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ぷちDIY

2020.3.12

Tシャツとハサミでつくるエコバッグで、楽しいエコ活動をはじめよう

世界中で深刻な問題となっているプラスチックごみによる環境汚染。日本でもこの環境問題を積極的に対策しようと、2020年の7月1日からレジ袋の有料化が始まります。今回は、Tシャツとハサミのみでつくる手軽で環境にもやさしいエコバッグづくりと、わたしたち一人ひとりが環境問題を考える大切さをご紹介いたします。

着なくなったTシャツとハサミだけで、縫わずにできるエコバッグを

主な材料と道具は、着なくなったTシャツとハサミのみ。

所要時間も30分ほどで、縫う作業がありません。作業も簡単で「切る」と「結ぶ」だけで、エコバッグをつくることができるんです。

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コットン100%のボーダーTシャツを使用

ハサミでカットして、結んでつくろう!

Tシャツの袖口と襟元の縫い目に沿って、ハサミでカットしていきます。前と後の布がズレないように、気をつけながらカットしていきましょう。

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縫い目に沿って襟元の部分がカットできたら、もうひと回り大きくカットしていきます。カットした襟元はバッグの口の部分になるため、様子を見ながらお好みの大きさになるようにカットすると出し入れしやすいですよ。

 

Tシャツの裾は、バッグの底の部分となります。縫い目に沿って裾もカットしていきましょう。

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Tシャツの肩の部分は、バッグの取っ手になります

バッグのサイズを調整するため、目安となるものをTシャツの上に置きましょう。雑誌や大きめの書籍などを基準にすると、その後の作業がはかどりますよ。

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バッグのサイズを決めたら、底の部分をつくります。Tシャツの裾を縦方向に端から約1㎝幅の短冊状にカット。なるべく均一になるようにカットしていきましょう。

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布がつながっているTシャツの両端のカットを忘れずに

端までカットを終えたら、Tシャツを裏返しに。裾を閉じていくように、向かい合う前後の短冊状の部分を2回ずつ結んで固結びをしていきます。なるべく結び目同士の間に、隙間ができないように固くしっかりと結びましょう。

 

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端から端まで結び終えたら表に戻し、バッグの底となる部分に大きな隙間ができていないかをチェック。

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隙間ができている場合は裏返しにして、固く結び直しましょう。問題なければ、再び表面に戻して、バッグの中にものを入れて試しましょう。

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ものを入れたらバッグを持ち上げて、結び目が緩んだり解けたりしないかをチェック。特に問題なければ完成です!

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Tシャツのサイズや柄はなんでもOK!メンズ服や子ども服など、いろいろなサイズや柄のTシャツでつくってみるのも楽しそうです。

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少し厚手の生地のTシャツでエコバッグをつくっているので、雑誌・手帳・ペンケース・折り畳み傘・財布を入れてみても無理なく使えそうでした。

Tシャツに使われている生地の厚みや質によって、バッグの強度はだいぶん変わります。本格的に使う前にエコバッグをつくったら、必ず強度を確かめるようにしてくださいね。

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車用フックにかけた手づくりエコバッグ

クルマの中に常備しておくと、小さなバッグしか持ち合わせていないときやちょっとした買物にも便利です。

 

ぜひ、手づくりエコバッグにチャレンジしてみてください!

エコバックは、かわいらしくて便利なだけでなく、環境にもやさしいエコ活動につながります。2020年7月1日からのレジ袋有料化はご存知かもしれませんが、その背景についておさらいしましょう。

エコバックを使う意義について考えよう

手軽で安価に生産できるプラスチックは、生活のあらゆる場面で利用されています。わたしたちの便利な暮らしを支える一方、手軽に「使い捨て」されてしまうことで、さまざまな環境問題を引き起こしています。

 

そのプラスチックによる環境問題のひとつが、海洋プラスチック問題です。わたしたちが排出したプラスチックごみが最終的に行き着く場所のほとんどは海です。この中でも特に多いのが使い捨て中心の「容器包装用等」。レジ袋やペットボトルなどを含むプラスチック製品です。

 

プラスチックごみは自然分解されにくく、一度海に放出されてしまうと数百年以上もの間、分解されずに残り続けます。

 

それらのプラスチックにより、海鳥や魚、アザラシやクジラなどの海洋哺乳動物やウミガメなど、多くの生物を傷つけ、命を奪っているのも悲しい事実なのです。

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2016年にスイスのダボスで開催された世界経済フォーラム年次総会(通称ダボス会議)では、「2050年までに、海洋中のプラスチックごみの総重量が海にいる魚の量を上回る」という予測が発表されるほど、海洋プラスチック問題は世界規模で深刻化しています。(参考:WWFジャパン

 

2018年6月に発表された国連環境計画(UNEP)によると、日本人の1人当たりの容器包装プラスチックごみの消費量は、米国に次いで世界第2位。特に多いプラスチックごみは、使い捨て用が中心である容器や包装などです。

 

こうした背景を踏まえ、環境省は2030年までの数値目標として、プラスチックごみの排出量を25%削減する戦略を提示しています。この取り組みの一環として、2020年7月1日からスーパーやコンビニなど全国の小売店でのレジ袋有料化の義務付けがされました。

まずは、楽しく手軽にできるエコ活動からはじめませんか?

世界中の政府や企業が積極的に対策に取り組むだけではなく、わたしたち一人ひとりが、ちょっとずつでも自分にできるエコ活動を続けることが大切です。

 

エコバックを使うことは、レジ袋(プラスチック製品)を「使わない」エコ活動につながります。まずは、着なくなったTシャツでエコバッグをつくることや楽しみながらできるエコ活動をはじめてみませんか?

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文・写真/Haruka Yamasaki

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