ワイヤーとひもだけで気軽にチャレンジできる! ワイヤーガーランドのつくり方
室内装飾インテリアの定番、ガーランドには、ドライフラワーや旗をもちいたデザインなど豊富な種類があります。今回はハンドメイドマーケット『minne』の作家 chimachima.さんに、簡単にワイヤーのみで仕上げられる「ワイヤーガーランド」のつくり方をご紹介いただきました。クルマの助手席や運転席の後ろに飾れば、後部座席に座るお子さまも楽しめます。ゆらゆら揺れる様子に心癒される、かわいいガーランドづくりに挑戦してみてくださいね。
目次
材料と道具
・ワイヤー(白) ……1m程度
・ひも ……60cm程度
ラジオペンチ(ニッパー付き)/ペン (丸い形をつくるときに使用)/紙
今回、ワイヤーは白を使用。座席の色にあわせてお好みのカラーでアレンジを楽しんでみてもいいですね。太さ1mm程度のものが扱いやすくておすすめです。ワイヤーは、ホームセンターや手芸店、ネットで購入することができます。
基本的なワイヤーの扱い方
ワイヤーガーランドは、基本的に3つのステップだけでつくることができます。
① 曲げる
ゆるやかな曲線は手で形を整え、細かな丸い曲線はペンチを使います。
② 切る
ワイヤーを切るときは、ペンチの根元を使用します。
③ つなぐ
ワイヤーとワイヤーをつなぐときは、先端を折り曲げたワイヤーをペンチで挟んで固定します。つなぎたいパーツの先端は2mmほど長めにワイヤーを切りましょう。
手順1.デザインを考える
ガーランドに吊るすモチーフのデザインはこちらの5種類。まず、紙にワイヤーで成形していくための下絵を描きます。下絵はすべての線をつなげて書きましょう。
この下絵に、スタート地点とワイヤーを曲げていく順を書き込んでいきます。これは設計図の役割にもなります。画像の手順を参考にしてみてください。
手順2.クルマのモチーフをつくる
まずは、クルマのモチーフをつくっていきましょう。下絵に沿ってワイヤーを曲げていきます。
タイヤの丸い形は、ペンを使うと簡単にできます。ペンにワイヤーを巻き付けて形づくっていきます。
ワイヤーを丸く曲げて、タイヤの円を2つつくっていきます。円ができたら、ワイヤーの先端部分を2mmほど残してペンチで切ります。
ワイヤーの先端をペンチで折り返すように曲げて、つなぎたい位置に引っかけます。ペンチで挟むように押さえることで、ワイヤーの端を固定することができます。
車体となる部分のカーブを、手やペンチを使用して形づくっていきます。クルマのライトになる部分は、ペンチの先端を使って、小さく丸めていきます。
パーツとパーツは、先ほどのように先端を折り返して引っかけ、ペンチで押さえてつなぎます。
クルマの窓の部分も、下絵に沿ってワイヤーを曲げていき、車体のパーツに先端を引っかけて固定します。
これでクルマのモチーフが完成です。
手順3.音符のモチーフをつくる
他のモチーフも、クルマの飾りで学んだ「曲げる」「切る」「つなぐ」の技法を使って下絵に沿ってつくっていきます。音符はこのように2本のワイヤーでつくることができます。
直線のパーツの両端を2mmずつ残し、音符本体のパーツにつなぎます。
手順4.雲と虹のモチーフをつくる
雲と虹は、一見複雑そうに見えますが、これら4つのパーツをつないで簡単につくることができます。
下絵に沿って雲のもくもくした曲線を描いていき、雲と雲とをワイヤーでつないで完成です。
手順5.星のモチーフをつくる
星は1本のワイヤーでつくることができます。下絵に沿って、ペンチを使いながら折り曲げ、きれいな角をつくっていきましょう。最後は星の頂点のワイヤー同士をつないで完成です。
手順6.すべてのモチーフをひもにつなげる
すべてのモチーフをつくり終えたら、モチーフを並べ、ひもにつなぐ位置や長さを決めていきます。
ひもに吊るすためのワイヤーをつくり、各モチーフにつないでいきます。ワイヤーの片側を、ひもが通るように丸の大きさを調整し、整形します。
もう一方のワイヤーの先端は、モチーフとつなげましょう。
すべてのモチーフにひもを通して完成です!
ワイヤーガーランドで車内が温かみのある雰囲気に
白いワイヤーガーランドを、助手席の背面に飾ってみました。今回は白のワイヤーでつくったため、黒い座席に映えています。クルマに飾るときは、モチーフの間隔を適度に空けること。モチーフがゆらゆら揺れて、さらにかわいく仕上がります。ひもの長さもお好みで調整してみてくださいね。
アイデア次第で、下絵やワイヤーカラーを自由自在にアレンジできるワイヤーガーランド。車内をシンプルな装飾で温かみのある雰囲気にしたいという方にオススメです。さりげない飾りは、ふと目にしたときに心をなごませてくれそうですね。
レシピを提供いただいたminne作家さん: chimachima.さん