お気に入りの缶バッジをクルマに飾る、小さなタペストリーづくり
毎日の生活の中で、ふと目が止まる場所にお気に入りのものがあると、ほっこり癒されたり、元気が出たりしますよね。
でも、ちょっと趣味性が強いものだと、お家の居間などは共有スペースだし、どこにも置き場所がない……そんなものを飾りたいときに、クルマを私だけの空間として活用するのはいかがでしょうか。今回は、身近にある缶バッジを活用して車内に飾る、タペストリーを手づくりしてみました。
目次
自分だけの空間を楽しむなら、クルマの中っていいかも?
つい、かわいいからと言ってたくさん集めてしまうものってありませんか?
実用的で家族みんなが使えるものならいいけれど、自分だけがお気に入りのものってあると思います。わざわざ人に言うほどでもないし、あまり親しくない人に知られたら、ちょっと恥ずかしいときもあります。
例えば、かわいいキャラクターの缶バッジ。
自己満足と分かっていながらも、そのかわいさと種類の豊富さで雑貨屋さんや景品など、気に入ったものを次から次へと手に入れていたら、それなりの数に増えてしまいました……
しまっておくのはもったいないと思うものの、居間に置くには統一感がなくなるし、お家に個室や専用スペースがあるわけでもないので、飾る場所がなかなか見つかりません。
そこで見つけたのがクルマです。
クルマの中を私だけの空間として飾れたらステキですよね。
通勤やお買い物など一人で乗る機会の多い方なら、乗っている間のクルマの中は、完璧な個人空間として楽しめますよね。飾りの取り外しを簡単にしておけば、誰かが乗るときはサッとしまって(隠して)おけます。
ということで、今回は、クルマの中に缶バッジを飾るタペストリーをつくってみました。
飾る位置は運転席から見えるように、助手席前のグローブボックスに掛けられるようにしています。
つくり方は簡単
材料は3つ、あとは裁縫セット(針・糸・ハサミ)があればつくれます。
✓棒(直径6㎜、約38cm ※ダッシュボード幅に合わせる)
✓布(横34cm×縦40cm)
✓リボン(1.2mm幅、約45cm)
車種によってサイズが違うので、寸法は参考値として、実際にクルマに合わせたサイズでつくってみてください(今回は軽自動車、スズキ ラパンに合わせてつくりました)。
はじめに、それぞれの材料を切ります。
棒は、ダッシュボードの横幅と同じくらいの長さに切ります。
布は、幅を棒の両端2cm分を空け、長さはフロアマットにつかない長さにします。
リボンは、ダッシュボードに掛ける分のゆとりと、棒に巻く分を長めに取って、クルマに付けるときにサイズ調整します。
続いて布に棒を通す穴を縫います。
布の端を2回折り返して、棒を通す部分をつくります。まち針でとめて、なみ縫いで縫っていきます。
最後に布に棒を通して、棒の両端にリボンを巻き、固定したらできあがりです。
今回、端は切りっぱなしにしていますが、処理をする場合はその分の縫い代を取ってください。また、リボンは長めにとっておいて実際にクルマにつけて、ちょうどいい長さに調整するといいですよ。
クルマに飾って、私だけのお気に入り空間
タペストリーができたら、クルマのグローブボックスに引っ掛けます。リボン状の厚みのない素材をひっかけているので、グローブボックスは普通に開閉できます。
ここにお気に入りの缶バッチをつけて飾ったら、完成!
運転席に乗り込むときに、ちょうど視界に入るので、元気が出ます♪
布製なので、ほかの人が乗るときにはサッと丸めて隠せるのもうれしいポイントです。
ほかのお家のお子様を乗せるときには、かわいいものがあるとなんとなく気恥ずかしいですよね。
飾る場所やものを変えて、アレンジ自在
今回は運転席から見やすいように、ダッシュボードに取り付けましたが、お子様が楽しむのなら、助手席の背面に掛けて、後部座席から楽しめるようにしてもよさそうです。
また、もっとお手軽を望むなら、タペストリーは100均で取り扱っているお店もあるので、サイズと好みが合えばそのまま使うこともできます。ただ、リボンの長さが足りないこともあるので、必要に応じてリボンを付け替えてくださいね。
飾るものもキーホルダーや絵はがき、旅行先で買ったマグネットなど、いろいろアレンジできそうです。
飾るものの種類や重さなどによっては、両面テープでもOK。今回は布でつくりましたが、コルクボードや黒板にしてしまうのも面白いかもしれません。
お気に入りのものは、たくさん見て楽しみたいですよね。しまい込んでいたコレクションや一人でこっそり楽しみたいものなら、クルマの中で楽しむのもいいのではないでしょうか。