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はれクル

2020.2.29

大自然の中で体験できるプライスレスな釣りの世界を満喫しよう!

何かと忙しい毎日の中では味わえない世界。その一つが釣りである。自然の中で過ごす釣りというアウトドアレジャーほど解放感溢れる趣味はないだろう。海や渓流、湖に魚を追い求めて釣り糸を垂らす。その時間に体験できる自然との対話が釣りの醍醐味だ。

小学生の頃に釣ったハゼやシロギスが原体験

幼少の頃、家の近くの溜め池に小さな魚を見つけては小石を投げ入れて群れを蹴散らした。それが今や絶滅危惧に近いメダカということを、そのときはまだ知らなかった。

 

私が小低学年の頃、兄と一緒にまだ朝暗いうちから短い竹竿とバケツを手に持ち、小ブナを釣りに出かけた記憶が懐かしい。生きた魚を捕まえる瞬間の感動と興奮は、大人になった今でも大きく変わることはなかった。

 

それから海の魚を追いかけるようになった。釣った魚を美味しく食べることがとても楽しくなったからだ。当時、小学生でもすぐに釣れるハゼやシロギスという魚が、自宅から近い片瀬江ノ島周辺で楽しめたのだ。天気の良い週末は、友達と一緒に堤防釣りを楽しんだ。大きい魚は釣れなかったが、食べられる魚を釣る醍醐味は子供心に絶好の趣味となった。母親に塩焼きや煮付けにしてもらってよく食べた。

 

そんな経験を長年続けていると、私にとって釣りは、アウトドアレジャーの中でも生き物と向き合える最高のレジャーであると実感した。

魚との駆け引きを味わえる快感が魅力

釣り針にエサをかけ、魚を釣り上げる。疑似餌の場合もあるが、基本的に魚の口に針を掛けて釣り上げる。魚との駆け引きを味わえる快感がそこにある。

それを惨いと感じる人もいるだろう。キャッチ&イートという人間が古来から持つ狩猟本能が前提にありつつも、魚に対する敬意や愛情は大切にしたい。

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釣りをしていなければ見られない風景がある

少し話が難しくなったが、釣りの醍醐味とは、魚だけではなく、自然の中にどっぷりと浸かって楽しむ趣味と考えてもいい。

 

朝早くから自宅をクルマで出発して、日の出を眺めつつ海や湖へ向けて走る。未知なる魚を求めて竿を振る瞬間に「釣りをしていなければ決して味わえない壮観な風景」が目に飛び込んでくる。それがオレンジ色に輝く朝焼けだったり、小高い草原から見下ろす白い朝霧だったりする。それも釣りの楽しみ方の一つだ。

 

もし、たとえ目的の魚が釣れなかったとしても、ジッとアタリを待つ間の大自然の風景に遭遇できたことを幸せに感じること。それも釣りの醍醐味なのだ。

クルマを横付けできる釣り場が最高!

マイカーの乗り入れが可能な港内なら釣り場の近くにクルマを横付けしてすぐに道具を出し、釣りが楽しめるのは嬉しい。

少し空いている場所を探してクルマを止めてから、おもむろにトランク(またはバックドア)を開けて釣り道具を取り出し、準備する。パイプ椅子があればセットして座り、コーヒーでも淹れて寛ぐ。のんびりとリラックスできる場所を確保できるのもクルマを横付けできる釣り場のメリットである。

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人によって釣りの楽しみ方はさまざま。自然の中にいる時間を楽しんだり、釣った魚を食べることに楽しみを見出したり、魚との駆け引きを楽しみにしたり。同じ空間にいたとしても、何を重視するかは釣り人の裁量に任せられる懐深さも「釣り」の魅力だ。

日常生活では絶対に味わえない非日常を思う存分体感して欲しい。それが釣りというプライスレスの世界である。

文・写真/梅澤 克博

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