手洗い? 洗車機? あなたに合ったオススメの洗車方法は?
大切なクルマは、いつもキレイにしておきたいもの。毎日使っていれば汚れるのは当然ですが、ずっと車庫に停めていても自然と汚れてしまうので、美しさを保つためには定期的に洗車を行う必要があります。とはいえ、どんな風に洗車をしたら良いのか分からない方もいるでしょう。今回は、さまざまな洗車方法を紹介するとともに、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。
目次
洗車方法は大きく分けて4つ
ひとことで洗車といっても自分でやるケース、専用の機械を使うケース、プロにお任せするケースなど、さまざまな選択肢があります。ここでは、どのような洗車方法があるのか簡単に説明します。
●自宅での手洗い洗車
ガレージ付きの戸建にお住まいの方、マンションなどの集合住宅にお住まいであっても、専用の洗車スペースがある場合は、自宅での手洗い洗車が可能です。
自宅で手洗い洗車をする場合は、思い立ったときに手軽にできる点が最大のメリットです。わざわざ洗車場、ガソリンスタンド、カーショップなどへ出向く必要がなく、洗車用品さえあれば、1回あたりの費用は水道代だけと最も安く済みます。
季節のいいときは、お子さまと水遊び感覚で楽しむのもオススメ。手間をかけた分、クルマに対する愛着がわくのも、自宅での手洗い洗車のメリットといえます。
一方で、真夏や真冬の洗車は、厳しい暑さ・寒さに耐えなくてはなりません。手作業が面倒というズボラな方にもあまり向かないかも。季節のいいときだけ、手洗い洗車をしているという方も多いかもしれませんね。
また、カーシャンプー、洗車用スポンジ、ホース、バケツ、ウエス(布)などの洗車用品をそろえておく必要があるので、ある程度の初期投資や収納場所を考えなければなりません。
手洗い洗車は、季節のいいときに運動や遊びとして楽しむのがオススメです。
●門型洗車機による洗車
通称「洗車機」といわれている門型洗車機は、ガソリンスタンドや洗車場、カー用品店などに設置されているので、多くの方は見たことがあると思います。門型洗車機は軽自動車からSUVやワンボックスカーのような大きなクルマまで対応していて、洗車コース(水洗い、シャンプー洗車、ワックス洗車など)を選んでお金を投入すると、自動的に洗車が始まって水滴飛ばしまでやってくれます。
基本的に洗車用品は不要ですが、終わったあとも若干水滴が残っているので、最後に軽く拭き上げ作業が必要です。
所要時間は10~15分程度と短時間なので、自宅に洗車スペースがない方や忙しい方には、とても便利な洗車方法です。
ちなみに、筆者は背が高くて大きな4WD車に乗っているので、手間を省くために水洗いは門型洗車機を利用して、拭き上げなどの仕上げ作業は自宅で行っています。また、寒い時期は水を触らずに済むので、冷たい思いをすることがなく、ここも門型洗車機のメリットといえます。
●セルフ洗車場での洗車
洗車好きの方なら利用したことがあるかもしれませんが、高圧洗浄機、門型洗車機、掃除機、フロアマット洗浄機、拭き上げスペースなどが用意されたセルフ洗車場を利用するのもひとつの手。作業はすべて自力で行うので、カーシャンプー、バケツ、洗車用スポンジ、ウエスなどの洗車用品を持参する必要があるほか、現地までクルマを走らせて出向く必要があります。
セルフ洗車場では、まず高圧洗浄機でクルマ全体の汚れを軽く落としてから、カーシャンプーと洗車用スポンジを使って洗車。その後、再度高圧洗浄機で水洗いをするのが基本。シャンプーやワックスがセットになったコースもあるので、必要に応じて使い分けましょう。
ただし、高圧洗浄機は圧力が高いので、噴射ノズルが暴れないようにしっかり持っておく必要があります。とはいえ、高圧のスプレー水でホコリや泥を一瞬のうちに吹き飛ばしてくれるので、泥道や雪道を走ったあとの付着した頑固な汚れを落としたいときは大変重宝する洗車方法です。
●プロにお任せの手洗い洗車
クルマに乗っている方の中には自宅に洗車スペースがなかったり、セルフ洗車場が近くになかったり、門型洗車機でもたついて後ろの人に迷惑をかけてしまったら……など、さまざまな理由で洗車難民になっている方もいるはず。もしくは、大切なクルマのケアはプロに任せたいと思っている方もいるでしょう。
そんな方にオススメなのが、カーショップ、ガソリンスタンド、ボディケア専門店などのスタッフによる手洗い洗車。洗車のプロが、専用の器具やシャンプーを使って丹念に作業してくれるので、安心して任せられるうえ、仕上がりも抜群です。
当然ながら、プロにお任せなので一切手間要らずで、洗車スペースや洗車用品も不要です。その分、相応の費用がかかります。費用は基本的にクルマのサイズや店舗によって異なってくるので、事前に確認しておくとよいでしょう。また、基本的には予約が必要になってくるので、こちらもあわせてWEBなどで確認しておきましょう。
今回は、さまざまな洗車方法とそれぞれのメリット・デメリットについて紹介しましたが、クルマを持っていれば洗車の機会も出てきて、その都度、多少の手間や費用がかかります。
そんな洗車も、寒い時期は門型洗車、暑い時期は子どもとプール気分でセルフ洗車、帰省前にはプロにお任せの手洗い洗車、ドライブ後は労りを込めて自宅で手洗い洗車など、シチュエーションに応じて手段を使い分ければ、いつでも楽しく洗車できるのではないでしょうか。
いつでもクルマの美しさが保たれていれば気分は軽やかになり、クルマでのお出かけがさらに心はずむものになりそうです。定期的な洗車でクルマをケアし、日々のクルマライフを楽しんでいただければ幸いです。