車内で会議は当たり前!? 新時代の在“車”ワークのススメ
場所にとらわれない働き方ができるテレワーク。近年、働き方改革推進の流れでテレワークを推進する企業が増えてきていますよね。在宅で勤務するときに、新しい仕事場の一つとして注目されているのがクルマです。実は、クルマは移動手段としてだけではなく、使い方によってはワークスペースにもなるんです。テレワークが一般化されつつある今だからこそ知っておきたい働き方をご紹介したいと思います。
目次
自宅で仕事はいいけれど……共働きの在宅勤務問題
新しい働き方の一環で、現在、さまざまな企業がテレワークを推進しています。もちろん、私や夫の勤めている会社も在宅での勤務を推奨中。
在宅勤務のおかげで、通勤時間がなくなり、家族と過ごす時間が増え、やるべき業務に集中できたりと、仕事とプライベートの充実がはかれて最高‼ と思うのですが、我が家には一つだけ問題があるんです……。
それが「在宅ミーティング問題」。
我が家でちゃんと働ける環境が整ったワークスペースは? というと、ダイニングテーブルくらいです。だから夫婦そろって同じ部屋で仕事をするしかありません。無言で黙々と仕事をしているときには全く支障はありませんが、WEBミーティングや電話が入ったときは、どちらが部屋を出ていくのかの探り合いが始まります。
もちろん部屋を去るものには机も椅子も、部屋の温度を快適に保ってくれる名機“エアコン”もありません(泣)。
同じ部屋でもいいのかもしれませんが、お互いに仕事の気が散ってしまったり、また万が一、機密情報などが漏れてしまったりしたら、たとえ身内でも大問題です。そんなわけで、毎日静かな戦いが繰り広げられているのです。
ミーティングのときはどうするの?
そんなときに思いついたのが、在宅のミーティング時にクルマを活用すること。クルマは、究極のプライベート空間。クルマの中なら、相手に気をつかうことなくミーティングに集中できます。
車内で仕事をする場合はクルマを駐車させた状態となりますが、駐車時はエンジンをかけ続けられないので(東京都ではアイドリング禁止)、個人的には、1~2時間くらいのショートタイム利用がいいのかなと思います。
あまりにも長時間だと、暑さや寒さの問題、通行量が多い場所だと人目が気になることもあるかもしれません。特に、真夏は熱中症のリスクからも利用は避けたほうがいいでしょう。
気候のいいときなら、自宅の駐車場だけでなく、停車可能な場所でいつもと気分を変えて、クルマを仕事場として利用してみるのも悪くないですよ!
あると便利な車内用品! 在車ワークグッズ
車内で仕事をするときにあると便利な商品を紹介します。マイカーに積んでおけば、いつでも在車ワークできますよ!
1.車内テーブル
ハンドルにつけるタイプの車内テーブルは、PC一台分のスペースが確保できます。テーブルがあるだけで、WEBミーティングだけでなくタイピングも楽にできるので、在車ワークには欠かせないアイテムです。
2.ポータブル扇風機・USB加湿器
扇風機やUSB加湿器でより車内の空間を快適にしませんか。
便利グッズとして定番化したポータブル扇風機は、車内での仕事でももちろん活躍します。気候が良いときに少し風の通りをよくすると、清々しい気持ちで仕事ができますね。加湿器は電源が必要なのでパソコンに接続して使用すれば、冬の乾燥する時期でも快適です。
3.スマートフォンホルダー
スマートフォンを挟んで固定するタイプではなく、磁力でくっつけるタイプが在車ワークにはオススメ。手に取りやすいところに設置すれば、仕事の電話もワンタッチでスムーズに取れるので、あると便利です。
車内で仕事をする場合、他にも必要なものはいろいろあります。通信するために、Wi-Fiルーターやテザリングができる携帯を用意しておくこと、日除けにサンシェード、目隠しにカーテン、除菌ウェットティッシュなどもあると便利ですね。また、クルマで移動することの多い営業職なら、パソコンやスマホを充電するためのインバーターなどもあったほうがいいと思います。
自分にあった新しい働き方は……
テレワークが浸透してきた今だからこそ、車内で仕事をすることの有用性に気づいた方が増えてきているような気がします。
人それぞれ仕事に集中できる環境は違いますが、これからクルマも仕事場の選択肢の一つになりそうです。今後“移動するオフィス”として、クルマの在り方も変わってくるかもしれませんね。