初めてのクルマ用エアコンフィルター交換で、クリーンな空気を
久しぶりにクルマに乗りエアコンのスイッチを入れたとき、不快な臭いに見舞われた経験はありませんか? このような臭いの原因の大半は「カビ」によるものです。クルマにはエアコンフィルターがあり、普段はホコリや花粉などを取り除いてくれますが、交換を怠ると臭いの原因に……
そこでクルマ用のエアコンフィルター交換に初めてチャレンジしてみました。
目次
クルマのエアコンフィルターの役割とは?
少しずつ春の訪れを感じるようになってきたこの時期。花粉や大量の黄砂、PM2.5などの有害物質まで、人にもクルマにも好ましくない飛来物がやってくるシーズンです。
エアコンフィルターは外気に含まれるチリやホコリに加え、これらの有害物質を取り除く役割があります。「エアコンフィルター」という名前ですが、エアコン使用の有無に限らず、窓を閉めた状態で外気導入する 空気は全てこのフィルターを通過していくので、おのずと汚れていくものなのです。
これを放置しておくと、ホコリなどを取り除く効果が弱くなるばかりでなく、梅雨時にはカビも発生しているなんてことも。
DIYでエアコンフィルター交換にチャレンジ
今のクルマに乗り始めて早5年。実は今まで一度もエアコンフィルターの交換をしたことがありませんでした。最近はエアコンからの臭いがひどく、とうとう娘には「臭いからクルマには乗りたくない!」とまで言われる始末……そこでエアコンフィルターを交換すべく、近くのオートバックスに行きました。
スタッフの方にお願いし、エアコンフィルター売場にある適合表という冊子で、自分のクルマに合う花粉やウィルスもブロックするというエアコンフィルターを選んで もらいました 。エアコンフィルターの種類や交換する車種にもよりますが、価格は3,000~5,000円前後、お店で交換までしてもらうなら工賃は1,000円~で、作業時間もさほどかかりません。(クルマの移動する時間や説明時間も含め、作業時間は15分~です。)
お店に全てお任せしてもよかったのですが、私のクルマは適合表に作業時間「5分」とあり、比較的カンタンに交換できる車種とのこと。今までお手入れを怠っていた禊(みそぎ)の意味も込めて、DIYでの交換作業にチャレンジしてみました。
まずはエアコンフィルターの場所を確認
クルマの取り扱い説明書によると、私のクルマ(フォレスター)のエアコンフィルターは、グローブボックスの奥に設置されている模様。しかも特に工具も不要なようです。早速グローブボックス内の荷物を全て取り出します。
グローブボックスを外したら、エアコンフィルターが出現
まずはグローブボックスの左側にある「ダンパー」を外します。「ダンパー」はグローブボックスを支えているアームで、左側に少し力を入れると外れます。
次にグローブボックス本体の左右の壁を内側に強く押し込みます。そうするとそれぞれの外側にあるストッパーが外れ、グローブボックスが外れます。
グローブボックスが外れると、エアコンフィルター取り出し口が出現します。取り出し口のツマミを引っ張って引き出せば、エアコンフィルターはいともカンタンに外れます。
新しいフィルターへの交換は、上下の向きに注意しながらそのまま押し込めばOKです。あとはグローブボックスを先ほどとは逆の順番で戻すだけ。
交換時間「5分」はプロの作業時間としても、私でも概ね10分ほどで新品に交換しグローブボックスも元通りに戻すことができました。あとはエアコンのスイッチを入れて動作を確認すれば完了です。
5年間交換していないフィルターは真っ黒に!
取り外した古いエアコンフィルターを新品と比べてみました。
古いフィルターは真っ黒で、フィルターの目にも細かいゴミやホコリが詰まっています。今までこんな汚いフィルターを通した空気を車内で吸いこんでいたのかと思うと、少々ゾッとします。
新しくフィルターを交換したエアコンからは、あの不快な臭いが軽減されました。娘もクルマに乗るのを嫌がらなくなりました。
エアコンフィルターは1年ごと、もしくは走行距離1万kmでの交換が目安とされていますが、私は5年も交換をサボっていました……(反省)
エアコンからの臭いなどにお悩みの方や車内のホコリや花粉対策をしたい方は、ぜひ交換してみてくださいね。