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公開:2021.10.12
更新:2021.10.12

長野のワイナリーでドローンフライトを楽しむ

毎年秋にワイン好きの友達と、長野県東御市のワイナリーにブドウの収穫ボランティアに参加しています。空からブドウ畑を眺めてみたいと思い、ドローンを準備して向かいました。

目次

ワイナリーへの道のり

都内をクルマで出発して3時間弱、上信越自動車道の東部湯の丸インターを降り、さらに10分ほど走ると、千曲川に面したなだらかなブドウ畑が広がり、ワイナリーの「リュードヴァン」に到着。周辺には他にも45件のワイナリーがあり、最近では千曲川ワインバレーと呼ばれています。

いつもは自分のクルマで運転するのですが、今回は友達のクルマに乗せてもらうことになり、久しぶりの助手席。景色をじっくり眺め、換気のために少し開けた窓から舞い込む秋の香りを楽しみながら向かえたのが新鮮です。

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収穫ボランティア

ここで育てているワイン用ブドウの品種は、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールなどがあります。今回の収穫品種は、世界でもっとも栽培されているカベルネ・ソーヴィニヨン。切り取った房から、“選果(せんか)”といって傷んだ果実を弾く作業をしていきます。

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ブドウ畑に囲まれてピクニックランチ

ようやくお待ちかねのランチタイム!

収穫ボランティアの合間には、ブドウ畑の中でワインやシードル(リンゴ酒)を飲みながらのピクニックランチを楽しみます。 ピクニックランチの場所までブドウ畑の中をクルマで移動しました。

 

いつもは運転手だったので、今まで我慢していたぶん楽しみが増します。また、例年よりも参加者を限定し、少人数だったので、オーナーさんにワイン造りについていろいろ教えていただけて、学びも得られました。

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澄んだ空と柔らかい日差しの中、ワインが振る舞われます

ここで、ランチの様子をドローンで空撮しようと思い、離陸、上昇させてみると、上空の風が強くドローンがあおられてしまいました。ワンショットだけなんとか撮れましたが、これ以上は飛行困難で断念。大きいサイズの重いドローンであれば、強風に耐えることができたのでしょうが、わたしのドローン(DJI社のTello)は、手のひらサイズで80gと小さなドローンなので、風が強いと落下してしまいます。

ランチを楽しみながら、風が落ち着くのを待つことにします。

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強風の中撮影できたワンショット

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手のひらサイズのドローンは DJI社のTello

収穫の合間にドローンフライト

ランチの後、午後も収穫が続き、もくもくと選果作業。少し風が落ち着いてきたので、丘の低い位置からドローンを飛行させてみることにします。

 

ドローンを畑に置いて、スマホに入れた操作アプリの画面で離陸ボタンを押して……機体がゆっくり上昇し……5mほどの高さでホバリング。画面にはブドウ畑の中にいる自分が写ります。

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ドローンを少し旋回させると、併設のカフェや醸造場が見え、反対側に旋回させると、広い畑の中で綺麗に整列しているブドウの木。自然の恵みを受けながら丁寧にワインがつくられていることが実感できます。

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ブドウの木に沿って前後に飛行させてみたり

少し前に空撮デビューを果たしたばかりのドローン初心者ですが、今回もスムーズに飛行させることができました。

 

もちろん飛ばす前の準備として、ドローンを飛行させて良いエリアかどうかの確認が必要です。人口密集地では飛ばしてはいけないので、飛行可能エリアを確認するアプリ「ドローンフライトナビ」で調べると便利です。今回の長野県東御市は、飛行可能なエリアであることを確認し、ワイナリーの方にも許可をいただきき撮影しました。

 

その後はブドウ収穫の続き。だんだんと夕陽に照らされるブドウ畑に身を置いて、残りの自然と触れ合うひとときを楽しみます。

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収穫されたブドウはこれから仕込みの工程に入り、ブドウ畑は来年の実りに備えた冬支度が待っています。

クルマなので、重さを気にせずワインのお土産選び

帰る前に、ワイナリー併設のカフェで試飲をしながら自分用のワイン選び。今回は思い切って6本購入! 重さを気にせずたくさんワインを買えるのも、クルマ移動の良いところ。

そして、とっぷり日もくれて、他の参加者の方々も帰られたので、我々ものんびり帰路につきます。

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東京に戻っても、今回のワインを家でいただくときには、空から見たブドウ畑を思い浮かべながら飲めると思うと楽しみです。ワインがつくられる風土を知り、好きな気持ちがアップしました。

またドローンと一緒にいろいろな場所にドライブをして、空から眺める景色で新しい発見をしていきたいと思います。

 

リュードヴァン:https://ruedevin.jp

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