![00アイキャッチ用_クイリング2](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/00アイキャッチ用_クイリング2-1100x733.jpg)
身の回りの道具でつくれる! ペーパークイリングのモビールづくり
繊細な紙帯がつくりだす模様が、華やかで美しいペーパークイリング。はじめたいという気持ちがあっても、緻密な作業が多いし専用の道具を揃えるのも難しそう……とあきらめてしまっていませんか? でも実は、ペーパークイリングの基本パーツは、初心者でもつくりやすいものもたくさんあるんです。道具も身の回りのもので代用すれば、手軽にはじめることができますよ。今回は、初心者でもチャレンジできるペーパークイリングのモビールづくりを紹介します。
目次
材料と道具
![01道具と材料](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/01道具と材料-680x453.jpg)
・クイリングペーパー 幅3mm × 長さ550mm
・ひも(モビール用)
・スティック 31cm(モビール用)
・つまようじ/カッター/接着剤/紙カップ(接着剤を入れる容器)
細かい作業はピンセットがあると便利ですよ。
![01道具と材料_ボンド](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/01道具と材料_ボンド-680x453.jpg)
お弁当用の紙カップを接着剤用のうつわに
道具は100均で揃えられるものを中心に集めました。クイリングペーパーは、カットされた状態で販売されているものもありますが、カッターと定規を使って紙帯をつくったり、手動シュレッダーでカットしたりして自作することもできます。モビールに使う紙の幅は3mm〜6mmがオススメです。
【下準備】
ペーパークイリングには、紙を巻くために必要な「クイリングツール」や「クイリングスロット」と呼ばれる道具があります。専用の道具があるときれいに紙を巻くことができますが、つまようじをそのまま使って、紙を巻き付ける方法もあります。紙を挟み込める溝をつくることで作業がよりスムーズになります。
つまようじの先端をカッターで切り落として、数ミリの切り込みを入れるだけで、自分専用のクイリングツールの完成です。
![02下準備切り込み](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/02下準備切り込み-680x453.jpg)
基本パーツ「ティアドロップ」と「タイトサークル」のつくり方
紙を巻いてしずく型にする「ティアドロップ」と、紙をきつく巻き付けて丸型にする「タイトサークル」の2つの基本パーツを使って、ペーパークイリングのフラワーモビールをつくります。
![0完成イメージ_文字あり](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/0完成イメージ_文字あり-680x453.jpg)
ティアドロップを38個・タイトサークルを6個
ナチュラルな雰囲気のモビールにしたいので、紙帯の色はグリーン・ホワイト・イエローを選択しました。
ティアドロップは花びらと葉っぱに、タイトサークルは花の真ん中に使用。2つのパーツを組み合わせてモビール用の花にします。
【タイトサークルのつくり方】
1. つまようじの溝に、紙帯の端を挟みます。
![03爪楊枝にはさむ](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/03爪楊枝にはさむ-680x453.jpg)
2. つまようじをくるくると回しながら紙帯を巻きつけます。
![06指のひらで押さえて抜く_イラスト](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/06指のひらで押さえて抜く_イラスト-680x453.jpg)
3. 指のはらを使って、紙を整えながら巻きつけていきましょう。
![05整えながら回す_イラスト](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/05整えながら回す_イラスト-680x453.jpg)
4. 形を崩さないように、つまようじから巻きつけた紙を慎重に外します。
![06指のひらで押さえて抜く_イラスト](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/06指のひらで押さえて抜く_イラスト-680x453.jpg)
5. 紙をきつく巻き上げた状態で端を接着したら、タイトサークルのできあがりです。
![08紙の先端に接着剤](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/08紙の先端に接着剤-680x453.jpg)
![09タイトサークル完成2](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/09タイトサークル完成2-680x453.jpg)
【ティアドロップのつくり方】
目の詰まったタイトサークルに対して、ティアドロップは、隙間を活かしながら紙に折り目をつけてしずく型にします。
ティアドロップは、1〜4まではタイトサークルと同じ作業行程です。
4までできたら、つまようじから巻いた紙を外して平らなところに置き、渦が広がるのを待ちます。
![07爪楊枝から抜いた状態](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/07爪楊枝から抜いた状態-680x453.jpg)
渦の広がりを少しピンセットや指で調整して、紙の端に接着剤をつけます。
![09ルーズサークル](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/09ルーズサークル-680x453.jpg)
