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公開:2024.9.17
更新:2024.9.17

白色、黄色? 実線、破線? 道路標示の意味をおさらい!

クルマを運転していて見かける白線や黄線、実線や破線などさまざまな種類の線。センターライン(中央線)や車線境界線と呼ばれるこれらの線は、クルマの安全な走行には欠かせないものです。でも、意識していないとだんだんと意味があいまいになってしまうこともありますよね。 今回は、特にしっかり覚えておきたい「道路標示」について改めておさらいしていきます。

目次

白色、黄色?実線、破線?どんな意味がある?

路面に描かれている線には、どんな種類があるでしょうか?
基本的には大きく3種類に分けることができます。

まずは、よく耳にする「センターライン(中央線)」。道路の中央か中央線を示すこの線で、自車の走行車線と対向車線とを分けています。また、自車の走行車線内で、複数の車線を区切る線のことを「車線境界線」と呼びます。道路の端にある線は「路帯側」で、歩道がない道路や歩道と接していない側の道路の端に歩行者用のスペースと区切るための線です。

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車線は、色と実線・破線かによって意味が変わってきます。

主に「黄色(オレンジ色)の実線」、「白色の実線」、「白色の破線」があり、黄色(オレンジ色)の線は実線しかありません。

 

「黄色(オレンジ色)の実線」は、はみだし禁止

「黄色の実線」の場合は、センターラインでも車線境界線でも、ラインをはみ出してはいけません。黄色の線をまたぐような追い越し/追い抜きはできないので注意しましょう。

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黄色い実線のセンターラインは、道路幅6m未満の道路で使われています

 

白線の意味は、毎日運転していてもあいまいになることもありますよね。白色の実線の場合は、センターラインか車両境界線かによって意味が違います。

 

「白色の実線」はセンターラインか車線境界線によって意味が異なる

白色の実線は、センターラインである場合は、その線からはみ出すのはNG。つまりセンターラインを越えて、前のクルマを追い抜くのは禁止です。

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白い実線のセンターラインは、道路幅6m以上の道路で使われています

一方で、白色の実線の車線境界線は、基本的に線をまたいで車線変更OKです。たまに「白の実線は越えてはいけない!」と勘違いをされている方がいますが、車線境界線であれば車線変更をすることは問題ないことを覚えておきましょう。

 

「白色の破線」は追い越し/追い抜きが可能

白色の破線は、線をまたいで追い越し/追い抜きも可能です。その際は、周囲の安全に十分気をつけて運転しましょう。

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実線と破線が2本の複合パターンはどうする?

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よく高速道路の合流地点に標示されているのが、黄色の実線と白色の破線が組み合わされている車線境界線です。この標示がある場合は、白の破線側から黄色の実線の方向には車線変更ができますが、黄色の実線側から白色の破線側には車線変更ができないので注意しましょう!

 

このように2本の線が組み合わされているものは、基本的に自車が走行している側の車線の標示に従いましょう。また、黄色-白色-黄色の3本実線がある場所も同様です。黄色の実線と同義ですが、運転者に特に注意を促すために設定されており、どのような標示でも落ち着いて確認することが大切です。

ほかにも気をつけておきたい道路標示は?

路側帯(ろそくたい)

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走行車線の左側にある白色の実線は、車道と歩行者を区分する「路側帯」です。自動車は進入できませんが、他の規制標識や指示標識などがない場合は、道路の端を75cm空ければ路側帯の内側に入って駐停車することは可能です。

 

ゼブラゾーン(導流帯・どうりゅうたい)

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他にも、道路の端などにあるシマシマになっているのは「ゼブラゾーン(導流帯)」です。広すぎる道路や複雑な形の道路で、クルマが安全に走行できるようにアシストする標示です。ゼブラゾーンは立ち入り禁止の場所ではなく、ゼブラゾーンの上を走っても法令上は問題ありません。ただし、ゼブラゾーンはクルマの流れを円滑にするためのものなので、その上を走行しないほうが安全につながります。

 

消防署や警察署前などの「停止禁止部分」にも注意

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また、初めて走るような場所だと、うっかり見落としてしまいやすいのが「停止禁止部分」の道路標示。消防車や警察署、バスターミナルの前などにある、四角い枠の中にシマシマになっている部分があったら要注意です。ここでは消防車や警察署が出動する際の妨げにならないように停止してはいけないエリアです。進行方向に信号機がある場合は、その手前で「信号が赤になりそうだな」と思ったら、余裕を持って早めに停車しましょう。

 

道路標示は楽しく学んで、正しく理解しましょう

このように道路標示を改めて理解しておくことで、きっと運転するときの気持ちも少し楽になるかもしれませんね。この機会に他の道路標示や標識の意味なども、ぜひ見直してみてください。ドライブの際に、お子さまたちとクイズを出しあって、楽しく標識や標示を学ぶのもいいかもしれませんね。

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