教習所教官の目線で見る! バック駐車のコツ 【動画付き】
バック駐車や車庫入れと聞くと、苦手だと感じる運転初心者の方は多いのではないでしょうか。 そんな方に向けて、自動車教習所の教官の目線でのバック駐車の動画を公開! 運転初心者との大きな違い3つを解説します。これを見てイメージトレーニングすれば、バック駐車に自信が持てるかも!?
目次
バック駐車の苦手意識が強い方に
クルマを運転したら、最後に必ず駐車をするものですが、バック駐車に苦手意識を感じる方は多いのではないでしょうか。
スーパーの駐車場で、入口に近い便利な場所に停めたくても1台分のスペースだと狭く感じて停められずに、横に2台分並んで空いている駐車スペースを探したり、バックしなくても駐車できるスペースを探したり、運転上手なパートナーに運転を代わってもらったり……そんな風にバック駐車を避けているうちに、どんどん苦手意識も強くなってしまいますよね。
そんな方が少しでも苦手意識を払しょくできるよう、稲毛自動車教習所のナンバーワン指導員、菅原和子教官にご協力いただき、教官の目線を動画にしました。
バック駐車をするときに、どのタイミングで、どこをチェックしているのか運転上手なドライバーの目線で見れば、自分自身で運転するときに役に立つと思います。また、運転初心者との比較動画で、教官とのバック駐車の違いについても解説します。
自動車教習所の教官のバック駐車のお手本!
まずは、運転上手な教官のバック駐車を見る前に、簡単に流れをおさらいしましょう。
もっと詳しく知りたい方は、関連記事:運転初心者でも大丈夫! 明日から実践できる、基本のバック駐車のコツ をご覧ください。
【直角バック駐車をするときの4ステップ】
① クルマを車庫のある道側から約90cmの位置に幅寄せする
② ハンドルはまっすぐにしたまま、クルマを前に進める
③ ゆっくりバックしながら、車庫のコーナーに後タイヤが一番近づく場所までハンドルをゆっくり1回転切る
④ その後、追加でハンドルを回しながら駐車する
バック駐車の流れが分かったら、実際に教官の動画を見てみましょう。動画は、左側の駐車スペースに直角バック駐車をしています。
運転初心者のバック駐車から見る、教官との3つの違い
続いて、運転初心者のバック駐車を見てみましょう。
いかがでしたでしょうか? 運転初心者と教官とのバック駐車の違いは、ギアをバックに入れる前の段階から、大きく3つのポイントが違っています。
違いその1 サイドミラーを見ながら、適切に幅寄せしている
教官の運転では、停車スペースの側面90cmに幅寄せができており、サイドミラーから側面の縁石が見えています。一方、初心者は幅寄せが足りず、サイドミラーからみても縁石が全く見えていません。
きちんと幅寄せできたかどうか、サイドミラーで確認するクセをつけましょう。
違いその2 バックする前の停車位置が、十分前に出ている
教官は、ホイールベース分クルマを前に進めていますが、運転初心者は、前に出る距離が足りていません。距離が足りないとハンドルを切っても狙った停車スペースに入れることができなくなります。ホイールベース分の長さは、車両によっても異なるし、運転初心者の体感としてはかなり前に出ている状態なので、あらかじめ把握しておくことが大切です。
違いその3 バック中のハンドルさばきはゆっくり動かしすぎない
教官はバックしながらゆっくりハンドルを切っていますが、運転初心者は、バックし始めでいきなり最後までハンドルを回してしまいました。その後、ぶつかりそうになったのか、キョロキョロしながらハンドルを戻したり、また切ったり……狭い場所でハンドルを切りすぎると、前のバンパーが壁や他の車などにぶつかってしまうかもしれません……。
大切なのは、何度も実践して運転のコツをつかむこと
教習所の教官の上手な運転と、運転初心者にありがちな失敗ポイントをよく見て、まずは安全な場所で何度も練習してみましょう。車種や駐車スペースの違いはあるものの、ポイントとなる部分はほとんど同じです。自分なりの駐車のコツをつかんで、運転に自信が持てるようになったら、どこに出かけるにも安心ですね。