洗車だけでは落ちないクルマの水ジミを落とす方法! 樹脂パーツをキレイな黒に
ワイパーの下にある黒いプラスチック部分(樹脂パーツ)に、白っぽい水ジミが浮き出てしまったら? 洗車しても落ちないガンコな汚れを落とし、キレイな黒に蘇らせる方法がありました。本来の色を保ち、気持ちよくクルマに乗りましょう。
目次
新車なのに、なぜか古ぼけて見えてしまう…
クルマのワイパーの下にあるプラスチック部分(樹脂パーツ)の部分に、まだらの白い模様が浮き上がってしまいました…どうやらこれは水ジミの汚れのようです。
この水ジミのせいで、本来は締まって見えるはずの黒色がぼやけ、クルマ全体がずいぶん古ぼけた印象に。納車してからまだ半年なのに、せつない……
水ジミの原因は⁈
この水ジミの原因は、雨。蒸発した雨粒の後に残る不純物が、太陽光に反応して固まり、まだらの白い汚れになってしまったようです。
たしかに、クルマを日当たりのよい屋外駐車場に置いているので、水ジミが付きやすい環境です。こまめに洗車してはいたのですが、もうこの汚れはいつも通りの洗車だけでは落ちなくなってしまいました。
この水ジミ、もう諦めるしかないかと思っていたところ、再び引き締まった黒に戻せる方法がありました!
樹脂パーツをキレイにする方法はいろいろ
この樹脂パーツをキレイにする方法を調べてみると、メラミンスポンジ、消しゴム、重曹と、身近なものを使ったものがいくつか出てきました。
でもよく調べてみると、樹脂パーツの細かい溝まで落とせないとか、かなり力を入れないといけないとか、重曹の粉を溶かす固さが大切だとか、作業に注意が必要そうです。
せっかくの新車なので失敗したくないと思っていたところ、未塗装樹脂の白化に効果がある商品を見つけたので同じ素材なら効果があるかなと思い、試すことにしました。
樹脂パーツ専用の汚れ落としの効果は
今回使ったのは、ソフト99の「ブラックパーツワン」という樹脂パーツ(未塗装樹脂)の白化を消すというもの。白化とは、プラスチック素材が経年変化で傷ついたり、汚れにより白っぽく見えること。“黒くする”のが目的なら、水ジミにも効きそうです。
クルマによりますが未塗装の樹脂パーツであれば、車体のバンパーやグリルといった部分にも使えるので、お掃除できる部分をあらかじめ調べておくといいですね。
パッケージの中には、クロスが4枚、スポンジ4個(1つのスポンジに切れ込みが入っています)、 それと溶剤が2種類入っています。
2種の溶剤は、それぞれ下地処理剤とコーティング剤で、2段階に分けて拭いていくようです。さっそく、洗車後のクルマに試してみましょう!
はじめに、下地処理剤で表面を整える!
クロスによく振った下地処理剤を少量付けて、ワイパー下の樹脂パーツに塗ります。さっとなでるように溶剤を塗ったら、液体で湿ったせいか黒っぽく見えますが、汚れが取れた印象はなし。
ちょっと不安に思いながら、説明書通り溶剤を全体に塗った後にクロスで磨くように拭き上げると……おぉ~っ!キレイになってる!!
拭くたびに、樹脂パーツの色むらがなくなってきました。5分ほどで表面の色が整い、だんだんと黒が蘇る様子は、なかなかの快感です。
続いて、コーティングでツヤ出し&汚れ防止
これだけでも満足できる仕上がりになりましたが、さらにコーティングをしてこの黒を維持していきます。白化するのを防ぐ効果もあります。
専用スポンジに溶剤をつけて、全体を塗ります。細かいところはスポンジの角を使いながら塗りました。スポンジは細長いので、細かい部分も塗りやすいです。
塗った後5分ほど置いて、新しいクロスで拭きます。こちらも磨くイメージで拭いていくと、どんどんツヤが出てくるのが実感できます。
お手軽にキレイな黒が
完成〜スッキリ水ジミが落ちて、再びキレイな黒が蘇りました!
すっかり見違え、新品同様の黒に感動します。
そのまま楽しくなって、パンバーなど他の樹脂パーツの部分もキレイにしました。コーティング剤の効果で硬化したスポンジは再利用できないので、一度に複数個所まとめて作業するといいですね。4回分はついているので、また白化が気になったら定期的に塗るのがいいと思います。
水ジミが気になっていたワイパー下の樹脂パーツの部分だけなら、乾燥の待ち時間込みで20分もかからず、お手軽にできました。
もし、クルマの樹脂パーツ部分がくすんできたな……と思った方にはおすすめです。黒い部分が輝くとクルマ全体もキレイに見えて、気持ちいいですよ!
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