
3匹のおチビさん達とお花畑を目指して
いつかの休日ドライブ中に見つけた、ピンク色に染まった大きな花畑。一体、何の花が咲いているのか気になって仕方なくて、次の休日に出かけてみることにしました。
目次
人間コンビと愛犬トリオの暮らし
私は、夫と3匹の愛犬と暮らしています。3匹の愛犬を夫婦の間では「おチビさん達」と呼んでおり、平日は連れていけない海や広い公園へドライブがてらお散歩に連れ出すことが、我が家の満たされた休日の過ごし方になっています。
この日は、ドライブ中に見つけた気になるピンク色のお花畑に行って、お花を摘んだり、たくさんの写真を撮りおさめたいと思って出かけました。
クルマにアウトドア用の椅子を積み込み、おチビさん達を後部座席の特等席に乗せ、私たちはポットにあたたかいコーヒーをセットして花畑へ出発!

夫も私も、平日はクルマを使うことがほとんどなく、休日お出かけするときは、遠出の時は夫が、高速を使わない場所なら私がする事が多いです。
愛車は JEEP Wrangler。四駆にしてはコンパクトで、目線が高すぎず、運転がとてもスムーズ。積載量もほどよく、キャンプ用品などかなりの大荷物でもたくさん積むことができるので、とても気に入っています。
この日は私が運転手。住所がわからないから、カーナビも設定できず、なんとなくの方向と記憶の中の景色を頼りにクルマを走らせました。
この辺りかな……おおよそ40分ほど運転して目的地付近に到着。
景色の向こうにピンク色のエリアを発見! こんな素敵な場所が意外と近くにあったのに、なぜ今まで見逃していたんだろう。

目的地は分かったけど、そこに行くまでの道や駐車場がわからず、どこから回り込んでいいか迷いそうです。四駆はどこでも乗り上げることができるワイルドなクルマですが、私のドライブテクニックが通用するかはまた別の話で……
人だかりのある方へクルマを走らせていくと「坂東市レンゲ祭り」という横断幕を見つけました。路肩へクルマを停めて準備中の人だかりに尋ねてみます。
まだお祭りの準備中のようでしたが、畑で写真を撮ったりお花を摘んだりすることに、快く応じて下さり、やっぱり来てよかったと思いました。
聞くところによると、このお祭りはレタスや大根の収穫体験、のど自慢大会など小規模ながらも、地元の方で毎年賑わうイベントのようでした。
無事に到着して改めて辺りを見渡すと、夢のような景色に心が躍ります。

満開のレンゲとストロベリーキャンドル
そもそもこの花たちは出荷用の花なのか、農家さんが趣味や娯楽で咲かせているのでしょうか。
調べてみると、こういった花を咲かせることで土が育ち、養分を多く含んだ土地は栄養豊かな農作物を生むのだとか。なるほど世の中知らないことだらけです。
レンゲの他に見たことのない真っ赤な花も隣り合わせに咲いていました。その名も「ストロベリーキャンドル」。ロウソクの火がイチゴ色にともるイメージから名付けられたのでしょう。


花畑をバックにおチビさん達の写真をたくさん撮り、夢のような景色に後ろ髪惹かれつつ、花畑を後にしました。
時間を忘れすっかり夢中で遊んでいたら、もうお昼過ぎ。私たちはおなかを満たすべく、今度はカフェまでクルマを走らせました。
おチビさん達孝行タイム
ワンコ同伴OKのいつものカフェでお腹を満たしたら、撮影ばかりで飽き気味だったおチビさん達への孝行タイム。
行き慣れない場所ではフリーで遊ばせないようにしているので、花畑では少々窮屈な思いをしただろうおチビさん達は、カフェ脇のいつもの公園で、たくさん遊んでくたくたに。
私たちも広大なお花畑の中をたくさん歩き回って、人間もおチビさん達も満たされた気持ちで家路につきました。


文・写真/長谷部 恵美子