この状態で固定すると、基本パーツのひとつ「ルーズサークル」になります。ここからティアドロップにしていきます
紙の巻きはじめにできた円を端に寄せて、その反対側を指でつまみ、折り目をつくります。
![11ディアドロップのつくり方_イラスト](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/11ディアドロップのつくり方_イラスト-680x453.jpg)
折り目ができたらしずく型のティアドロップのできあがり。
円の大きさを変えたり、つまむ幅を変えるだけで、コロンとした丸みのあるしずく型になったり、スリムな形になったり、同じつくり方でもバリエーション豊富にすることができます。
葉となる部分には、つまむ量を増やしたスリムなティアドロップを使います。
![13各パーツをつくる](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/13各パーツをつくる-680x453.jpg)
完成した色とりどりのティアドロップとタイトサークル
花びらの形をつくる
ティアドロップとタイトサークルを使って、花びら5枚、6枚の花、葉のある花の3種類をつくります。
まずは、花びら5枚の花をつくるため、5つのティアドロップの尖った部分が中心にくるように並べて接着します。
![14_5枚の花びら_イラスト](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/14_5枚の花びら_イラスト-680x454.jpg)
花びらができたら、タイトサークルの裏面に接着剤をつけて花びらの真ん中に貼り付けます。
花びら6枚の花も、6つのティアドロップを使って、同じ要領でつくりましょう。
![16_6枚と5枚の花びらjpg](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/16_6枚と5枚の花びらjpg-680x453.jpg)
左:花びら5枚、右:花びら6枚の花ができました
葉のある花をつくるには、花びらの丸いところと葉の先端を固定するように接着します。
![17_6枚の最後に葉っぱ2_イラスト](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/17_6枚の最後に葉っぱ2_イラスト-680x453.jpg)
![18_6つの花](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/18_6つの花-680x453.jpg)
ペーパークイリングは紙を巻くのに慣れていないと、途中で型崩れすることがあります。
型崩れしそうなパーツがあれば、一番外側の紙を2重になるように接着剤で固定すると型崩れしにくいです。
![000内と外の渦を接着剤で固定](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/000内と外の渦を接着剤で固定-680x453.jpg)
花をつなげてフラワーモビールにする
スティックに、ヘッドレストにつける用のひもと、ペーパークイリングの花をつける2本のひもを結びます。
![19_ひも](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/19_ひも-680x453.jpg)
上から花びら5枚の花、花びら6枚の花、花びら6枚の葉のある花の順に裏向きに並べましょう。
接着する前にひもがねじれていないか確認してから、花の真ん中にひもが固定されるように接着します。
![19_花をヒモに固定](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/19_花をヒモに固定-680x453.jpg)
もう1本のひもも同じようにして、花を接着します。すべての花をひもに固定できたら、フラワーモビールの完成です。
![21_完成2](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/21_完成2-680x453.jpg)
![00アイキャッチ用_クイリング4](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/00アイキャッチ用_クイリング4-680x453.jpg)
クルマの中にグリーンのフラワーモビールを
繊細で華やかなペーパークイリングのフラワーモビールをクルマの中に飾りました。
グリーンを基調としたペーパークイリングのお花が、クルマの中をナチュラルに彩ってくれます。
紙ならではの繊細さとやさしい色合いのモビールが、暗い色の多い車内を明るく心地よい雰囲気に変えてくれました。
![01車内クイリング](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/01車内クイリング-680x453.jpg)
ドライブ中のクルマの振動で、ゆらゆらと愛らしく揺れるフラワーモビール。
ひらひら舞う花びらのように、軽やかに揺れる姿を眺めていると心が安らぎますね。
![07車内クイリング_走行中](https://www.kurashi-kuruma.com/wp-content/uploads/2023/10/07車内クイリング_走行中-680x453.jpg)
一見つくることが難しそうに思えるペーパークイリングですが、身近にある道具と材料で手軽にはじめることができます。いくつかの基本パーツのつくり方さえ覚えれば、バリエーション豊富でおしゃれな紙雑貨や小物をつくることも。きれいに紙を巻けるようになったら、さらに繊細なモチーフに挑戦してみるのも楽しそうですね。
自作したペーパークイリング雑貨で、クルマをナチュラルに彩りませんか?
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