常備しておけば快適! 「断熱ハンドルカバー」で夏場の直射日光や熱からハンドルを守ろう
桜の季節が終わると、やがて太陽がギラギラ光り輝く夏がやってきます。 この時期にクルマに乗り込むと、車内はまるで蒸し風呂のように暑くてうんざりしますよね。 さらに、いざ運転しようと思ってハンドルを握ってみると、触れられないほど熱くなっていてビックリしたことはありませんか? 今回は、車内の暑さ対策にあると便利な「断熱ハンドルカバー」を紹介します。
目次
真夏の車内温度は、60℃近くまで上昇する
JAF(日本自動車連盟)では、クルマにまつわるさまざまなテストをしており、「真夏の車内温度」についてもデータを公表しています。このテストでは、5台のミニバンを用意し、サンシェード、窓開け、エアコンなどの暑さ対策の有無に加え、車体の色による違いも条件に入れて、真夏の炎天下に4時間駐車した際の車内各部の温度を測定しました。
結果は下表のとおりで、やはり何も暑さ対策をしていない黒色のクルマの車内温度が57℃と一番高くなっています。
サンシェードは、ダッシュボード付近の温度上昇を抑える効果がある
JAFのテストデータで、車内温度のほかに注目したいのはダッシュボードの温度。
何も暑さ対策をしていない車両や窓開けの車両では70℃を超えているのに対し、サンシェードを装着した車両は50℃台前半と20℃以上の差がありました。サンシェード着用は、やはり相対的にダッシュボードの温度上昇を抑える効果があるようです。
直接手に触れるハンドルもかなりの熱さに
同じように、ダッシュボード付近にあるハンドルも、何も暑さ対策をしなければ高い温度になってしまうのは想像に難くありません。
ハンドルを握った瞬間にヤケドしそうなほどの熱さに驚いた経験のある方も多いのではないでしょうか。直接手が触れるハンドルに触れないとなると、発進させることもできず困りますし、時間ももったいないですよね。
短時間の駐車なら、手軽な「断熱ハンドルカバー」がおすすめ
サンシェードは、安価で単純な構造でありながら、ハンドルを含むダッシュボード付近の暑さ対策にはかなり効果がある優れものです。
ただ、懸念点があるとすれば装着が面倒なこと。サンシェードには、カー用品店や100均などでよく見かける蛇腹に折り畳んであるタイプと、折り畳み傘のようにワンタッチで広がるワンタッチタイプがあります。どちらも広げるとかなり大きいので、短時間の駐車ではわざわざ広げて装着するのは面倒と思っている方もいるでしょう。
そんなときに便利なのが、「断熱ハンドルカバー」。
これは直接手が触れるハンドルを熱から守ってくれるアイテム。コンパクトで、装着はワンタッチでOK! 直接手が触れる部分が熱くならないので、体感としては大きな効果があります。
どんなクルマにも手軽に装着できて、収納も楽ちん!
実際に「断熱ハンドルカバー」を装着してみると、サッと使える手軽さがとても便利です。
ハンドル全体を覆う構造なので、直接触るハンドルに特化して熱を遮断することができます。ハンドルの暑さ対策ならば、ハンカチやタオルでもいいのでは? と思うかもしれませんが、「断熱ハンドルカバー」は2層生地使用の遮光カバーなので、おそらく断熱効果は比べ物にならないほど大きいでしょう。また、革などの直射日光を嫌う素材のハンドルならば、劣化を防ぐ効果も期待できます。
サンシェードはフロントガラス方向からの日除けに、「断熱ハンドルカバー」はハンドルの温度上昇を防ぐ目的で使うといいでしょう。さらに、サンシェードと合わせて使えば、より断熱効果も高まりそうですね。
ほんのちょっとの手間でドライブが快適に
これからの季節は、強い日差しがクルマに照りつける日が多くなるので、駐車するときの暑さ対策は必須。「断熱ハンドルカバー」を使うとハンドルの温度上昇が抑えられるので、発進するまでの準備がスムーズにいきそうです。日常のお買い物やお出かけ先で快適なドライブを楽しむために、車内に「断熱ハンドルカバー」を常備しておくと安心ですね。