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公開:2021.10.15
更新:2021.10.27

愛犬家必見! 安全・快適なドライブするために守りたいこと

日々のお散歩をはじめ、ドッグランやドッグカフェなど、愛犬家にとってワンちゃんとのお出かけはとても楽しいもの。ときにはクルマに乗せてお出かけすることもあると思いますが、誤った乗せ方をしてしまうと、ワンちゃんが危険な目にあったり、最悪の場合は事故を誘発することもあります。そこで今回は、ワンちゃんと安全・快適にドライブするための方法について紹介します。

目次

運転中も「いつもそばに……」はNG!

愛犬家にとってワンちゃんは家族の一員であり、とても大切で愛おしい存在。それゆえ、クルマでお出かけするときも、常に目の届く近い位置に乗せてあげたいと思うのは当然のことです。

 

このこと自体は悪いことではないのですが、例えば膝の上に乗せながら運転してしまうと、ワンちゃんに気を取られて運転に集中できず、最悪の場合は事故に繋がってしまうことがあります。また、急ブレーキの際にワンちゃんが投げ出されて、ケガをするかもしれません。

このような事態に陥らないためにも、クルマにワンちゃんを乗せるときは、安全な場所に適切な方法で繋いでおくなど、何らかの工夫が必要になります。

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可愛いから、吠えてしまうから、せがまれるからといって膝の上に乗せて運転するのは大変危険! このような行為は絶対避けるようにしましょう

大切だからこそ、ドライブ中のワンちゃんにもしっかり安全対策を

配慮するべきポイントは、ワンちゃんが固定されていること、運転者の視界や運転操作を妨げないことです。

 

乗車中のワンちゃんの乗せ方については、残念ながら法令では明確に規定されていません。赤ちゃんをチャイルドシートに座らせるように、走行中に窓から身体を出さないように、ワンちゃんにも責任と愛情をもってドライブ中の居場所をつくってあげたいですね。

 

また、ワンちゃん自体に対する法令はないものの、動き回って運転者の視界の妨げになると判断された場合は、道路交通法違反となる可能性もあります。運転者が安全に運転できる状態であるかも考えましょう。

ベッドやケージに入れておいてもフリー(未固定)では不十分

ワンちゃんを乗せてひとりで運転しているときは、常に様子が見える助手席に乗せておきたいもの。そう考えてベッドやケージを用意して、助手席にワンちゃんを乗せている方も多いと思います。ただ、この方法ではワンちゃんが動いてしまいますし、ベッドやケージに入れておいても、固定されていないと急ブレーキなどの際に座席から落ちてしまう可能性があるので、安全とはいえません。

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助手席ならば目が届きやすく、飼い主にとっては安心ですが、未固定では急ブレーキ時に対応できないので、この方法では不十分です

同乗者の有無やワンちゃんの大きさによって乗せる場所を考えよう

一言でワンちゃんといっても数多くの犬種があり、大きさや性格もさまざま。基本的には大きさによって乗せる場所は決まってきますが、同乗者の人数や荷物の有無によっても変わってきます。

大きなワンちゃんの場合は、助手席だと視界の妨げになるケースもあるので、運転席から離れた後部座席かラゲッジルームがおすすめ。ただし、長時間のドライブになると、さらに別の方法を考える必要があります。

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大きなワンちゃんは運転席から離れた後部座席やラゲッジルームに乗せるのがベスト。短めのリードで繋いでおいた方がいいでしょう

長時間ドライブの際はケージやハーネスを利用するのがベスト!

ワンちゃんと一緒に長時間ドライブなどをする場合は、人にもワンちゃんにもできるだけ負担の少ない乗せ方をするようにしたいもの。こんなときは、この2つの方法がおすすめです。

 

■ ケージを利用する

ケージに入れると、ワンちゃんが可哀想と思うかもしれませんが、実はこの方法が一番安全で確実な乗せ方。ただし、ケージに入れておくだけでは急ブレーキの際にケージごとワンちゃんが落下する危険性があるので、シートベルトを利用してケージを固定しておけばより安全です。

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ケージ + シートベルトならば、人ひとりとワンちゃんでお出かけする際も安心です

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ラゲッジルームに大型のケージを乗せると大型犬にも対応可能。トイレも置けるので、長時間ドライブでも安心できます

■ ハーネスを利用する

ケージが手元になかったり、吠えてしまうなど何らかの理由でケージへ入れられない場合は、後部座席やラゲッジルームに乗せて短めのリードで繋いでおく方法もあります。最近は首輪の代わりに胴体までホールドするハーネスも販売されているので、こちらの方が首輪+リードよりワンちゃんに負担が少なく安全です。

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ハーネスの取っ手にシートベルトを通して固定した状態。この方法ならばケージを用意する必要がないので、近所のお出かけでも手軽に実践できます

人がクルマに乗る際は、シートベルトやチャイルドシートの装着など安全対策が義務付けられていますが、大切な家族の一員であるワンちゃんにも同じように安全対策をしてあげたいもの。あらかじめ、ケージやハーネスに慣れさせておくなどワンちゃんの負担を少なくしてあげるといいですね。クルマに乗せて出かける際は、必ずケージやハーネスで安全対策を万全にして、ワンちゃんとの楽しい時間を過ごしましょう。

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