マイクロファイバークロスのおすすめお掃除法! 特徴やお手入れも解説
洗車後の吹き上げ用タオルとして使われているマイクロファイバークロス。サイズや厚さなどさまざまな種類がありますが、その素材の特徴を知れば、毎日のお掃除がもっと楽になりますよ。長く使い続けるためのお手入れ方法もお伝えします。
目次
意外と知らない?! マイクロファイバーの特徴
マイクロファイバーの特徴は、高い吸水性や手触りの柔らかさ。素材は、ナイロンやポリエステルといった合成繊維・化学繊維からできています。“マイクロ”と名前が付く通り、普通の繊維より極細の8マイクロナノメートル以下、髪の毛の100分の1以下の太さです。断面は、一般的な繊維の円形の形状とは異なり、星形の間に三角形が集まった形状で、隙間が多い形状です。
この小さな隙間が、マイクロファイバーの特徴を生み出し、お掃除のときに力を発揮します。
マイクロファイバークロスのメリット・得意なこと
✓吸水性が高い・乾きやすい
✓ホコリや汚れをしっかりキャッチ
✓柔らかいので素材を傷つけにくい
繊維の断面にある隙間に水分をたくさん含むことができ、また、絞ればすぐに乾燥します。また、水分だけでなく、極小のホコリやゴミをしっかり絡めとってくれるので、さまざまな場所の拭き掃除にうってつけです。極細繊維で柔かいので、拭く対象を傷つけないのもうれしいところ。
マイクロファイバークロスのデメリット・苦手なこと
✓熱に弱い
✓耐久性は(木綿などに比べ)やや弱め
✓漆や赤ちゃんの肌などデリケートなものは傷つける恐れも
化学繊維のため熱に弱いので気をつけて。うっかり鍋つかみの代わりに使って溶けてしまったなんてことも。また、極細繊維のため、木綿などに比べると耐久性が弱いことも。
薄手になると耐久性はさらに弱く、さらに繊維の形状がとがっているため、基本的には傷つけないマイクロファイバークロスですが、ごく柔らかいものは細かい傷を残してしまうこともあります。漆の食器や赤ちゃんの肌へは使わないほうがいいでしょう。
このような特徴を知っておけば、いろいろな場所のお掃除に活用できます!
活用例①:フローリングのお掃除に
マイクロファイバークロスの細かな繊維が小さなゴミやほこりをしっかりキャッチしてくれます。水拭きをすれば、なかなか落ちにくいフローリングの黒ずみにも効果あり。はだしで歩いた後にできる皮脂汚れも拭き取ってくれます。市販のウェットシートよりも丈夫で何回も使えるのもうれしいですね。
フローリングワイパーにフィットするものや30センチ四方のクロス、雑巾のように縫い合わされたものもあります。
活用例②:鏡や窓などのガラス面
鏡や窓といったガラス面にもマイクロファイバークロスは効果的。
汚れ落としはもちろん、水分を拭きとるときに跡が残らないので、お手軽にガラスがピカピカになって気持ちがいいです。
窓のように広い面を拭くときには、タオルサイズの大判マイクロファイバークロスだと、何回も絞る手間が省けて時短につながります。
活用例③:シンク、蛇口
シンクや蛇口といった水回りの毎日のふき取りにも。マイクロファイバークロスは吸水性に非常に優れているので、さっと拭くだけで水分が取れ、水垢汚れが付きにくい状態がキープできます。また、軽い水垢ならある程度は落とせますし、蛇口もピカピカになります。
曲面や隙間にもフィットするコンパクトサイズや薄手のマイクロファイバークロスがおすすめです。
活用例④:コンロ
マイクロファイバークロスは油汚れもしっかりキャッチ。台拭きなどで使い古したものを捨てる前に汚れを集めたり、気兼ねなく使える薄手のマイクロファイバークロスもおすすめです。
活用例⑤:テレビなどの家電製品、家具
洗剤を使いにくい家電や家具には、から拭きで十分ホコリが取れます。クロスが持つ静電気が細かいホコリをくっつけて気持ちいいくらいきれいになります。使った後は、繊維の奥までホコリが入り込んでいますので、しっかりホコリを落としましょう。
長く使うためのお洗濯の方法
手洗いでももちろん大丈夫ですが、臭いや汚れが気になるときは洗濯しましょう。
家庭用の洗濯機で洗うことができますが、乾燥機やアイロンがけは熱で痛むためNGです。すぐ乾きますので、乾燥機は不要でしょう。洗濯する際は、ネットに入れて中性洗剤で洗ってください。きれいな状態をキープして、長く使い続けましょう。