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公開:2023.3.24

エンジンの不具合? 「エンジン警告灯」が点灯したときの原因と対処法

突然、クルマのスピードメーターの近くにある警告灯のマークが点灯したら、驚いてしまいますよね。もし、黄色(オレンジ色)のエンジンマークが点灯・点滅していたら、どうしたらいいのでしょうか。エンジンに何かしらのトラブルが発生していることを示す「エンジン警告灯」について、その意味や点灯する原因、対応方法について説明します。

目次

「エンジン警告灯」は、エンジンに何かしらの異常を感知したときに点灯する

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黄色(オレンジ色)に点灯するクルマのエンジンの形をしたアイコンは、「エンジン警告灯」です。通称「エンジンチェックランプ」とも言われ、メーカーによっては「PGM-FI警告灯」や「故障警告灯(MIL)」とも呼ばれています。

 

エンジン警告灯は、エンジン制御システムに何らかの異常を検知したときに、点灯あるいは点滅します。エンジン警告灯は、クルマのエンジンを始動したときに点灯し、エンジンがかかると消灯するのが正常な状態です。エンジンがかかってからもずっと消えず、走行時にも点灯・点滅している場合は、エンジンに何かしらの異常があるのかもしれません。

エンジン警告灯が点灯したら、安全な場所に停車し、整備工場に連絡を

Emergency car, Stressful mood during the evening hours. Along the local road, Car broke down and waiting for help from someone.

走行中にエンジン警告灯がついたら、慌てずに車両を駐車場やパーキングエリアなどの安全な場所に停車させましょう。停車までの走行中には異臭や異音、異常な振動など、いつもと違う様子が見られないかもチェックしておいてください。

停車後、セルフチェックで異常が確認できなくても、すぐに整備工場やディーラーに連絡をして、指示を仰ぎましょう。その時点ですぐ点検・修理とならないときもありますが、その後、できる限り速やかに整備工場やディーラーに行き、点検を受けて原因を確かめてください。

エンジン警告灯が点灯する原因は?

エンジン警告灯が点灯・点滅している原因は、具体的には、排気ガス中の酸素濃度を検知する「O2センサー」や、エンジンの空気吸入量を計測する「エアフローセンサー」、そのほかエンジンの点火制御を行う「イグニッションセンサー」などのセンサーが異常を検知した場合や、センサーそのものの故障などが考えられます。

 

一般のドライバーが原因を特定することは困難なので、専門の機器と知識を持つプロに、きちんと検査してもらう必要があります。異常を感じなかったらといって、自己判断で運転を続けるのは禁物です。

エンジンはクルマの心臓! 放置しておくと大変なことに!

エンジン警告灯は、車両が深刻な状況であることを示す赤色の警告灯ではないものの、点灯・点滅を確認したら、速やかに点検することが大切です。再度エンジンをかけたときに、たまたまエンジン警告灯が点灯しなくなったからといって、放置するのもいけません。

 

また、エンジン警告灯が点灯していると、車検にも影響します。メーターパネルにある警告灯(エンジン、ブレーキ、ABS、エアバック(前方・側方)、自動ブレーキ、レーンキープアシスト、自動運行装置)が点灯している車両は、車検には通りません。

 

そもそもエンジン警告灯を放置してそのまま走り続けるということは、クルマの心臓ともいえるエンジンに深刻なダメージを与えてしまう可能性もあります。大きなトラブルになるまえに、整備工場やディーラーで点検・修理をしましょう。

【まとめ】 エンジン警告灯が点灯したら、自己判断せず速やかに点検を!

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エンジンに関するトラブルの原因は、専門の機器と知識を持つプロが検査しないとわかりません。走行中に、エンジン警告灯の点灯・点滅に気づいた場合は、自己判断で行動せず、速やかに整備工場やディーラーで点検してもらいましょう。警告灯の意味をしっかり理解して、適切に対応できれば、大切なクルマに長く乗り続けることができますよ。

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