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スマホの操作はどこまでOK?
前述したように、運転中のスマホや携帯電話の画面操作はNG行為です。では、スピーカーモードやBluetoothイヤホンなど、両手でハンドルを握りながら通話ができるハンズフリーなら問題ないのかというと、全面的にOKというわけではありません。
実は、ハンズフリーでの運転は自治体により条例はさまざま。
ハンズフリーでの通話が条例で禁止されていないエリアでも、着信がある場合は、どこか安全な場所に停車してから再度連絡することをオススメします。両手がふさがっていないとはいえ、会話に集中してしまい、運転に支障をきたす場合があるからです。
たとえ、後からかけ直そうと思い着信を切る動作であっても、スマホに触れ、ボタンや画面を注視する行動はNGです。安全第一に考え、運転中に着信があった場合は、必ず安全な場所で停車してから、折り返しの電話をしましょう。
ただ、ついついやってしまいそうなのが、赤信号で停車中のスマホの操作です。停車しているからといえど、信号がいつ変わるかはわかりません。停車中であったとしても、信号が変わり次第いつでも発進できる準備が必要ですので、スマホの操作は基本的に控えるようにしましょう。
そうはいっても、運転中に着信があると気になってしまうものです。運転に集中できるように、着信があっても通知されない「ドライブモード」に設定しておくことをオススメします!
カーナビやオーディオの操作は?
クルマについているカーナビやオーディオの操作も気になるところです。走行中にカーナビ操作ができないように制限されているものもあれば、制限されていないものもあります。走行中に操作ができるようになっていても、スマホと同様に画面を注視するのは違反行為。
ただ、カーナビやオーディオをハンドルで操作できるリモコン(ステアリングリモコン)の場合は、姿勢を崩さずに前を見たままボタンの操作が可能です。操作自体は違反行為となりませんが、操作するためにボタンや画面を注視することはやはりNGとなります。
音声認識機能のあるカーナビを利用したり、運転に集中できる環境づくりをしたり、自分なりに工夫をして楽しく安全なドライブをしましょう!
運転中の飲食はどうすればいい?
今のところ、運転中に飲食をしてはいけないという決まりはありません。だからといって、ハンドルから両手を離して食べたり、手元に気を取られてしまったり、運転に支障がでるような飲食はとても危険です。
「せっかく買ったコーヒーが冷めてしまう!」「お腹が空いてドライブに集中できない!」なんて思うのなら、いっそ安全な場所に停車し、ゆっくり飲食を楽しむようにしてください。そのほうが、きっとおいしく味わえて、お腹を満たした後は気持ちのいいドライブができるはずです。
ちょっとSNSを見るだけ、ちょっと通話するだけ
「ほんのちょっとだけなら……」という気持ちが、取り返しのつかない交通事故を招くかもしれません。
今は違反行為とされていなくても、普段から運転に集中できなくなる行為は絶対にしないという心構えが大切です。一人ひとりのドライバーがいつでも気を配りながら運転することが、自分と周りの人々のかけがえのない日常を守ることにつながるでしょう。
文・写真/Haruka Yamasaki