夜の交通道路

公開:2023.2.10
更新:2023.2.10

明るいライトは交通安全につながる! クルマには明るく長寿命のLEDライトがおすすめ

夜間に運転するときは、ヘッドライト(前照灯)がしっかり前方を照らしてくれていると、安心しますよね。クルマのライトにはハロゲン/HID/LEDの3種類があり、最近では明るく長寿命のLEDライトが人気です。新車に装着しているライトにLEDが採用されたり、ハロゲンライトからLEDライトに交換したりすることが増えています。ライトが明るいと、ドライバーの視界確保がしやすいだけではなく、周囲の自動車や歩行者も自車の存在に気づきやすくなり、交通安全にもつながります。

目次

夜間の運転は必ずライト点灯!

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昼間は通り慣れた道でも、夜間だと雰囲気が違っていて運転に戸惑ってしまった経験はありませんか? 周囲の明るさの違いは、運転のしやすさにも大きく影響しますよね。

 

暗い夜間の運転には、ライトの点灯は必須です。

ライトを付けずに夜間(日没時から日出時までの時間)に自動車を運転するのは、道路交通法(第五十二条)に違反します。無灯火走行はもってのほかですが、ライトの寿命が近づくとライト点灯していても暗く感じることがあります。

 

ライトが暗いと感じるときや切れてしまったときは、ライトを交換しましょう。ライトを交換するときに知っておきたい基礎知識やおすすめのライトの種類についてお伝えします。

Car low-beam and high-beam light bulbs in your hands

クルマのさまざまな場所に使われているライト

クルマには、ヘッドライト(前照灯)のほかにも、フォグライト(前部霧灯)、ポジションランプ(スモールライト、車幅灯)、ルームランプ(室内灯)など、さまざまな場所にライトが使われています。

自動車のライトの種類

ライト名称の一例。ほかに、ブレーキランプ、ウィンカー(前後)などがあります

車種や取り付ける場所によってライトの形状が異なっているので、自分のクルマに適合するものを選ぶ必要があります。

新車のときに装着しているライトの形状や種類は、車検証を見ながらこちらのサイト(日星工業株式会社 車種別電球適合表)で確認できます。形状がわかったら、次はライトの種類を選びます

ライトの種類は、ハロゲン/HID/LEDの3種類

ライトの種類の違い3

クルマのヘッドライトなどに使用されている代表的なライトには、ハロゲン/HID/LEDの3つの種類があります。

 

この中で一番古くからあるのは、白熱球と同じ仕組みの「ハロゲン」です。価格帯は安いものの、ほかの2種類と比べて暗く、寿命が短くなっています。

「HID」は、ディスチャージランプとも呼ばれており、ハロゲンよりも長寿命で、非常に明るいのが特徴です。しかし、価格が高いことと、十分に明るくなるまでの立ち上がりに数秒ほどかかるのが難点です。

 

そこで最近注目されているのが、発光ダイオードを使用した「LED」です。価格はハロゲンに比べて高いものの、省電力で長寿命、すぐに安定した明るさとなることから、自動車用のライトとして人気です。

ハロゲンからライト交換するなら、LEDがおすすめ!

ライトの種類がハロゲンだった場合には、LEDに交換することが可能です。

ライトは、形状や種類のほかに、明るさ(ルーメン)や色温度(ケルビン)などで選んでいきますが、同じ色温度であっても、下の写真のようにハロゲンとLEDでは見えかたが大きく違ってきます。

ハロゲンライト点灯時

ハロゲンライト点灯時(色温度6,500K)

LEDライト点灯時

LEDライト点灯時(色温度6,500K)

同じ6,500Kの色温度でも、LEDのほうがより遠くまで明かりが照らされているのがわかるかと思います。

 

LEDは、ハロゲンと比較して価格は約2~3倍と高いものの、寿命も約2~3倍と長いため、使用期間で考えると、総合的にはコストパフォーマンスは悪くありません。現在ハロゲンが付いているのなら、次のライト交換のときには、LEDにするのがおすすめです。

 

新車装着時がHIDの場合は基本的にHIDへの交換しかできませんが、最近はLEDに変更できるものも出てきました。また、新車装着時がLEDだと、ほかの種類に変更できないこともあります。

 

自分のクルマにLEDが取り付けられるかわからなければ、車検証を持ってオートバックスなどのカー用品店に行き、スタッフに相談してみてくださいね。

Blurred night road in fog. Green foliage on the background of a blurred road.

明るいライトで自分も周囲も交通安全

夜間の運転には、ヘッドライトの明かりが頼りです。

クルマのライトが明るいと、ドライバーが運転しやすくなるうえに、周囲にいる自動車や歩行者なども自車の存在に気づきやすくなります。早い段階でお互いの存在に気づくことができれば、交通安全にもつながります。自分のクルマのライトはいつも明るく保ち、夜間でも安全に運転したいものですね。

 

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