大好きなミニのためにガレージハウスを建築! お気に入りの空間でミニとの時間を味わい尽くす
「暮らしとくるま」では、“クルマのある暮らし”の魅力や楽しさをより多くの方々と共有すべく、「#旅の思い出とクルマ」「#犬のいる暮らしとくるま」「#くるまデコ」などのハッシュタグにより、読者のみなさまの素敵な写真を投稿いただいております。今回は、いつも「#旅の思い出とクルマ」で、建物にガレージを組み込んだ設計の家(ガレージハウス)と愛車ミニの写真を投稿いただいているkupa9291さんにお話を伺いました。ミニとの出会いやクルマの魅力のほか、ガレージハウスを建てようとしたきっかけなどについてご紹介します。
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茨城県でご夫妻と2人のお子さまと暮らしているkupa9291さんの自宅は、大好きなローバー・ミニ(通称クラシック・ミニ、以下ミニ)を室内のいたるところから眺められるようになっています。クルマ専用に設計されたガレージハウスで、クルマ好きが憧れる素敵なガレージライフを満喫されています。
ミニは、現在でも多くの愛好家に支持されている小さくて可愛らしいクルマ。丸目のヘッドライトと独特のシルエットは、多くの人がひと目でミニだとわかる特徴的なクルマです。その中でも、クラシック・ミニと呼ばれる、イギリスで1959年から2000年まで生産されたミニにほれ込んだというkupa9291さんにお話を伺いました。
クラシック・ミニは子どものころから憧れていたクルマ。20歳で念願のオーナーに!
ーミニに興味を持ちはじめたのは、いつごろ、どのようなことがきっかけだったのでしょうか。
そもそもミニに興味を持ったのは、小学生のころまでさかのぼります。当時よく見ていたアニメの中に出てくるミニがとても格好よく見えて、そのころから興味を持ち始めました。しかも、近所で美容院を営むご夫妻がミニに乗っていたので、毎日のように実物を見てよけいに好きになってしまいました。
ーkupa9291さんはミニのどんなところに惹かれているのですか。
不思議ですがあまりミニを知らない人でも、そのかわいらしいデザインを見て自然と笑顔になったり、話題がふくらんだりするところが最大の魅力ではないかと思っています。出先でも見知らぬ人から声をかけてもらう機会がたくさんあって、Instagramを含めてコミュニケーションの輪が広がっていくところも、ミニに乗っていてよかったと感じます。
ーこれまで何台ものミニに乗ってきたようですが、最初のミニを手に入れられたのはいつごろですか。
18歳で運転免許を取ったら、すぐにミニが欲しかったのですが、父親に反対されて最初はニッサン シルビアに乗っていました。ところが20歳のころ、友だちのミニに乗る機会があって、実際に運転してみたら「ゴーカートのよう! これは楽しい!」と一気に気持ちが高まって、憧れていた特別仕様の新車を購入しました。これがミニとの生活の始まりで、それ以来27年間ミニ一筋です。
ミニをさまざまな角度から見たいという想いからガレージハウスを建築
ークルマ好きならば誰もが憧れるガレージハウスにお住まいですが、このお家はどのような想いで建てられたのでしょうか。
憧れのミニを手に入れたあとは、ミニのための家を建てたいという想いが強くなってきました。そして、どうせ建てるなら、いろいろな角度からミニを眺められるような造りにしたいと考えて、18年前に建物の一部を車庫にしたガレージハウスを建てました。
ー室内やガレージ内を拝見すると、細部にいたるまでクルマのためのお家と感じます。ご自身も設計に関わられたのですか。
ミニを上からも眺めたいというコンセプトがあったので、自分で図面を描いてフルオーダーで建てようと考えました。ところが、その図面を持って何軒もの設計事務所を回ったのですが、なかなか引き請けてもらえるところがなくて……。それでも根気強く探していたら、1軒だけ引き請けてもらえる設計事務所がありました。
趣味の料理や絵もミニにつながる充実した日々
ーガレージ内では食事やお茶も楽しんでいるようですが、料理はご自分でつくられるのですか。
若いころに料理教室へ通っていたこともあって、もともと料理をつくるのが好きなんです。ですから、時間があるときは自分で料理をつくって、ガレージ内のカウンターテーブルに座ってミニを眺めながら食べるのを楽しんでいます。これはガレージハウスを建てるときから思い描いていた光景で、実現できて幸せです。
ーガレージハウスの図面のほか、ミニのイラストなど、絵を描くのがお好きなようですね。
絵は、小さいときからちょこちょこ書いていて、基本的には好きでした。コロナ禍で時間ができたこともあって、それからはわりとマメに描くようになりました。絵を見た知り合いのお店の方から、ぜひお店のイラストを描いてくれと頼まれたこともあります。たまに売って欲しいと頼まれますが、そういうことがあるとうれしいですね。
ミニ・トラベラーに乗り換えたことで、さらにミニをベースとした夢が広がる
ー現在はミニ・トラベラーに乗られていますが、このクルマにしたことでなにか変化はありましたか。
大人4人が乗れる箱型のサルーンタイプのクルマのときも、たびたびドライブやピクニックに行って楽しんでいました。しかし、荷室スペースが広いタイプに乗り換えたことで、行動範囲が一気に広がりましたね。母親を乗せて大子町まで紅葉を見に行った際、勇壮な袋田の滝を見たことや、ミニのイベントで静岡へ行った際は、伊豆半島から初島の方にかけて登る朝日がとてもきれいで感動したことなどが特に印象に残っている思い出です。
ー今後、やってみたいことがあれば教えていただけますか。
私はアンティークグッズが好きで、以前からこつこつコレクションしているので、トラベラーにアンティークグッズを載せてフリマに出店してみたいと思っているんです。それと、周りにはキャンプ好きの友だちがいるので、キャンプにも行ってみたいですね。
もうひとつ、将来的には、三菱 ミニカトッポのフロントマスクをミニ風に改造して、キッチンカーをやってみたいと思っているんです。家庭菜園で野菜を育てているので、自分が育てた材料で美味しい料理をつくって、みなさんに振る舞えれば楽しいだろうなと考えています。
今回は、「#旅の思い出とクルマ」とともに素敵な写真を何度も投稿されているkupa9291さんにお話を伺いました。ミニへの大きな愛情もさることながら、ミニのために建てたガレージハウスは、どこにいてもミニの存在を感じられるようにきめ細かに設計されていました。
単にカーライフを楽しまれているというより、ミニと人生を共にし、好きなことを追及して毎日を楽しんでいる様子がとても印象的でした。
取材協力・写真提供いただいたフォロワーさん:kupa9291さん(Instagram)
https://www.instagram.com/kupa9291/