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公開:2019.10.29
更新:2021.3.30

いつまで付ける? 初心者マークの表示義務とまだ運転に自信がない人へのアイデアも

運転初心者であることを示す初心者マーク。自動車に表示する期間や位置、罰則など、初心者マークの基礎知識をおさらいします!
それに加えて、初心者マークはしなくていいけれど、まだまだ運転に自信のない方に向けて、周囲のドライバーに「ぷち初心者」であることを伝えるユニークなアイデアもご紹介します。

目次

初心者マークの表示義務はいつまで? 法律と罰則

運転免許を取った人が必ず付ける、初心者マークや若葉マークと呼ばれるこのマーク、正式名称は「初心運転者標識」と言います。

 

道路交通法第71条の5第2項で、普通免許取得から1年に達しない方が運転するときには表示義務があると定められています。これを怠ると、反則金4,000円、違反点数1点を取られてしまいます。表示義務の対象となる方は、レンタカーやシェアリングカーなどを運転するときにも初心者マークを忘れずに準備しましょう。

表示はどこにしたらいいの?

初心者マークは、設置する場所と高さの条件が決まっています。周囲を運転しているドライバーから見えやすい位置に掲示しましょう。

✓ 表示する位置 : 「車体の前面」および「車体の後面」の両方

✓ 表示する高さ : 地上0.4メートル以上1.2メートル以下

位置は、車体の前面だとしてもフロントガラスに付けてはいけません。また、高さの目安として、身長160cmの方だと、膝から胸の間くらいの高さと覚えておくといいですよ。

初心者マークを付けているメリットはあるの?

初心者マークを付けていれば、周囲の自動車やバイクなどは、その自動車が、初心者・もしくは運転に不慣れな方が運転していることがわかり、側方への幅寄せや割り込みをしないように運転します。なぜなら、初心者への幅寄せや割込みは、危険防止のためやむを得ない場合を除き、道路交通法違反として罰則の対象になるためです。

 

さらに、優しいドライバーなら、他の自動車よりも動きがぎこちないことを考慮して車間距離をいつもより長めにしたり、あなたの右折や合流時に譲ってくれることもあるでしょう。

 

このように初心者マークを付けると、周囲から配慮されるというメリットがあります。周りのドライバーは、あなたが「運転初心者である」ことを初心者マーク以外に知る手段がありませんので、しっかり意思表示して、お互いが気持ちよく運転できる環境をつくりましょう。

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若葉マークはひとつでも十分です。たくさん付けてみてもおもしろいですね

なお、初心者マークはいつまで付けていいかというと、普通免許取得から1年を超えた場合の表示については道路交通法に記載がありません。“初心者マークを付けていても違反にはならない”という理由から、まだ自動車の運転に自信がない方が初心者マークを付けている場合もあるようです。

初心者ではないけれど……まだ運転に自信がない方へのアイデア

まだ運転に自信がない方に向けた、さまざまな初心者ステッカーがありますよね。

その中でおすすめしたいのは「ぷち初心者マーク」。

 

これは、自動車の初心者マークを模したもので高さが約6cmのミニサイズ。ホワイドボードなどに貼る雑貨ですが、これを逆に自動車に付けてしまいましょう! 文房具店や雑貨のお店から購入できますよ。

 

自動車に付けるとぱっと見ではわからない大きさなので、近くにいる自動車だけに運転に自信がない初心者であるというメッセージを伝えられますね。声高に初心者であることを提示したくない、という方にはいいのではないでしょうか。このマークを見つけたら、周りのドライバーもちょっとだけ気を付けてくれそうですね。

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ぷち初心者マークは、正式なものではないので注意!

なお、このぷち初心者マークは正式なものではありません。正式な初心者マークのサイズ・形状・色は厳密に決まっていますので、普通免許取得から1年を経っていない方は、定められた形式のものを付けてください。そうしないと道路交通法違反になってしまいます。

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正式な初心者マーク

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ぷち初心者マーク

運転中はなかなか相手の顔が見えないからこそ、ちょっとしたすれ違いでお互いが嫌な気持ちになることもありますよね。そうならないために先に「初心者」の意思表示をしておけば、相手のドライバーも思いやれる余裕が生まれます。

 

はじめはみんな運転初心者、慣れるにはたくさん運転して練習することが一番です。いつまでも初心者マークやステッカーに頼らなくてすむように、早く自信をもって運転できる日がくるといいですね♪

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