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はれクル

2020.1.29

やっぱり好きなクルマにはこだわりたい! お父さんの主張

世のクルマ好きのお父さんが悩ましいこと。
それは、奥さんや子どもにとって快適なクルマと自分の乗りたいクルマが違うこと。そんなジレンマを抱えながら、クルマを自分らしい居心地のいい空間するための涙ぐましい努力をお伝えします。

私は子どものときから根っからのクルマ好き。

 

就職して給料をもらえるようになると、ホンダのシビックの中古車を頭金なしのローンで買いました。高い駐車場代を払いつつ、ボーナスが出るたびにアルミホイールを交換したり、当時はまだ20万円以上したカーナビを装着したり、高級なカーステレオに交換したり、コツコツと自分好みのクルマにアレンジして、カーライフを満喫していました。

 

そんな私もいつしか結婚し、共稼ぎだった妻もマイカーを所有していたので、家庭にはマイカーが2台もある比較的ぜいたくな生活を送っていました。

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画像素材:PIXTA

やがて長男が生まれることになり、子どもを乗せるために、少し大きいクルマに買い替えることに。どの車種を買おうかと検討していると、妻は当時流行していたホンダのオデッセイやトヨタのエスティマなどのいわゆる「ミニバン」が良いとの意見でした。

 

私は仕事でそれらのクルマを運転する機会があり、普通の乗用車に比べ着座位置の高い運転席や広い後部座席など「まるでマイクロバスみたい・・・」と、あまり好意的な印象は持っていませんでした。自分で所有するクルマではなく、あくまでも他人を乗せるためのクルマという印象でした。

 

そこで妻との折衷案として、ミニバンのように運転席の位置が高くなく、3列目シートがあって最大7名乗車できるホンダのストリームを購入することになりました。いざ購入に踏み切ったものの、クルマは乗るからにはやはり自分好みにカスタマイズしたいと思った私は、いろいろ作戦を練りました。

 

子どもが生まれると自由に使えるお金も減るだろうし、以前のようにクルマをいじる時間も減るだろう。何よりクルマに必要以上の費用をかけると、妻にどんなイヤミを言われるのか想像もつきません。そこで私は考えました。

 

妻が実際にクルマを見るまでが勝負だと。

 

実際にクルマを購入したことがある方なら共感いただけると思いますが、契約してからクルマが納車されるまでの期間はとてもワクワクするものです。カタログを見ながらいろいろ妄想するのが楽しいのです。そして実際に納車されてから、「じゃあこのアルミホイールに交換しよう!」とか「カーナビはこの機種を装着しよう!」となるのですが、そのときの私にはそんな悠長に考えている時間はありませんでした。

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画像素材:PIXTA

近所のカー用品店で、カタログだけで現物を見ずに片っ端から注文します。そして準備万端に状態を整え、納車されたその足でカー用品店に行き、アルミホイールとマフラーを交換し、車高調を取り付けて少し車高を下げ、まるであたかも元々このようなクルマだったかのように、何食わぬ顔で自宅の駐車場に収めました。

 

それから数日後、出産間近の妻を乗せてドライブに出かけました。妻も最初は機嫌が良かったのですが、しばらくすると表情がみるみる怪訝なものになってきました。

妻「このクルマ、音がうるさくない?タイヤの音もやたらゴロゴロ聞こえるし」

私「気のせいだよ。もともとこんな感じだよ(汗)」

妻「なんか車酔いしてきた・・・。このクルマ乗り心地悪くない?」

私「そんなことないよ(汗)。きっと疲れているせいだよ・・・」

妻「よく見たらこのクルマ、車高が低いような・・・」

私「そ、そうかな??(汗)」

なんとかその場はシラを切り通し、事なきを得ましたが、結局「乗り心地が悪い」「排気音がうるさい」という理由で、子どもを連れた買い物などの日常づかいとして、妻のクルマを軽自動車に買い替えるハメになってしまいました(もちろん子どもを乗せるためのチャイルドシートも妻のクルマに装着)

 

さすがに長距離移動は軽自動車ではツライということで、ストリームは私の実家に帰省する際など、長距離移動専門になってしまいました。

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画像素材:PIXTA

その6年後、私の転勤が決まり、さまざまな事情により単身赴任することになりました。私が家にいないので、クルマは2台も必要ないということで、泣く泣くストリームを手放すことに・・・。妻にイヤミを言われながらも、その後も自分のお小遣いでアレンジを加えた愛車は、中古車屋さんなどの業者には売却せずに、弟に格安で譲りました。

しかし結局弟も1年後に軽自動車に買い替えてしまい、私の思い出の詰まったストリームは知らない誰かの手に渡ってしまいました。

 

世のクルマ好きのお父さんの大多数はそうだと思いますが、子どもの成長とともにクルマにかける費用は最低限になってしまうと思います。今の私もそんな感じです。でもそんな中、自分らしいアレンジを加えたり、ちょっとしたお手入れをすることで、いかに自分のクルマを居心地のいい空間にしていくかということに密かな楽しみを見いだしています。

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