ゆらゆら揺れるプラバンモビールで、車内をほっこりやさしい空間に
油性マジックやクレヨンなどで着色してから、好きな形に切ってオーブンで焼くだけでアクセサリーやキーホルダーなどさまざまなものに加工できる「プラバン」。100均の材料でも手に入る人気のハンドメイドです。オリジナルデザインで色も形も自由自在に楽しめるプラバンは、クルマの中を彩るのにもぴったり。今回は、車内でゆらゆら揺れてかわいい「プラバンモビール」のつくり方を紹介します。
目次
プラバンモビールの材料と道具
✓プラバン(透明) B4サイズ
✓テグス
✓クレヨン・色鉛筆
✓クッキングペーパー
✓アルミホイル
✓水性ニス
✓トースターまたはオーブン・目の細かいやすり・ウェットティッシュ・穴あけパンチ・ピンセット(割り箸でもOK)・木片・ニス用の筆・ハサミなど
プラバンを焼くときのポイント3つ
ポイント1:プラバンは焼くと4分の1ほど縮みます
型取りのときは大きめにカットするようにしましょう。縮むサイズはプラバンの種類により若干異なります。
ポイント2:焼いている間は目を離さず、すぐに平らなものでプレスします。
焼き上げ温度 は、プラバンの種類やトースターやオーブンの種類によって異なるので、何枚か試し焼きをしておくといいです。焼きすぎるとプラバンが溶けてアルミホイルにくっついてしまうので、オーブンから目を離さないようにご注意ください。
焼き上げたらすぐに平らなものでプレスします。放置すると、プラバンが波打ったり、反り返ったりします。
ポイント3:角が鋭くなるので丸みを持たせましょう
焼いたあとのプラバンは厚みが増して硬くなるので、三角や四角などの形は、尖った角がかなり硬く鋭くなります。切りっぱなしの状態だと肌を傷つける恐れがあるので、焼く前にハサミで角をまるく整え るか、焼き上げた後にヤスリがけをしておきましょう。
事前準備:プラバンに着色するための下準備
プラバンの着色にクレヨンや色鉛筆を使う場合は、事前にやすりがけをします。プラバンは表面がツルツルとしているので、目の細かいやすりを使い、さまざまな方向からプラバン全体が白っぽくなるまで、まんべんなくやすりをかけるとキレイに着色できます。
やすりがけのあとは、ウェットティッシュで粉っぽさがなくなるまで、拭き終えたら準備完了です。
ちなみに、すりガラスのように加工されたフロストタイプのプラバンがあれば、事前のやすりがけは不要です。
プラバンモビールのつくり方
まず、プラバンのざらざらした面を表にし、マジックや色鉛筆で描いた形どおりにハサミでカットします。
カットしたら、クレヨンや色鉛筆で色塗りをします。
クレヨンでの着色は、塗りムラができやすく、焼くと色も濃くなりがちなので、着色後にティッシュで拭いて色を整えましょう。
色を塗り終えたら、穴あけパンチでパーツの天地にテグスを通す穴を開けます。
加熱後にプラバンがくっつかないように、くしゃくしゃにしたアルミホイルをオーブンに敷いてから予熱します。オーブンの中が十分に温まったら、プラバンをアルミホイルの上に置きましょう。
準備が整ったらオーブンでプラバンを焼きます。
加熱中のプラバンが完全に縮んだら、すぐにピンセットでプラ板を取り出して平らな台の上に置いて木片でプレスします。プレスするときに色鉛筆やクレヨンの顔料が溶けて手や台が汚れてしまうことがあるので、クッキングペーパーでプラバンを挟むように、上から板で押さえましょう。
プラバンをあえてプレスしない
あえてプレスせずにゆがみを生かしてみたり、平らな場所じゃないところでプレスすると、おもしろい仕上がりになるかもしれません。
また、くしゃくしゃにしたアルミホイルの上でプレスすると、プラバンの裏面にアルミホイルの跡がついて波模様のような仕上がりになりますよ。
プラバンの熱が冷めたら、水性ニスを塗ります。筆で強くこすってしまうと、色が落ちてしまうことや滲むことがあるので、こすらないように気をつけながら塗りましょう。
ニスが乾いたら、プラバンを吊るす順番を決めて、プラバンに開けた穴にテグスを通してつなぎます。すべてのプラバンをつなぎ終わったら完成です。
完成したプラバンモビールは、おうちの中に飾ってもかわいいです。
窓の近くに飾れば、風でゆらゆら揺れて癒されます。
プラバンモビールは、子どもから大人まで楽しめるハンドメイドです。親子で一緒に色塗りをしたり、お子さまの好きなフルーツや動物などをプラバンに描いたりしても喜ばれそうですね。
車内を北欧風の空間に
完成したプラバンモビールで車内を飾りつけてみました。
助手席のヘッドレストの後ろ側に、ネックレスをするようにくるっとテグスを通して結んで固定しています。
プラバンモビールは同じ模様のガラス絵の具を後部座席側の窓に貼れば、車内が一気に明るくかわいい北欧風の空間に。
今回のプラバンモビールは幾何学模様をメインにつくっていますが、ところどころに鳥や花などガラス絵具とおそろいの模様を取り入れて、車内に統一感が生まれるようにしました。
クルマの振動でゆらゆらと揺れるプラバンモビールと、窓ガラスを彩るガラス絵の具。
車内が自分にとってより一層「特別な空間」になったようで、なんだか心がほっこりします。
自分らしさをクルマの中に取り入れたら、今よりももっと心地よい空間になるかもしれませんね。