ストールやバスタオルがあればOK! 縫わずにできる簡単で快適なシートカバー
夏が近づくにつれて気温が高くなり、身体に汗をかいたままクルマのシートに座ることも多くなります。汗ばんだ肌とシートが触れてベタつく感じは、なんとも不快ですよね。通気性の悪いレザーシートのクルマなら、より一層のベタつきが……。 そこで、暑い時期を車内で快適に過ごすために、シートカバーを工夫してみませんか? おうちにあるストールやバスタオルを使って、簡単に取り外しができるシートカバーをつくる方法があるんです。
目次
サッと取り付けて外せる! 自分専用の快適シートカバーを
夏場の運転は、シートと汗ばんだ肌が触れてベタつく不快感だけではなく、汗による汚れやニオイも心配です。シートに汗が付着することで、シミになる可能性や雑菌が増えて嫌なニオイのもとになってしまうこともあります。
ただでさえ車内は熱くなりやすいので、クルマに乗り込むだけで汗をかくことも少なくないですよね。自分ひとりで使うクルマなら多少の我慢はできるかもしれませんが、家族でクルマを共有している場合は、なおのこと汚れやニオイが気になるところ。
気になったときにサッと付けて外せるシートカバーがあれば、清潔さを保てて便利ですよね。さらに、肌触りもよければ文句なし!
そこで、取り外しが簡単なスタイクリップを使用し、通気性に優れたストールや吸水性の高いバスタオルでつくるシートカバーのアイデアを紹介します。
肌触りの良いストールやタオルを、スタイクリップで留めるだけ!
シートカバーに必要なのは「大きめのストール」と、長さを調節できて取り外しが簡単な「スタイクリップ2本」のみです。
スタイクリップとは、主に赤ちゃんのよだれかけ(スタイ)をハンドタオルやガーゼで代用するときに留めるクリップのこと。バンド状になっている両端にクリップが付いていて、穴を開けずにさまざまなものを固定するのに役立ちます。
ストールは、コットン100%素材のものを使用。シートカバーとして肌に触れることを考えると、コットンやリネンなど、肌触りがよく通気性のいい素材が多いストールは、シートカバーにぴったりのアイテムなんです。
ストールのサイズは幅60㎝で縦110〜120㎝ほどのサイズのものが、クルマのシートにちょうどいいです。それよりも大きいサイズを使う場合はシートにサイズを合わせるため、ストールを折りたたんで、縫うようにしましょう。
運転席のシートカバーとして使用する場合も、縦110〜120㎝ほどの長さなら運転席の床に布がつかないので、アクセルやブレーキを踏むときの邪魔になる心配もありません。
サイズを調整したら、座席のヘッドレストの下にストールの端を掛け、シートの全体を覆うように被せます。
シートの後ろに行き、スタイクリップでストールの端を挟み、ヘッドレストの後ろに回り込むようにしてストールを留めます。もう一本のスタイクリップは背もたれから使い、同じようにストールを留めましょう。
2本のクリップでストールを留めたら、ストールがシートからズレないように、スタイクリップの長さを調整します。
シートの前に戻り、座席の境目に生地を挟み込みます。シートベルトやシートの角度や高さを調整するレバーなどに、生地をかぶせないように注意しながら挟み込むように。
生地を境目に挟み込めたらセット完了! スタイクリップを使うことで、ヘッドレストを外してからシートカバーを装着するという手間がなく、シートカバーの取り外しが簡単になります。
ストールのときと同じように、バスタオルでも簡単にシートカバーをつくることができます。バスタオルは120cm×60cmほどのサイズのものが多く、肌触りのいい速乾タオルも多くあるので、ストールと同じくシートカバーにぴったりのアイテムです。
よりしっかり固定させたいなら、もうひと工夫
もし、シートカバーをしばらく装着したままにするのなら、スタイクリップの代りに紐やゴムを取り付けて、シートカバーを座席にしっかり固定しましょう。また、座席のお尻の部分の生地のズレが気になる場合も、生地の端に紐やゴムをつけて固定したり、シートカバーの上にクルマ用のクッションを置いたりすると、ズレにくくなりますよ。
いつでも清潔でサラサラとした肌触りのシートカバーを
これからどんどん暑くなっていくと、半袖や短パンなど肌の露出が増えていき、汗をかく量も多くなっていきます。
ストールやタオルをシートカバーに使うことで、肌がシートに触れたときもサラサラとした肌触りで、不快感を軽減できるのは嬉しいですね。さらに、スタイクリップで取り外しも簡単なので乗るたびにシートカバーを替えることができ、車内をより快適に清潔に保つことができます。
おうちにあるストールやタオルで、簡単にできるシートカバーをつくってみませんか?