好きな布をそのまま飾りに。「刺しゅう枠」のファブリックパネルで車内をおしゃれにアレンジ
一針ずつ縫われた刺しゅう作品やお気に入りの布は、眺めているだけでも心が癒されますよね。そんなお気に入りがいつでも目に届くように、刺しゅう枠をアレンジしてファブリックパネル風の飾りをつくりました。黒やグレーなど暗い色になりがちな車内にナチュラルな彩りを添えることができますよ。
目次
材料と道具
・刺しゅう枠(15cm)
・お好きな布(今回は刺しゅう入りの布を使用)
・リボンやひも
・ハサミ/ペン/接着剤/画用紙(厚手の紙)
材料と道具は、すべて100均でそろえることができます。刺しゅう入りの布の他に、柄ものの布やレースなどを飾ってもかわいいですよ。
【下準備】
はじめに、布の透け防止と裏面処理用に刺しゅう枠の裏に貼る紙を型取りします。刺しゅう枠は、金具のついた外枠と内枠の2つの枠でワンセットですが、型取りには内枠を使います。
内枠の外側に沿ってペンで円を描きます。
円が描けたら、線に沿って円をカットしましょう。
今回は、車内をナチュラルに彩るために、軽やかさと透け感のある布を用意しました。暗めの色が多いクルマの中に飾るときは、刺しゅう枠の裏に白色の画用紙を貼ると、刺しゅうをキレイに飾ることができます。
つくり方
刺しゅう枠を布の上にのせて、枠内での刺しゅうの位置を決めます。
刺しゅうの位置を決めたら、内枠の外側に沿って円を描きます。
内枠サイズの円から2cmほど外側に大きな円を描きます。
外側の円に沿って、ハサミで布をカットします。
内枠の上に布を置いてから、布がズレないように外枠をのせます。
布のたるみをなくすため、刺しゅう枠からはみ出た布を張りながらネジを締めます。
布をピンと張ってしっかりとネジを締めたら、裏面の処理をします。
刺しゅう枠をからはみ出した余分な布を、5mmほど残してカットしましょう。
内枠の数か所に接着剤をつけて、あらかじめカットした紙をセットします。
接着剤が乾いたら、刺しゅう枠を表にします。金具の隙間に車内に飾るためのリボンを通したら完成です。
糸のぬくもりと上品な華やかさのある刺しゅう枠飾り。
布の柄をはじめ、枠の色やリボンの色と素材を変えるだけでも簡単にアレンジの幅が広がります。
刺しゅう枠飾りで車内をおしゃれな空間に
助手席のうしろに、リボンを結んで刺しゅう枠を飾りました。
刺しゅう枠のまるいフォルムと、糸と布のぬくもりを感じるお花の刺しゅう。
素材感を生かしたナチュラルな雰囲気の刺しゅう枠飾りが、車内をやさしく彩ります。
暗くなりがちなクルマの中に飾ると、黒色のシートと白色をベースにした刺しゅう枠のコントラストの中で赤色のお花がよく映えます。
刺しゅう枠に布をそのままセットするだけで、ナチュラルな彩りを楽しめるファブリックパネル風の刺しゅう枠飾り。ネジを緩めて布を取り替えるだけで、新しい布に変えることも簡単にできます。衣替え感覚で、季節ごとに刺しゅうや布の柄を変えて飾るのも楽しそうですね。クルマの中にさりげないおしゃれを添えたい方は、ぜひお試しください。