【アイキャッチ画像】バッテリー

公開:2021.8.10
更新:2023.3.13

赤い「バッテリー警告灯(充電警告灯)」が点灯! 原因と対処法は?

クルマのメーターパネル内にある警告灯や表示灯は、基本的に走行中は消えているのが正常な状態です。もしも走行中に「赤色のバッテリーランプ(長方形の中にプラスとマイナスがあるマーク)」が点灯したら!? 放っておくと思わぬトラブルを引き起こす可能性も。「バッテリー警告灯」の意味を知って、いざというときにすばやく対応できるようにしましょう。

目次

プラスとマイナスの赤いマークは「バッテリー警告灯」

バッテリー警告灯アイコン_灰

長方形の中にプラスとマイナスの記号がある赤色のマークは、正式名称を「充電警告灯」といいます。バッテリーの形を模したこのマークは、「バッテリー警告灯」とも呼ばれており、補機(始動用)バッテリーの充電が正常にできていないときに点灯するマークです。

バッテリー警告灯が点灯したら、すぐに運転中止を

【見出し2】バッテリー

バッテリー警告灯が点灯したまま、走行を続けるのは非常に危険です。バッテリーが充電されない状態が続き、充電を使い果たしてしまえば走行不能になるからです。

 

バッテリー警告灯が点灯したら慌てず、落ち着いて安全な場所に停車させ、少しでもバッテリーの消耗を防ぐためにエンジンを停止し、すぐに整備工場やディーラーに連絡してください。

 

また、バッテリー警告灯が点いたり消えたりする状態や、たまにうっすらと点いている状態のときも整備工場やディーラーで点検してもらいましょう。

バッテリー警告灯が点灯する原因とは?

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バッテリー警告灯が点灯するときは、バッテリーの充電系統に異常があることが考えられます。主な原因として、電気を生み出すオルタネーター(発電機)の故障や、オルタネーターへ動力を伝えるVベルトと呼ばれるパーツが切れたり、緩んだりしていることが考えられます。

 

オルタネーターが発電できないと、自動車の走行に必要な電力がバッテリーに供給されなくなります。バッテリーの充電が切れれば自動車は停止し、動かそうと思ってもエンジンがかからなくなります。

 

その他の原因として、バッテリーの劣化も考えられます。バッテリーを長く使い続けたり、長期間クルマに乗らないといったバッテリーに負荷のかかる使い方をすると、本体が劣化して十分な充電ができなくなることもあります。

 

十分に充電ができていないと、エンジンがかかりにくかったりヘッドライトの明るさがいつもより暗くなったりすることもあります。そういった兆候がみられたときは、早めにバッテリー点検をしてみましょう。一般的に、バッテリーの交換時期は2~3年が目安です。

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【バッテリーに負荷のかかる行動】
・ 長期間クルマに乗らない(エンジンをかけない)
・ 短距離の移動が多い(エンジンの始動回数が多く、充電時間が短い)
・ 電気負荷が多いエアコンやオーディオなどのアクセサリをよく使う  など

バッテリーは定期的な点検と交換が大切

クルマのバッテリーは使い続けるうちに劣化します。バッテリー点検はバッテリーテスターがないと点検できないので、無料のバッテリー点検や法定点検(12ヶ月点検など)を活用し、定期的に点検を実施しましょう。バッテリー点検は、オートバックスの店舗で無料で受けられます。

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【まとめ】 バッテリー警告灯が点灯したら、すぐに整備工場へ

クルマの補機(始動用)バッテリーは、エンジンを始動させるために使われます。充電が切れたパソコンやスマホが起動しないように、クルマもバッテリーなしではエンジンをかけることができません。バッテリー警告灯が点灯したら、すぐに整備工場やディーラーに連絡してください。また、困った状態にならないように、こまめな点検も心がけましょう。

Car Battery on the green grass against blue sky, 3d rendering

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