保冷剤を再利用して、クルマ用のかわいい「消臭剤」に
ケーキや生鮮食品などを買ったときについてくる保冷剤。捨てるのはなんだかもったいなくて、ついためてしまいがちですが、いつの間にか冷凍庫が保冷剤でいっぱい……なんてことはありませんか? 今回は、たまりがちな保冷剤をクルマ用の「消臭剤」として再利用できる楽しいアイデアをご紹介します。
目次
保冷剤はクルマ用の消臭剤にぴったりの素材!
多くの保冷剤は「高吸水性ポリマー」という、オムツや生理用品、市販の消臭剤などに使用されている吸水力と消臭効果のある素材でできています。
そのため、保冷剤の袋を開けて、中身を容器に移せばすぐに消臭剤として使うこともできるんです。ジェルタイプの保冷剤なら、液体とは違いクルマの中でも扱いやすいですよね。
今回は、さらにほんのちょっとだけ手を加えて、おしゃれな色つきの消臭剤をつくりました。
材料と道具
保冷剤と絵の具を使って、暖色から寒色に3段階のグラデーションがおしゃれな消臭剤をつくります。
・ジェルタイプの保冷剤(解凍したもの)
・ プラスチック製の容器(直径7cmのドリンクホルダーに納まるサイズ)
・ 水性絵の具(水性ペンでもok)
筆/スプーン/紙コップ/ハサミ
つくり方
今回は3色つくるので3つの紙コップを用意し、それぞれの紙コップに保冷剤のジェルを入れます。保冷剤の袋は破れにくいので、ハサミなどを使って開封してくださいね。
それでは、さっそくジェルに色付けをしていきます。
直接、筆で色をつけるのではなく、コップの周りに絵の具を塗ってからジェルに混ぜ合わせます。そうすると、色ムラがなくキレイに混ざります。
色付きジェルができたら、一段目の色を容器にかたよらないように平らに入れます。二段目、三段目のジェルも同じように入れていきましょう。
ジェルは、容器いっぱいに入れずに上部を少し空けると、こぼれにくく見た目もキレイです。
色つきジェルをすべて入れたら、オリジナルの消臭剤の完成です。
お好みで、アロマオイルを垂らせば、芳香剤として使うこともできます。
容器のフタを完全に締めてしまうと消臭効果を発揮できないので、通気性のいいレース布やガーゼをかけてフタの代わりにするのもおすすめです。
保冷剤選びのポイント
保冷剤の中身を使用するときは、以下の点に注意しましょう。
・保冷剤の種類によっては、水だけでできているものもあるので、保冷剤のパッケージに高吸水性ポリマー、高吸水性樹脂、高分子吸水ポリマーと表記のあるジェルタイプのものを選んでください。(古い保冷剤では有害な成分が含まれていることがあります。エチレングリコールとあるものは使用しないでください。)
・保冷剤のジェルに色をつけるのは、太陽の光がペットボトルの水やメガネなど透明なものに一点集中して発生する収れん火災の危険をなくすためにもなります。
・廃棄するときは自治体のごみ分別に従ってください。
・保冷剤を取り扱うときは、小さなお子さまやペットの誤飲・誤食に注意しましょう。
手づくりの消臭剤を置いて、さわやかな気分でドライブを
クルマの中に手づくりの消臭剤を置いてみました。
ドリンクホルダーに入るサイズ容器を使った消臭剤なので、置き場所にも困りません。
カラフルな色のジェルが、車内を華やかにしてくれます。消臭効果は2~3週間ほどなので、定期的に新しい消臭剤をつくって取り換えるといいですね。
保冷剤を保冷機能だけではなく、消臭剤としても再利用できるとは、なんだかお得な気がします。お家にある保冷剤を使って、ぜひお好きなカラーのかわいい消臭剤をつくってみてはいかがですか。