アイロン接着で「傘ぴったん」! 雨の日に子どもをクルマに乗せるときのアイデアグッズ
雨の日、クルマで子どもを乗り降りさせるときは、大人も子どもも濡れてしまって大変……そんなときに傘をクルマの屋根に引っかけて安定させる「傘ぴったん」というアイデアグッズがあるのを知っていますか? 両手が使えて、雨に濡れにくくなる便利な「傘ぴったん」を、縫わずにアイロン接着でつくりました。100均の材料だけで簡単にハンドメイドできますよ。
目次
子育てアイデアグッズ「傘ぴったん」とは?
「傘ぴったん」とは、雨の日のクルマの乗り降りのときに使う便利グッズ。形は磁石が入ったキーホルダー状で、傘の先端に取りつけてクルマの屋根に置くと、磁石がくっついて傘が安定するという傘ホルダーのひとつです。
雨の日に、傘を差しながら小さな子どもをチャイルドシートに乗り降りさせるとき、片手で手間取ったり、傘がずり落ちてしまったりして、大人も子どももびしょ濡れになったことはありませんか? クルマのドアと屋根に傘を引っかけようとしても不安定だし、スライドドアだとそもそも傘がかけられない……
そんなお悩みを持つ方のアイデアから生まれたのが「傘ぴったん」です。
スライドドアのように傘を引っかける場所がないクルマでも、マグネット(磁石)によって屋根に乗せた傘が安定するので、両手を使って子どもをチャイルドシートに乗せられるほか、高齢の方の乗り降りのサポートや荷物の積み下ろしなどにも大活躍します。
この「傘ぴったん」を、100均材料を使って縫わずにアイロン接着だけでつくりました。
材料 & 注意点
材料(1個分)
✓ アイロン接着布 10cm×8cm
✓ 超強力マグネット(220ミリテスラ) 1個
✓ ヒモ 25cm
アイロン接着布は、補修用の布を用意しました。ワッペンを使う場合は、表裏で貼りつけるので、形が左右対称のものを選ぶといいでしょう。マグネットは、220ミリテスラのものを使いました。200ミリテスラ前後の磁力が強いものを選ぶとピタッとくっつき、傘が安定しやすいです。
つくる前に、クルマの屋根にマグネットがつくことを確認しましょう。
また、「傘ぴったん」本体や傘の先端部分がクルマの屋根に触れるためキズがつく可能性があります。気になる場合は、使用を控えましょう。
1.アイロン接着布を同じ大きさに2枚切る
形は自由でOKですが、マグネットより1cm以上大きくして、接着用ののりしろをつくります。今回は雨をイメージして、しずくの形にカットしました。
2.マグネット、ヒモをはぎれでくるみ、芯となる部分をつくる
クルマの屋根のキズ予防として、あまった接着布でマグネットとヒモを固定し、芯をつくりました。
3.1で切った接着布を周りにおいてアイロンで接着する
先に接着布の周りをふちどるように接着してから、中心をアイロンで押さえます。
接着すると、少し芯の形に浮き出てしまうので、気になる場合は、ふちを接着し終わる前に、綿などを中に入れてもいいでしょう。その場合も、接着用ののりしろはつくってください。
4.形を整えて、できあがり
最後に、接着布がはみ出してしまった部分があれば切り取って形を整えます。芯の部分まで切らないように注意してください。形が整ったらできあがりです。
傘の骨の部分に取りつけました。
クルマにぴたっ! これで雨の日も濡れずにラクラク
クルマの屋根に取りつけてみると、しっかり安定しています。
より安定させるためには、屋根の中央のほうに「傘ぴったん」を置くことと、隣り合う傘の骨の2か所につけるといいでしょう。
2つつけた状態で、やや風のある日でも5分以上置いてみましたが、まったく落ちる様子がないくらい安定していました。台風や強風のときでなければ、これで両手が自由に使え、子どもの乗り降りや荷物の上げ降ろしも簡単になりますね!
普通に傘を差して歩いているときには、「傘ぴったん」の重さやゆらゆら揺れる様子が気になるかなと思いましたが、実際に使ってみるとほとんど気になりません。また、傘を立てているときには「傘ぴったん」が目印になるので見つけやすくなるという思わぬメリットも。
アイロン接着で簡単につくれるので、たくさんつくってお家の傘につけておくとよさそうですね。
補修布の大きさにもよりますが、100均のもの1つで4~5個はつくれます。「傘ぴったん」に防水スプレーをしたり、形を変えてみたりといろいろ工夫ができそうです。
雨の日のちょっとした困りごとを解決する「傘ぴったん」、クルマの乗り降りで濡れて困っている方は、一度使ってみると手放せなくなるかもしれません。