狭い空間だからこそ、クルマの中は清潔・快適な状態をキープしたいですよね。しかし習いごとや運動した後の子どもの汗や、テイクアウトした食べ物の臭いなど、気がつくとクルマの中はいろんな臭いでいっぱい。寒暖が厳しいときや雨などで窓を開けて換気できない状況が続くと、臭いが入り混じってさらに大変なことに。

そんなときに役立つのが、「DENSO 車載用プラズマクラスターイオン発生機」です。一度は耳にしたことがある「プラズマクラスター技術」は、シャープ独自の空気浄化技術。自動車部品メーカー・デンソーが手掛けた車載専用のイオン発生機と聞くとなんだかすごそう。振動や高温といった厳しい環境でも使えるよう開発されたとのことで、車内の消臭効果が期待できますね！

DENSOの車載用イオン発生機は500mlペットボトルぐらいの大きさで、クルマのドリンクホルダーにすっぽり収まります。

使い方はいたって簡単。まず付属されているUSBケーブルとカーアダプターを接続し、アクセサリーソケット（シガーソケット）に挿し込みます。あとは本体にUSBケーブルを接続して、スイッチをオンにするだけ。

稼働音はエンジン音より小さく、もっともパワフルな「ターボプラス」モードでも気になりません。またアダプターは2ポートUSBが差し込めるので、同時にスマホの充電もできてありがたいですね。

車載用イオン発生機はコンパクトなので、お家でも使えます。USBケーブルがつながればOKなので、自宅やオフィスでのデスクワーク時にも手軽に利用できます。

お手入れは1か月に1回程度。本体下部のフィルターカバーを外し、ほこりを掃除機で吸い取るだけです。

メーカーのDENSOによると、プラズマクラスターイオンには4つの効果があるとされています。

✔ 浮遊カビ菌を除菌
✔ 浮遊ウイルスの作用抑制
✔ 静電気を抑制
✔ お肌にツヤを与える
出典：「プラズマクラスター」技術で実証している主な効果｜DENSO

車載用イオン発生機から飛び出た高濃度のプラズマクラスターイオンは、カビ菌やウイルスに付着して臭いの原因の作用を弱めるそうです。

イオン発生機は空気清浄機と間違われることもありますが、汚れた物質を機体に取りこむ空気清浄機とは、仕組みが異なります。イオン「発生」の名の通り、プラズマクラスターイオンを放出するのだそう。（参考：プラズマクラスターイオン発生機と空気清浄機との違いは何ですか？｜DUSKIN）

車載用イオン発生機には、静音／中／ターボプラスの3つのモードがあります。ターボプラスにした状態で吹出口のあたりに手をかざすと、勢いのいい空気の流れが……。雨の時期に使ったときは、ジメジメした車内の空気が軽くなったように感じました。

ちなみに静電気の除電効果やお肌の水分量アップも確認されています。私は冬場以外でもクルマのドアノブに触れると「バチッ」となりがちなため、冬の季節は、特に除電効果に期待大です！

車内6大付着臭として体臭、タバコ臭、カビ臭、食べ物臭、汗臭、ペット臭が挙げられます。メーカーにより実施された消臭試験では、クルマと同じような広さの閉鎖空間に、6大付着臭の元となるさまざまな物質と車載用イオン発生機を置き、消臭の度合いを測定したところ、効果が発揮されたとの発表がありました。

自分でも簡易的に、車載用イオン発生機の消臭がどの程度か確認してみました。メーカーの試験内容を参考にして、車内でハンバーガーを食べたあとに車載用イオン発生機をターボプラスモードで稼働。

消臭効果が出るとされる20分経過後、一度車外に出てから臭いをチェックすると、食べ終わった直後よりもやや臭いが和らいだように感じました。個人的には、服についた臭いも気にならなくなったように思います。

メーカーによると、プラズマクラスターイオンは運転手の気持ちにも作用するとのこと。車載用イオン発生機を作動させ、約90分間クルマを運転したところ、運転手の脳波から集中力の高まりが確認されたそうです。同時に、ストレスが溜まりにくいという結果も得られています。

運転するときは常に周囲に注意を払って、集中していますよね。プラズマクラスターイオンで気持ちを落ち着けることは、安全運転のためにもつながりそうです。また在宅ワークのときに使えば、普段よりも作業に集中できるかもしれません。

家族や友人などみんなが乗るクルマには、汗や体臭、食べ物などの臭いはつきものです。そのためには車内空間を快適にしてくれる車載用イオン発生機を、ぜひ用意しておきたいものですね。車内環境が快適だと、ドライブもいっそう楽しめますね。

文・写真／はるまき