初心者にもおすすめ! クラフトバンドでちょっとした小物入れを
紙でできているクラフトバンドは、100均で手に入りやすく、特別な道具がなくても手編みでできるので、初心者でも扱いやすいハンドメイド素材です。 散らかりがちなクルマの中で、使いたいサイズに合わせた小物入れをつくるなら、クラフトバンドがおすすめ。縁どりのかわいい小物入れをつくって、クルマの中をスッキリと整理しませんか?
目次
材料・道具
・ クラフトバンド(6m、12本取り)2個
手芸用ボンド/ハサミ/定規/洗濯バサミ/ 鉛筆(チャコペン)
横18cm×縦10.5cm×高さ6cmの小物入れをつくります。スマホやお菓子などが入れられるサイズにしました。
① 横ひも A 42cm ……3本
② 横ひも B 18cm ……4本
③ 始末ひも 10.5cm ……2本
④ 縦ひも 34cm ……7本
⑤ 補強ひも 18cm ……2本
⑥ 編みひも 65cm ……4本
⑦ 縁ひも 65cm ……1本
⑧ 縁ひも(縦半分にカット) 120cm ……2本
それでは、土台・側面・縁取りの順序で、小物入れのつくり方をご紹介します。
土台のつくり方
①横ひもAと②横ひもBを用意。短い②横ひもBの間に、長い①横ひもAを配置し、交互に並べます。これが土台になります。
つづいて、③始末ひもをとり、土台の両端にボンドで接着します。
裏返し、土台を挟んで③始末ひもの裏に、2本の④縦ひもを接着します。貼りつけるときに、縦ひもの中心と土台の中心を合わせましょう。
表面に戻したら、土台の内側に新たな縦ひもを編み込みながら、ひもを通します。さらに、隣の縦ひもと編み込む段を変えて、全ての縦ひもを通します。
縦ひもの長さ、網目の幅が均一になるように整えます。
ひもがズレないように、上下をボンドで固定します。
土台の上下を⑤補強ひもで接着したら、土台のできあがり!
側面のつくり方
編みひもを通すため、土台から出たひもを折り、すべて立ち上げます。
⑥編みひもを1本手に取り、1段目を編んでいきます。編み始めのひもの先端を洗濯バサミでしっかりと固定しましょう。
編み込みながら、一周します。
【ポイント】
・編みひもがズレないように、ところどころ洗濯バサミで固定しましょう。
・角の部分は、しっかりとクラフトバンドを折り、直角にしましょう。
・力を入れすぎるとカゴの形が歪んでしまうので、上下左右に隙間をつくらないようにゆるく編みましょう。
1段目の最後は、立ち上げたひもで編みひもの先端が隠れるようにカット。編みひもの先端にボンドをつけて、編み始めと編み終わりを貼り合わせます。
2段目は、1段目と互い違いにして、同じように編みます。4段目まで編みましょう。
4段目まで編んだら、立ち上げたひもを内側と外側の交互になるように折り曲げます。
折り曲げたひもは、側面の網目に差し込むため、網目に隠れる長さにカット。
外側も内側も同じように、網目に差し込みます。
すべてのひもを網目に差し込むことができたら、側面のできあがりです。
【ポイント】
差し込んだひもがズレてしまう場合は、ボンドで網目に固定すると見映えがいいです。
縁どりのつくり方
⑦縁ひもを手に取り、側面の一番上の段に重ねてぐるっと一周させます。ひもの巻きはじめと終わりは、2cmほど重なるところでカットして接着しましょう。
次に⑧縁ひもを用意します。クラフトバンドを縦半分にカットしています。
カゴの一番上の段に、外側の下から内側に向かってひもを通し、2〜3cmほどひもの先端を内側に残します。もう片方の先端は、内側から右隣の網目にひもを通して、ひっぱりましょう。
【ポイント】
このとき、ひもが太くて編みづらいと感じたら、ひもを網目から一度抜いて、さらに細くなるようにひもをカットしましょう。
巻いたひもがズレないように、ところどころ洗濯バサミで固定。ひもを内側から外側へ通すのを繰り返して、ふち全体をぐるぐる巻きにします。
内側でキレイに重なるように、ひもをカットしてボンドで接着します。貼り合わせたら、洗濯バサミで固定。
次は、残りの半分のひもを同じ要領で内側から外側にひもを通し、2〜3cmほど先端を残して、左にぐるぐる巻いていきます。
【ポイント】
・外側からひもを内側に差し込み、左回りに巻く方法もあります。作業しやすいやり方でOK!
・外側から見たときに縁ひもがクロスするとできあがりがキレイです。
巻きはじめと終わりを内側にくるようにカットして、ボンドで貼り合わせて固定したら、完成です!
手づくりの小物入れで車内をスッキリ整理
クルマの中にクラフトバンドで手づくりした小物入れを置いてみました。
クルマの中で置き場に困るスマホや小物類。
スマホがすっぽり収まるサイズの小物入れがあるだけで、スッキリと整理することができます。
クルマのシートサイドに差し込み固定する「車用サイドポケット」といった商品もあるので、これを参考にカゴの底面を工夫したら、ちょっとくらいの揺れでも安心して使うことができそうですね。
手づくりだからこそのあたたかみ
初心者でも扱いやすいクラフトバンド。編み方や色の組み合わせをちょっと変えるだけで、小物入れのバリエーションがグッと広がります。自分の好みのものがつくれるのもクラフトバンドのよさですね。
それに、手づくりだからこそのあたたかいフォルムと雰囲気が、なんとも愛らしくて、近くに置いているだけで、心を和ませてくれます。
小物をスッキリと整理できるだけでなく、やわらなか雰囲気のあるクラフトバンドの小物入れがあれば、車内がパッと明るくなりますね。