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公開:2020.2.7
更新:2020.9.9

【動画付き】360度ドライブレコーダーならば、あらゆる交通トラブルに対応できる!

最近は“あおり運転報道”などの影響もあって、ドライブレコーダーへの関心は高まるばかり。『暮らしとくるま』では、以前にもあおり運転やドライブレコーダー関連の記事を掲載しましたが、今回は現在、人気上昇中の360度ドライブレコーダーを実際に取り付けて、その実力や使い勝手を探ってみました。

目次

実は追突事故の次に多いのは、側面衝突事故

クルマに乗っていると、他車やバイクとの衝突をはじめ、急な割り込みや後方からのあおり、歩行者や自転車の飛び出し、駐車中のあて逃げやイタズラ、車上荒らしや盗難、水没や火災など、さまざまなリスクに遭遇する可能性があります。自分はどんなに気を付けていても、他人の不注意や不可抗力によって避けられないリスクが存在することは確か。不幸にしてそうした事故や事件に遭遇してしまった場合は、その原因の特定や解決の糸口を探るためにドライブレコーダーがあると大変重宝します。

 

最近はドライブレコーダーへの関心は急激に高まっていますが、録画範囲は前方のみ、前方+後方、全方向(360度)など、機種によってさまざま。ドライブレコーダーが普及し始めた当初は前方のみのタイプしかありませんでしたが、現在では前方+後方や360度といった、広範囲を録画できるタイプが主流になりつつあります。

 

実際に自動車の事件・事故の調査データを見てみると、図1の通り、1位は後方からの追突、2位は横からの衝突(側面衝突)であることがわかります。このデータを見ていると、やはり前方だけではなく、後方や左右までカバーしているタイプのドライブレコーダーが欲しいと思ってしまうのは当然のこと。これは図2の通り、調査でも多くの人が同じように感じていることがわかります。

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【図1】クルマの事故・事件に遭遇した人(N=1,284)のうち、約6割は衝突事故。しかも追突に続いて多いのは側面衝突であることがわかる。出典:カーメイト(交通トラブル実態調査 / 実施時期:2019年6月)

現在使用のドラレコ(修正)

【図2】現在使用中のタイプ(右 / N=4,475)と今後欲しいタイプ(左 / N=7,932)の対比。将来的には過半数の人が360度タイプを欲しいと回答している。出典:カーメイト(交通トラブル実態調査 / 実施時期:2019年6月)

アクションカメラとしても利用できる360度ドライブレコーダーをチョイス

360度ドライブレコーダーは、最近のブームも手伝って数多くの製品がリリースされており、価格も2万円台から6万円台まで幅広くラインアップされています。どの機種を選ぶかは性能や機能、デザイン、予算など、好みで決めれば良いと思います。今回、私がチョイスしたのは、普段は360度ドライブレコーダーとして使いながら、取り外すと360度アクションカメラとして使えるカーメイトの「d’Action 360 S(ダクション360S)」という製品です。

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ダクション360Sを装着した様子。本体の表側と裏側に、それぞれ凸レンズが計2個搭載されており、360度の全方位録画が可能。ブラケットのネジを回して取り外すと、360度アクションカメラとしても利用可能(別売のバッテリーオプションが必要です)

ダクション360Sで撮影される動画を紹介

ダクション360Sは側面衝突に有効なことはもちろんですが、あおり運転で押さえておきたい危険な幅寄せや急な割り込みをはじめ(動画1)、オプションを装着することで駐車中も360度監視できたり(動画2)アクションカメラとしても使用できる360度ドライブアクションレコーダー。

 

前後に高性能なSONY製CMOSセンサーを搭載しているので、360度ドライブレコーダーの中ではもっとも高解像度となっていることに加え、フロント方向はさらに高解像度の「デュアルレック機能」によって、ナンバープレートをクリアに確認できるようになっています(動画3)。

【動画1】3車線道路の中央車線を走行中の様子(表示形式:オリジナル)。前後左右の状況がすべて記録されているうえ、音声もしっかり収録されていることがわかる。専用アプリではマウスドラッグやスワイプで見たい方向の映像を見ることもできる。

【動画2】駐車監視中の様子(360度動画)。駐車監視オプションを取り付けると駐車中も360ど監視ができるうえ、ドアパンチなどの衝撃を感知すると自動的に録画されるなど、さらに強力な監視ができるようになる。
※360度動画の見方:PCの場合はマウスでドラッグ、スマホ(iOSを除く)の場合は指でスワイプすると見たい方向の映像を見ることができます。

【動画3】デュアルレック機能によって記録されたフロント側の高精細映像。左前方を走行しているバスのナンバープレートがハッキリ読み取れる。

専用アプリで動画確認が楽々!

ダクション360Sの特長としては、表裏にレンズが付いていることと、本体に記録される映像を確認するモニターが搭載されていないことです。ですが、リアルタイムの映像や録画した映像は、無料で配布されているスマホ版のアプリを介して確認することができるほか、PC版のアプリでは任意の部分を切り出して保存できるなど簡易的な編集機能もあります。

 

スマホ版はダクション360S本体とWi-Fi経由で接続し、PC版は本体をUSBケーブルで接続します。どちらのアプリも保存されている映像をさまざまな表示形式で確認したり、スクリーンショットを撮ったり、ダウンロードしたものを、SNSで共有することも可能です。直感的に操作できるので、初心者でも簡単に扱うことができる優れたアプリといえます。

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PC版アプリ。ドライブレコーダー本体をUSBケーブルで接続すると表示タイプの変更、使いたい部分の切り出し、タイトルなどを編集して保存できるほか、YouTubeへ直接アップすることもできる

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スマホ版アプリのオリジナル表示+スピード表示(左)、オリジナル表示+スピード表示+マップ表示(右)。スマホアプリはドライブレコーダー本体とWi-Fi接続が可能で、リアルタイムでの確認、収録された動画の一覧表示・再生、ダウンロード、各種設定などができる

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夜間走行中のスマホ版アプリの様子。明るさ調整機能があるので、暗くて見づらい場合は好みの明るさに調整できる。調整した状態の動画を保存することもできるのでとても便利

360度ドライブレコーダーの威力は絶大! 自分自身も襟を正すきっかけになる

これまで述べてきたとおり、360度ドライブレコーダーは走行中も駐車中も昼夜を問わず全方位監視をしてくれるので、あおり運転や車上荒らしなどの抑止になるほか、運悪く交通トラブルに遭遇した場合も第三者に客観的な状況を提示することができるスグレモノです。

 

ダクション360Sを取り付けてから2週間ほど経過しましたが、運転中も駐車中も安心感が増して気持ちに余裕が出るなど、やはり360度ドライブレコーダーの威力は絶大!

そればかりか、360度ドラレコの場合は自分自身の運転状況も監視されているので、きちんと交通法規を守り、より運転に集中するようになったのは確か。こんな効果があるのも360度ドライブレコーダーならではの魅力といえるでしょう。

 

取材協力:株式会社カーメイト

https://www.carmate.co.jp/

【商品ページ】d’Action 360 S(ダクション360S)

https://www.autobacs.com/shop/g/g4973007007111

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