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公開:2019.10.29
更新:2020.1.16

これで安心!ライトの種類と操作方法

日没時間が早くなり、クルマの運転でライトを点灯させる時間も長くなってくるこの時期。 正直、ヘッドライトやハイビーム、車幅灯の違いが分からなかったり、操作方法もちゃんと覚えていないなんてこともあるのではないでしょうか? 今回はそんないまさら聞けないライトの基本的な違いや操作方法を説明します。

目次

車幅灯?前照灯?ライトの違いを覚えよう!

レバー

クルマのライトは大きく分けて3つの種類があります。(ウインカーやハザードランプ、ブレーキランプなどは除く)

ヘッドライト(前照灯):夜道やトンネルなどの暗い道を走行する際に前方を照らし、視界を確保するためのライト。操作によって「ロービーム」「ハイビーム」と切り替えることができます

テールライト:後方のクルマや歩行者に自車の存在を知らせるためのライト

車幅灯(スモールライト、ポジションランプ):歩行者や他のクルマに自分のクルマの幅を知らせるためのライト

 

それぞれの点灯方法は、ハンドルの右側にあるレバーを回すだけ。車種によって操作の違いはありますが、今回は写真のレバーを参考に説明します。この場合、レバーの先端部分を1段階上に回すと車幅灯、2段階上に回すとヘッドライトが点灯します。テールランプは車幅灯を点灯した時点で同時に点灯します。

また、写真のレバーにもあるように、最近は「AUTO」モードが搭載されていることが多くなっています。「AUTO」モードに設定しておくと、外の明るさを検知し、トンネルなど暗い場所を走行するときや日没時、自動的にヘッドライトを点灯してくれます。

ロービームやハイビームって何?

自分自身ではなかなか操作することはないけれど、「ロービーム」や「ハイビーム」という言葉を聞くことはありませんか?この2つの違いと操作方法を簡単にご説明しましょう。

 

この2つはヘッドライトの点灯する向きの違いになります。下向き(ロービーム)か上向き(ハイビーム)かの違いです。

 

ロービーム(すれ違い用前照灯):ヘッドライトをONにしたときに点灯するライトです。対向車や歩行者のいる道路を走行する際に使用します

ハイビーム(走行用前照灯):ロービーム点灯の状態からレバーを奥に押すとハイビームが点灯します。対向車や歩行者のいない道路を走行する際に使用します。(逆に、レバーを手前に1回もしくは複数回引くと、ヘッドライトを一瞬だけ光らせる「パッシング」になります。)

ハイビームインパネ

なぜライトの向きを使い分ける必要があるのでしょうか。

道路交通法では基本的にハイビームを点灯することになっています。ハイビームは約100m先まで照らすため、暗い道を走行中に早い段階で歩行者や対向車に気付くことができます。

しかしハイビームはロービームよりも高い位置を照らすため、近くに対向車や歩行者がいると、ちょうど目線の高さにライトが当たり、相手はとてもまぶしく感じます。特に対向車からすると視界が遮られ、思わぬ事故の原因となりかねませんので、対向車や歩行者のいる道路ではロービームでの走行を心がけましょう。

交通量の多い市街地、対向車や歩行者のいる道路などでは常にロービームにしている車がほとんどです。

 

ライトの基本的な操作は以上です。

覚えてしまえばとても簡単な操作です。ライトの操作が不安で、夜間の運転はできれば避けたいと思っていた方も、自信をもって楽しいドライブができるといいですね!

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