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公開:2020.9.1
更新:2021.9.1

9月1日は「防災の日」。クルマにも備えて安心、防災グッズ

「防災の日」は、「政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する」こととし制定された啓発日で、1923年(大正12年)9月1日に発生した『関東大震災』にちなんだものです。また、8月30日から9月5日は「防災週間」として、各地方自治体などによる防災に関する啓蒙活動がされています。この機会に少し「防災」について考えてみました。

目次

防災意識は忘れないように

私(40代前半)が小学校に通っていたころは、始業式に防災訓練をして、地区ごとで集団下校したあとに地域での防災訓練に参加し、ときには消防車が来て消火活動のデモを見て……今思えば、かなり防災の意識を持っていたのかなと思います。その後2011年3月11日の東日本大震災を経て、あのときの訓練はそれなりに生かされていたと自負しています。

 

防災の意識は時間が経っても忘れてはいけないもの。9月1日「防災の日」に合わせて、あらためて自分の身の回りの防災グッズをチェックしました。

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皆さんも、非常用持ち出し袋や備蓄品といった防災グッズの準備はできているでしょうか。東日本大震災以降、食べ物や飲料水の備蓄などはされている方も多いかと思いますが、もしも、準備されていないという方や最近チェックをしていないという方は、この機会に考えていただけると幸いです。

定期的にチェック! 防災グッズ

防災グッズは、チェックリストを活用して定期的に点検しておきたいですね。備蓄しておきたいものは、3日分(可能なら1週間分)の「食べ物」と「飲料水」を人数分、それに生活用品です。そのほかに非常用持ち出し袋には、「防寒具」や「懐中電灯」、「軍手」などでしょうか。スマートフォンなどの「充電器」もあると便利ですね。

 

また「歯ブラシや歯磨き粉」、「タオル」、「マスク」などの日用品は、ストックしているものを非常用持ち出し袋に入れる習慣をつけるといいでしょう。わざわざ防災グッズとして購入しなくてもいいですし、定期的に非常用持ち出し袋の中身を見直すきっかけにもなります。

非常用持ち出し袋は、寝室、玄関、クルマに備えておきたい

その非常用持ち出し袋をどこに置くかというと、「寝室」または「玄関」に置いている方が多いのではないでしょうか。

 

私は、その両方に備えるのが安心だと思います。

災害はいつ何時やってくるかはわかりません。日中起きているときかもしれませんし、夜、寝ているときかもしれません。日中リビングで活動しているときに急な災害がやってきた場合は、「玄関」に置いてあればよいかもしれませんが、例えば一軒家で寝室が2階だった場合は、2階まで上がれない状況のときもあるかもしれません。夜は、その逆の場合も考えられます。ですので、「寝室」と「玄関」の2か所に、非常用持ち出し袋をそれぞれ備えておくと安心です。

 

そして忘れてはいけないのが、「クルマ」。出先や、クルマでの移動中に災害に遭うかもしれません。そのためにもクルマにも備えてあると心強いですね。

クルマでの備えは、万が一の時に1日ほどしのげるくらいは用意しておきたいもの。基本の防災セットでおすすめな商品がオートバックスにありました。

基本的なものはセットで揃える

「防災7点セット」というアイテムで、1個1,999円(税抜)。お店では車載グッズのコーナーに段ボール箱に入った状態で売っています。箱の表面にはセット内容が書いてありました。

✔ 難燃性ナップサック

✔ 防寒保温シート(240cm X 160cm)

✔ 緊急ホイッスル

✔ 懐中電灯(電池式)※電池なし

✔ 軍手

✔ 5年保存水(500㏄)1本

✔ ライスるん(非常食・7年保存)1食分

非常用袋_中身①

電池(単三電池4本)を別途用意する必要がありますが、基本的なものは揃っています。定期的に見直すものとはいえ、飲料水は5年、非常食については7年保存できるというのは心強いです。このセットに追加して必要なものを足していくといいでしょう。

非常用袋③

段ボール箱に入れた状態でもよいですが、せっかくなのでナップサックに入れて保管することにしました。それほど場所も取りませんし、いざというときにナップサックであれば背負って持ち出せるので、両手が空いて便利だと思います。

 

東日本大震災から10年。ここ数年は、地震だけではなく大雨などの災害が毎年のように起きています。「防災の日」をきっかけに、改めて防災について考えてみましょう。

 

文 / Masa

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