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公開:2023.9.13
更新:2023.9.13

大人になった今だからこそわかる。親とわたしのかけがえのないドライブ

親の苦労や愛情、祖父母から孫への思いやりなど、大人になってから気づくことってありますよね。家族と一緒にクルマで出かけた思い出の中にも、今になって思い出を振り返ると、周りの大人たちからの愛情を感じるできごとがあったのかもしれません。今回はRoomClipユーザー様に、ドライブの思い出について語っていただきました。

目次

親から子どもへ引き継がれるドライブの思い出

学校に行くのに、自転車で40分もかかる田舎に住んでいた高校時代。悪天候の日は自転車通学が嫌だったので、通勤する父のクルマに乗って登校していました。高校まではクルマで20分くらいの距離。反抗期だったものの、学校に着くまでの時間は、母への不満や友達のことなど、父にいろいろな話を聞いてもらっていました。

親の立場になった今のクルマの中は、反抗期の子どもから八つ当たりされたり、甘えん坊な末っ子から延々と話を聞かされたりで大変。でも、家とは違うクルマの中だからこそできる家族との会話と思って、車内での会話を大切にしています。(神奈川県 30代)

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私が小さいころは、夜泣きをするたびに、父母が夜中のドライブに連れて行ってくれたそうです。そのときの記憶はほとんどありませんが、どんなに泣いていてもクルマに乗るとおとなしくなったのだとか。今では私も父親になり、両親がしてくれたように子どもが夜泣きをするたびに親子で夜中のドライブへ出かけています。記憶にはなくても、家族の習慣は、時代や世代が変わっても、そのまま引き継がれるのだなと思いました。(兵庫県 20代)

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私の幼少期には実家にクルマはなかったのですが、父が40歳を過ぎたあたりに免許を取得して、わが家もついに念願のマイカーを購入しました。私にとってもうれしいできごとで、父の仕事が早く終わった日は、夜のドライブに連れていってもらったことを思い出します。当時の私にとってクルマは、望めばどこへでも連れて行ってくれる夢のような存在。

大人になって結婚をして、子どもが生まれてからは、私も父のように子どもと一緒によくドライブに出かけています。子どもが寝ている間にこっそりとクルマに乗せて、東京ディズニーランドや旅行にサプライズで連れていったときは、我が子のまぶしい笑顔を見られてとてもうれしかったです。(神奈川県 40代)

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大切な家族をクルマに乗せて、やっとできた恩返し

一生免許はいらないと思っていた私ですが、ある日やっぱり取得しようと思い立って合宿免許に申し込み、免許を取りました。その直後に、父が肩の手術をすることになり、クルマで家から病院までの送迎を任されることに。免許を取ったことが家族の助けになって、父に感謝されました。今は膝の手術をした母のために、病院まで送り迎えをしています。運転免許をとったことで、ひとつ親孝行ができたなぁと思っています。(東京都 30代)

 

18歳になったときに免許を取得したのは、「歩くことが難しい祖母をいろんな場所へと連れて行ってあげたい」という強い思いからでした。中古車を購入して、北海道内のドライブ旅行や温泉へ連れて行ったり、祖母の病院の付き添いや買い物などの送迎もしました。母のようにいつも一緒にいる大切な存在だった祖母は、去年亡くなってしまいましたが、ふたりでクルマに乗って出かけたあの日々は、私なりの“おばあちゃん孝行”にはなったのかなぁと思っています。(北海道 20代)

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大人になって気づく、かけがえのないドライブの時間

子ども時代の楽しいドライブの思い出。大人になったからこそ気がつく親や祖父母のやさしさが、よりいっそう愛おしい思い出に変えてくれます。クルマの中という限られた空間だからこそ身近に感じる大切な人とのドライブは、いつまでも心に残るかけがえのない時間になるでしょう。

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