温かい飲み物が車内でつくれる「くるま用ケトル」
車中泊やロングドライブのときに、火を使わずに気軽にお湯を沸かすことができたら便利ですよね。冬はもちろん、夏はカーエアコンを多用していると逆に身体が冷えてしまって、温かい飲み物を欲しくなることがあります。そんなときに便利なのが、車内で簡単にお湯を沸かすことができる「シリコンボトル電気ケトル(くるま用ケトル)」。季節に関わらず活躍する「くるま用ケトル」がどんなものか、実際に体験してみました。
目次
「くるま用ケトル」ってどんなもの?
クルマ用の保冷/保温グッズといえば、クーラーボックスや保冷剤をはじめ、数多くの商品が販売されています。でも、意外と少ないのが保温用品。最近は、どこへ行ってもコンビニや道の駅が点在しているので、温かい飲み物や食べ物が欲しくなっても比較的簡単に手に入りますが、長距離ドライブや車中泊をしていると、温かいお湯を手に入れるのは意外と難しいことがあります。
今回ご紹介する「シリコンボトル電気ケトル(くるま用ケトル)」は、そんなときに重宝するクルマ用の電気ポット。水さえあれば、どんなところにいてもお湯を沸かすことができます。車中泊はもちろん、例えば、ドライブの休憩中に、温かい飲み物やカップ麺をつくることもできるので、ひとつ持っているととても便利なグッズです。
たためてコンパクトに収納できる!
「くるま用ケトル」は、湯沸かしポットの機能に加え、ケトルの胴体部分の素材にシリコンを使っており、そこを蛇腹構造にすることで伸縮できるようになっているのが最大のポイント。この構造のおかげで使用しないときには折りたたんでコンパクトにできるので、車内に置いてもあまり邪魔になりません。
また、本体の底部分はドリンクホルダーにすっぽり入る形状になっているので、車内で転がったりせず、不衛生だったり、危険になることはありません。とはいえ、お湯を沸かしながら走っていると、何かのはずみで「くるま用ケトル」が転倒して熱湯がこぼれてしまう可能性があるので、運転中は使用しないでください。
使い方はカンタン! ケトルに水を入れて電源プラグを入れる
「くるま用ケトル」には、最大で500mlの水を入れることができます。カップ麺ならば1杯、コーヒーならば約2.5杯分のお湯を沸かせます。
使う前にはあらかじめ取っ手の下部に単4電池を2本セットしておきます。お湯を沸かすときは、本体の蛇腹部分を伸ばして上部のキャップを外して水を注入。しっかりキャップを閉めて、付属のコードでアクセサリーソケットに挿せば準備は完了です。
温度設定は2段階の調整ができて便利
準備ができたら、取っ手の上部にあるタッチスイッチを操作して温度設定などを行います。操作は1回タッチで現在の温度が表示され、2回タッチで50℃に加熱、3回タッチで95℃に加熱の設定ができます。温度設定が2段階あるので、ぬるま湯が欲しいときも便利です。
ランプ点灯で動作状況の確認
「くるま用ケトル」の下部には薄赤色のLEDランプも装備されています。ここは電源が入ると1回点灯、加熱中は点滅、消灯で湯沸かし完了を知らせてくれるので、沸かし忘れや電源の消し忘れを防止してくれます。
お湯が沸くまでの時間は、水量、水温、車内の温度などによって変わりますが、仕様では湯沸かし温度を95℃に設定し25℃の水を500ml沸かす際は、約25~35分程度かかるとされています。しかし、実際に沸かしてみると、仕様よりもかなり早く沸く印象!
アウトドアでも活躍してくれるスグレモノ!
「くるま用ケトル」の取扱説明書では『本製品は車内専用です。屋外での使用はできません。』と記載してあります。しかし、屋外でアウトドア用のポータブル電源を使用してお湯を沸かすことができれば活用範囲がグッと広がる思い、メーカーに問い合わせてみました。
その結果、「くるま用ケトル」の電流容量は最大8Aなので、それ以上の電流容量を持った電源を使用するならば屋外で使用しても問題ないとの回答!
通常、アウトドア用のポータブル電源のアクセサリーソケットの容量は8~10A程度のものが主流なので、ほとんどのポータブル電源で使用することができそうです。そこで早速、ポータブル電源を使用して湯沸かしをしてみましたが、何の問題なく沸騰しました。
今回ご紹介した「くるま用ケトル」は、走行中の使用は控えた方がいいのですが、休憩場所や目的地で停車中に車内で湯沸かしができるほか、ポータブル電源を持っていればデイキャンプやバーベキューなどアウトドアでも使用できるので、実際に使ってみると想像以上に便利! 「くるま用ケトル」は、アクティブなクルマユーザーにはピッタリのグッズなので、ぜひチェックしてみてください。