
意外と知らない!? ワイパーの操作方法
雨が強くなってきたから、もっとワイパーを速く動かしたい!
運転をする上で必ず必要になるのがワイパーの操作ですが、しっかり使い方をマスターしてる人は少ないのではないでしょうか?
ハンドル横のレバーを動かして操作するぐらいは分かっていても、下手に動かしたくないという不安から、運転するときの天気や時間などを気にしていたりしませんか?
今回はそんな不安を解消し、いつでも気軽に運転できるようにワイパーの操作方法を解説します!
目次
雨が降ってもあせらない! ワイパーの操作はこれで大丈夫!
基本的にワイパーの操作はハンドルの左側にあるレバーを使って操作します。輸入車などはレバーの位置が逆の場合がありますので事前に確認しておきましょう。
まずワイパーの基本的な動き方は次の通りです。
OFF(レバーを何も操作していないとき)……ワイパーは動きません。
MIST(OFFの状態からレバーを上に押し上げたとき)……1度のみゆっくり動きます。
INT(OFFの状態からレバーを1段階下に下げたとき)……一定の間隔をあけてゆっくり動きます。
LO(OFFの状態からレバーを2段階下に下げたとき)……連続でゆっくり動きます。
HI(OFFの状態からレバーを3段階下に下げたとき)……連続で早く動きます。
これらのモードは、雨の状況によってどれを使用するか選択します。
霧雨程度の雨であれば「MIST」を使用する場面が多く、少し強い雨や豪雨の場合は「LO」や「HI」を使用する場面が多くなるかと思います。
ただし、必ずこのモードを使用しなくてはいけないという決まりはありませんので、状況に応じてすぐ選択できるように操作方法を覚えておきましょう。

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汚れが気になったら使ってみよう! ウォッシャー液の使い方!
運転する際に一番気になる汚れが、ガラスの汚れかもしれません。汚れの場所によっては視界不良で運転に支障をきたすことも。
そうならないために、ガラスの汚れをきれいにする手段として、ウォッシャー液があります。主にフロントガラスの清掃で使うことが多いですが、クルマの前方からフロントガラスに向けてウォッシャー液が噴射され、それと同時にワイパーが動き、ガラスの汚れをキレイにしてくれるというものです。
操作方法は、ワイパーのレバーを手前に引くだけです。
レバーを一度引くと、ウォッシャー液が噴射され、自動的にワイパーも動きます。ウォッシャー液を使用する際の注意点として、走行中に使用すると後続車にウォッシャー液がかかってしまうことがあるので気を付けましょう。走行中にやむを得ず使用する際は後続車がいないかどうか確認し、なるべく停車中に使用することを心がけるとよいでしょう。
「INT」モードの間隔の調整方法
基本的な操作を覚えたところで、ちょっと応用編です。使う場面の多い「INT」モードは、ワイパーが動く間隔の長さの調整をすることが可能です。間欠ワイパーとも呼ばれます。
「LO」や「HI」だと速度が速すぎるといったとき、自分の運転に合った速度に調整できます。また、最近では実際の雨量を検知して動く、オートワイパーが搭載されているクルマもあります。

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写真のレバーで説明すると「INT TIME」という部分が、間隔調整をする部分です。この部分を回すことで間隔の調整ができます。レバーを「INT」モードにしてワイパーを動かしながら、状況に応じた間隔に調整するといいでしょう。
覚えておこう! リアワイパーの操作方法
ここまでフロントワイパーの操作方法をお伝えしてきましたが、今度はリアワイパー(後ろの窓のワイパー)の操作方法をご説明します。
リアワイパーはなかなか使うことがないので、いざ使おうというときに動かし方が分からないことが多くあります。でも、リアワイパーの操作はとても簡単で、レバーの一番先端のつまみを回して「ON」「INT」「OFF」を選択するだけです。事前に試しに動かしておくと、いざというときに安心です。
これでひと通りの操作方法はマスターできたかと思います! 覚えてしまえば簡単です。
使い方が分からないという不安を抱えたまま運転するよりも、事前に操作方法を知っているだけで運転することのストレスが少しは軽減されるのではないでしょうか?
これまで避けていた雨の日の運転も、これからは安心して楽しく運転できるといいですね!

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