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公開:2020.2.18
更新:2020.3.3

パチパチくんを追放! 静電気除去グッズ5つをお試し

乾燥していると憂鬱になるのが静電気。あの「パチッ」というのが嫌でドアノブやクルマに触れるのが怖いという人も多いのではないでしょうか? そこで便利なのが静電気対策グッズ。でも、さまざまなタイプがあり、どれが一番よいのかわからない……という方のために実際に試したオススメのグッズをご紹介しましょう。

目次

突然「パチッ」と不快な静電気

静電気は、身体に溜まった電気が指先を通じて瞬間的に流れる現象で、乾燥している状態で起こりやすいと言われています。静電気を防ぐには、金属に触れる際の接触面積を広くする(手のひら全体で触る)、濡れたタオルに触れる、木綿の服を着るのがよいと言われています。でも、いつもそうするわけにはいかず、気が付いたらまた「パチッ」としてしまうことも。

5つのタイプの静電気対策グッズをご紹介します

・一度貼れば、静電気除去効果が期待できる「導電性アルミシート」

静電気チェッカーも兼ねるアースキーホルダー

日常的な静電気除去にリストバンド

ひと吹きでお手軽に静電気除去スプレー」

クルマ以外でも高い効果が得られるスリムタッチアース

一度貼れば、静電気除去効果が期待できる手軽な「導電性アルミシート」

クルマに乗り込むときの「パチッ」は本当に不快ですよね。

この「導電性アルミシート」は、クルマにあらかじめ貼り付けることで放電効果が期待できるというもの。

クルマは金属や樹脂がこすれることで帯電します。それをアルミニウムでできたテープを所定の場所に貼り付け、空中に電気を放電させようという考えから生まれました。

アルミシート01

使い方は、アルミシートをフロントガラスやサイドミラー、バッテリーのマイナス端子(樹脂カバー部分)に貼るだけ。貼り付けやすい形状にカットされているタイプなので簡単です。ただし貼り直しするとアルミシートにしわが寄るので注意が必要です。

アルミシート4
アルミシート6

実際に使ってみると、静電気が完全になくなるわけではありませんでしたが、「パチッ」が確実に弱くなったことを体感しました。また、一度貼れば次からは何も手間がかからない、というのは便利です。

一方、車体にアルミシートが思いっきり見えてしまいますので、それを気にしない方にはいいかもしれません。

静電気チェッカーも兼ねる「アースキーホルダー」

素手で触れる部分にあらかじめキーホルダーの先端を接触させるだけで静電気が低減できるキーホルダータイプの静電気除去グッズです。

キーホルダー1

静電気があった場合は、先端が青く光るのも面白く、手に入れたらいろいろな金属で試したくなること間違いナシです。見た目も黒いレザーとクロームとオシャレで、男女を問わないデザインなのも◎。

 

キーホルダーを持った状態でタッチすると、ピカッと青く光ったときは静電気を感じることなく効果を実感。いろいろな人にも試してもらったのですが、よく光ると結構な話題にも。逆に光らなかったときに大丈夫だろうと思って触ると、弱くパチッという刺激が指先にあったことも。かなり帯電している状態でないと効果が得られにくいようにも感じました。使うときに縦に入っている金属部分が確実に手に触れるようにすると効果があるようです。

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日常的な静電気除去に「リストバンド」

ステンレス繊維とポリエステル繊維に混紡糸でできた身に付けるだけで静電気が除去できるというリストバンド。

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リストバンドには伸縮性があり、簡単に取り外しができます。身に着けると、その昔流行したミサンガを思い出します。リストバンドは腕の太い男性にはややきつく感じるかもしれませんが。女性は少し余裕がある程度です。ちなみに水洗いは不可なほか、金属アレルギーをお持ちの方は避けた方が望ましいようです。

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身に付けると、衣類が身体にまとわりつきにくいことに驚きます。金属に触れてもパチッとする嫌な感触がなくなる、もしくは低減され安心して触れられます。リストバンドが化繊もしくは羊毛に接触している状態だと除電されづらいようで、効果が得られづらいようですが、ちょっと腕まくりをすれば問題はないでしょう。

ひと拭きでお手軽に「静電気除去スプレー」

静電気除去スプレーは、静電気除去はもちろんのこと、花粉やホコリの付着防止、洋服のまとわりつきに効果が高いと言われています。

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使うときには、30cm四方に約4秒ほど噴射すれば静電気予防に効果を発揮します。ちなみにドライクリーニングや水洗いできない服、そして絹やレーヨン、革には使うことができないようです。

微香性とのことですが、ほとんど匂いを感じることはありません。

衣服のまとわりつきは大幅に解消されるばかりか、長時間にわたって効果を発揮。

 

一方ドアノブのパチッに関しては、手に吹き付ければ解消するのかというと、そうはいかないようで全身にかけた方が無難なようです。

 

特に効果的なのが、乗車前のシート(ただし布製)に吹き付けること。

シートと衣服がこすれることで発生する静電気が抑えられるので、降車しドアを閉めるときのパチッがなくなります。また衣服のまとわりつきも減る効果もあるようです。

クルマに使用する際は必ず換気をした状態で使用しましょう。

クルマでもお家でも高い効果が得られる「スリムタッチアース」

降車時の静電気を抑えるのに効果が期待できるグッズをもう一つ。

スリムタッチアースは、特殊な繊維に触れるだけで人体に帯電している静電気を減少するというもの。クルマから降りる際に触れやすい場所に粘着テープで貼り付けるだけと簡単。しかも邪魔にならない薄型なのも嬉しい限りです。

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個人的にはクルマの外にも取り付けたくなるほど静電気除去に高い効果が。

いっぽうで、触れた後に身体と座席が擦れると静電気は発生してしまうため、これに触れたら、すぐドアを開ける癖をつけなければなりません。クルマはもちろんのこと、自宅でも使ってみたくなる、そんなグッズです。

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さまざまなタイプを併用して、万全の静電気対策を

いろいろと使ってみましたが、どれも効果の高さを実感できたものの、1つのアイテムだけで確実に静電気対策ができるというものではないようです。

例えばリストバンドタイプで日常的な静電気を対策しつつ、キーホルダータイプやスリムタッチアースで万全を期す、といった具合に、複数を組み合わせるのが効果的なようです。また出かける前にスプレーをサッとひと拭きし、クルマそのものはアルミシートで対策、というのもよいでしょう。「パチッ」という嫌な気分を抑えて、クルマでのお出かけをもっと快適にしてみてはいかがでしょうか。

パチッという嫌な気分を追放して、快適なクルマでおでかけを楽しんでくださいね。

文/栗原 祥光

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