悲しい事実。

こうした中で、ながら運転を厳罰化する改正道路交通法が2019年12月1日から施行されることをご存知でしょうか。今日は、厳罰化される内容や、運転中に気をつけたいポイントを紹介します。

そもそもどんな罰則が?知っておきたい改正前と改正後の違い

そもそもどんな行為がながら運転なのかというと、運転中にスマホや携帯電話の画面を見たり、操作したり、手に持ちながら通話したりする行為が、すべてながら運転となります。

道路交通法では、運転中のカーナビ操作などで画面を注視することが違反行為として定められ、ながら運転も同様の行為として考えられているからです。

 

それを踏まえた上で、まずは改正前と改正後の違いを知っておきましょう。

 

これまでは、運転中にスマホや携帯電話を使用した違反(保持)の場合、「5万円以下の罰金・違反点数は1点」でしたが、改正後は「6ヵ月以下の懲役、または10万円以下の罰金・違反点数は3点」の引き上げに。反則金は各車種ごとに約3倍になり、普通車の場合は6,000円だった反則金が、1万8000円にアップします。

 

ながら運転が交通事故につながった場合、改正前は「3ヵ月以下の懲役又は5万円以下の罰金・違反点数は2点」でした。改正後は、「1年以下の懲役、または30万円以下の罰金・違反点数は6点」に。違反点数が6点となると即刻、免許停止処分となります。

大切なのは危険性を理解し、常に安全運転を心がけること

改正前と改正後を比べると、反則点数が上がり、反則金も高額となって、これまでよりも厳しくなっていることがわかります。

 

厳罰化の内容を知ることはもちろん重要なことですが、一番大切なのは一人ひとりのドライバーの安全意識の向上です。それぞれが、ながら運転の危険性をよく理解し、どういった行為が事故につながるのかを、きちんと知ることが大切なのではないでしょうか。

 

「自分はながら運転なんて絶対にしない」と、そう思っている方も油断は禁物。小さな油断が大きな事故につながることは十分にあり得るからです。

 

それでは、どういう行為がOKで、何がNGなのかを、より詳しく紹介していきます。「自分は大丈夫!」という方も、おさらいのつもりでぜひ読んでみてください!

スマホの操作はどこまでOK?

前述したように、運転中のスマホや携帯電話の画面操作はNG行為です。では、スピーカーモードやBluetoothイヤホンなど、両手でハンドルを握りながら通話ができるハンズフリーなら問題ないのかというと、全面的にOKというわけではありません。

 

実は、ハンズフリーでの運転は自治体により条例はさまざま。

ハンズフリーでの通話が条例で禁止されていないエリアでも、着信がある場合は、どこか安全な場所に停車してから再度連絡することをオススメします。両手がふさがっていないとはいえ、会話に集中してしまい、運転に支障をきたす場合があるからです。

たとえ、後からかけ直そうと思い着信を切る動作であっても、スマホに触れ、ボタンや画面を注視する行動はNGです。安全第一に考え、運転中に着信があった場合は、必ず安全な場所で停車してから、折り返しの電話をしましょう。

 

ただ、ついついやってしまいそうなのが、赤信号で停車中のスマホの操作です。停車しているからといえど、信号がいつ変わるかはわかりません。停車中であったとしても、信号が変わり次第いつでも発進できる準備が必要ですので、スマホの操作は基本的に控えるようにしましょう。

 

そうはいっても、運転中に着信があると気になってしまうものです。運転に集中できるように、着信があっても通知されない「ドライブモード」に設定しておくことをオススメします!

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カーナビやオーディオの操作は?

クルマについているカーナビやオーディオの操作も気になるところです。走行中にカーナビ操作ができないように制限されているものもあれば、制限されていないものもあります。走行中に操作ができるようになっていても、スマホと同様に画面を注視するのは違反行為。

 

ただ、カーナビやオーディオをハンドルで操作できるリモコン(ステアリングリモコン)の場合は、姿勢を崩さずに前を見たままボタンの操作が可能です。操作自体は違反行為となりませんが、操作するためにボタンや画面を注視することはやはりNGとなります。

 

音声認識機能のあるカーナビを利用したり、運転に集中できる環境づくりをしたり、自分なりに工夫をして楽しく安全なドライブをしましょう!

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運転中の飲食はどうすればいい?

今のところ、運転中に飲食をしてはいけないという決まりはありません。だからといって、ハンドルから両手を離して食べたり、手元に気を取られてしまったり、運転に支障がでるような飲食はとても危険です。

 

「せっかく買ったコーヒーが冷めてしまう!」「お腹が空いてドライブに集中できない!」なんて思うのなら、いっそ安全な場所に停車し、ゆっくり飲食を楽しむようにしてください。そのほうが、きっとおいしく味わえて、お腹を満たした後は気持ちのいいドライブができるはずです。

ちょっとSNSを見るだけ、ちょっと通話するだけ

「ほんのちょっとだけなら…」という気持ちが、取り返しのつかない交通事故を招くかもしれません。

 

今は違反行為とされていなくても、普段から運転に集中できなくなる行為は絶対にしないという心構えが大切です。一人ひとりのドライバーがいつでも気を配りながら運転することが、自分と周りの人々のかけがえのない日常を守ることにつながるでしょう。

コーヒー

文・写真/Haruka Yamasaki

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