ケーブルの抜き差し不要! 置けば充電できる「ワイヤレス充電トレイ」
ケーブルを差し込まなくても充電できる「ワイヤレス充電器」。こまめに充電が必要なスマホと相性がいい、便利なアイテムです。ワイヤレス充電器はさまざまなタイプが市販されていますが、使う場所や使い方によって自分に合うものを選べるといいですよね。トレイタイプならポンと置けて、運転中でも滑り落ちないので、クルマの中でも安心して使用できますよ。
目次
ケーブルの抜き差しが面倒という方におすすめ
スマホを使っている人は、ほぼ毎日バッテリー残量や充電のことを気にかけているのではないでしょうか。充電は必要なこととはいえ、いちいちケーブルを抜き差しするのは面倒ですよね。
充電ケーブルは100均や家電量販店でも買えますが、使っているうちに中で断線し充電できなくなることも……。さらにケーブルが絡まったり、収納のときにゴチャゴチャしたり、毎日のこととなるとわずらわしいものです。そんな方におすすめなのが、ワイヤレス充電器。
ワイヤレス充電器にはスタンドタイプ、トレイタイプ、ホルダータイプなどいろいろな種類があり、デザインや機能面で選べるのが魅力。車内で使いやすいものとしては、トレイタイプがおすすめなんです!
クルマでもお家でも使える! トレイタイプのワイヤレス充電器
トレイタイプの「ワイヤレス充電器すべり止めトレイ SC-10」は、シンプルなデザインで、触り心地もやわらかいシリコン製。底面にはシボ加工があり、フチつきなのでスマホがトレイからすべり落ちる心配はありません。
大きさは縦180mm×横102mm×高さ19mmと、ほとんどのスマホよりひと回り大きめのサイズです。
トレイ本体の端子はUSB タイプCで、タイプA→タイプCのUSBケーブルが付属しています。それぞれのケーブル端子を差し込めばすぐに使うことができ、Qi(チー)規格のワイヤレス充電に対応するスマホをトレイに載せると青いランプが点灯し、充電が始まります。本体以外はUSBケーブルのみなので、クルマで使うときには、別途USBソケット付きのカーチャージャーが必要です。
ワイヤレス充電器って、どんな仕組み?
「ワイヤレス充電器すべり止めトレイ SC-10」は、ワイヤレス充電の国際標準規格「Qi(チー)」に対応しています。
「Qi」には「電磁誘導方式」という磁束(磁界)を発生させて電気を送る技術が使われていて、スマホにある受電用コイルで電気を受け取ります。充電コードを送電用コイル(充電器)に接続して電気を流すと、磁束(磁界)が発生します。そこに受電用コイル(スマホ)を近づけると、電磁誘導によって電圧が発生して充電が始まる仕組みです。
ワイヤレス充電器のメリットとデメリットは?
実際にワイヤレス充電を使ってみて感じたメリットとデメリットをまとめました。
メリット1 : 手軽に充電できる
ポンと置くだけなのでとにかく手軽です! これまで運転中に充電するときにはケーブルを使っていましたが、クルマを降りるときにいちいち抜いて、運転前には差さなくてはいけないのが手間でした。トレイなら降車時にもサッと手に取れます。
メリット2 : ケーブル端子が異なるものでも充電できる
ワイヤレス充電(「Qi」規格)に対応しているスマホであれば、ケーブル端子が違っても充電できます。いろいろな種類のケーブルを用意しなくていいので便利です。
メリット3 : ケースを付けたままでも充電できる
「ワイヤレス充電器すべり止めトレイ SC-10」は、厚さ2mmまでのケースならつけたままで充電できます。わたしのiPhone11にはガラスとシリコンが使われているケースを付けていますが、問題なく充電できました。
デメリット1 : ケーブルよりも充電スピードが遅い
ワイヤレス充電は電気をいったん磁束に変換する仕組みですので、どうしてもロスが発生してしまい、ケーブルでの充電より時間がかかります。
デメリット2 : 金属製のスマホケースやアクセサリーをしていると使えない
電磁場を通して給電を行う「Qi」規格は、金属に対して電波干渉を起こしてしまいます。金属製のケースを装着していると、正常な給電が行えないだけでなく、スマホが発熱する危険性があります。
デメリット3 : 夏の車内に置きっぱなしは要注意
スマホと同じく熱に弱いので、使わないときは電源コードを抜いておきましょう。また、夏にクルマの中に置きっぱなしにすることはできません。
ワイヤレス充電を便利に使いこなせば、車内がスッキリ!
スマホを置くだけで充電できるワイヤレス充電器は、クルマの中でもお家でも大活躍の優れものです。トレイをスマホの定位置にすれば、「どこに置いたっけ?」 と探すことも減りそうですね。ワイヤレス充電に対応しているスマホをお持ちなら、一度使ってみてはいかがでしょうか。
文・写真/Ayako