ドキドキ! ワクワク! 赤ちゃんと一緒に初めての長距離ドライブ
子どもが生まれる前から、2人でふらっと目的もなくドライブに行くことが好きだった私たち夫婦。娘が8カ月になった頃、初めて片道3時間ほどの長距離ドライブに出かけました。夫婦2人なら気軽に行ける距離でも、赤ちゃんが1人増えるだけで大変。これは、まだ娘が離乳していないときのお話です。
目次
思いつきの計画と入念な準備
なぜ娘が8カ月のときに、長距離ドライブに行くことにしたかというと、特に理由はありません…(;^_^A思いつきです。
強いていえば、娘がクルマでの移動に慣れてきたことや、生活リズムも整い、私たちもペースを合わせやすくなったことが決め手でしょうか。お互いに「そろそろ行けそうだよね」といった感じで、娘を連れたドライブに対する心の余裕が出てきた頃だったと思います。
そこで目指したのは軽井沢。
冬の時期だったので、雪でも見られたらいいねと目的地に決めました。目的地までのルート検索は夫に任せ、私はお出かけの準備を入念にします。
このときの娘は離乳食と母乳だったので、おむつや着替えに加えて授乳・食事グッズなど、荷物の一番多い時期でした。何かあった時のことを考え、さらにおむつや着替えの量は増え、さらに防寒グッズまで。2人分ならなんてことない準備も、ここまででひと苦労。
準備が終わってクルマに乗り込み、さあ出発! 荷物の積み込みも含めて、準備だけで40~50分。日帰りとは思えない荷物です。
初めてのおむつ交換台
夫婦だけであれば、道中1~2回ぐらいの休憩で大丈夫なのですが、赤ちゃんがいるとなるとこまめに休憩を取りたくなります。
1度目の休憩は小さめのPA(パーキングエリア)で。お手洗いは、娘の様子を見ながら交代で行くので、普段の倍の時間がかかります。
次の休憩は大きめのSA(サービスエリア)。ベビールームがあったので、ここで娘のおむつを交換します。
今まで意識したことはなかったけれど、おむつ交換ひとつにしても、荷物置きの有無や衛生面など気になることがたくさん。持参していた消毒スプレーをおむつの交換台に吹きかけ、娘を寝かせますが、初めてのおむつ交換台で娘はギャン泣き。足をバタつかせて抵抗するので、スムーズな交換はできません。世のお父さんお母さんは大変だなと改めて感じました。
その後、車内で目隠しをして授乳し、いつもより長めの休憩を終え、目的地を目指します。
車内の後部座席でのおむつ交換
高速道路を降りてからの一般道では、様子を見ながらコンビニに寄って休憩しましたが、おむつ交換ができる設備はありません。しかたなく車内の後部座席で、おむつ交換に挑戦することになりました。
これまた想像していた以上にうまくいきません。
クルマは5人乗りのSUVで車内空間も広いのですが、後部座席の片側はチャイルドシートで占拠され、娘を寝かせるスペースは半分しかありません。さらに後部座席の座面部分は背もたれに向かって傾斜がかかっているため、娘を横向きに寝かせると背もたれの方へ転がり、シートベルトの受け口の金具に頭をぶつけそうでヒヤッとします。その場にあったブランケットをクッション代わりに敷き、とりあえず交換完了。
そこからは休憩なく走り、やっと目的地の軽井沢に到着です。
帰りはスムーズに
軽井沢ではアウトレットで買い物や食事を楽しみ、残念ながら雪は見られなかったものの、キレイなイルミネーションを眺め、そのまま帰路につきます。クルマに乗り込む前におむつ交換と授乳は済ませたので、娘はすぐ眠ってしまいました。「このまま寝ているうちに帰れるといいね」なんて言いながら、いつの間にか私も眠ってしまい…
気付いたときには、自宅まであと1時間ほどのPAでした。
娘もちょうど起きたところだったので、PAで最後のおむつ交換をし、私たちも交代でトイレ休憩をして帰宅。帰りは長い時間娘が寝てくれたこともあり、行きの疲れは帰りの車内で解消することができました。(ずっと運転し続けた夫はだいぶ疲れたと思いますが…)
これまでとは違うドライブのかたち
あれだけ大量に準備した荷物も、使用したのは半分ほど。使わなかった荷物は元に戻し、片付けます。夫には少し休んでもらいつつ、「今度ドライブに行くときはこれを持っていくといいね」とか「これはいらなかったね」など、早速次回のドライブに向けた話をしていました。
それまでは2人で気軽に行っていたドライブも、家族が増え、なかなか踏み出せずにいましたが、このドライブをきっかけにちょこちょこと出かけるようになりました。
そのたびに準備する荷物も少なくなり、休憩もスムーズに取ることができるように。
今は2歳近くになる娘もドライブが好きなようで、クルマに乗り込むと笑顔で自宅に向かって「バイバーイ!」と手を振っています。
家族が増えて、今までのドライブとは変わりましたが、それも新しいドライブのかたちとして楽しんでいます。