クルマの荷室（トランク、ラゲッジルーム）に積み込んだ洗車道具や子どもの遊具などの荷物。ブレーキを踏んだりカーブを曲がったりしたときに、倒れたり、転がって散乱してしまった……なんて経験をした人も多いのではないでしょうか。

ミニバンに乗っている我が家でも、荷室に大量の荷物を押し込んでドライブに出発し、目的地で荷室の扉を開けた瞬間に荷物が地面に落下……という悲惨な経験をしたことがあります。

クルマの中の荷物を整理整頓したいけれど、揺れ動く車内で倒れたり散らばらないように収納するのはなかなか難しかったりしますよね。 そんな車内の荷物を固定してくれるのが、トランクネットです。

今回、カーメイトの「INNO トランクネット M IN528」をわが家のクルマに使ってみました。長さが2倍に伸びるゴム製で、広げて荷室にかけて固定したり、天井に収納スペースをつくったり、半分に折って荷物入れとして使ったりできる使い勝手のいいネットです。

トランクネットは、ネット本体に加え、移動可能なフック6個が付属しています。ネットは約2倍まで伸びますが、かなり丈夫で耐久性もありそうです。コンパクトなサイズなので使わないときは畳めば収納場所にも困りません。

荷物の量や形状にフィットして固定するので、荷物が滑ったり転がったりするのを気にすることが減りました。特にいいなと思ったのは、荷物のサイズや用途に合わせて使い方を自由にアレンジできるところ。いくつか使用例をご紹介します。

まずは基本的な使用方法として、荷室に付いている金具を利用して、荷物を固定してみました。ゴムがしっかり伸びるため、大きな荷物もしっかりホールドしてくれて安心感があります。

次に、フックを使って吊り下げ収納を試してみました。フックはかけやすいので、取り付けや取り外しもスムーズ！  2つ折りにして袋状になった部分に転がりやすいボールを入れたところ、荷物の出し入れが快適になりました。トランクネットを折りたたむとからまるかな？ と思いましたが、フックを持って取り外せば特に問題はありませんでした。

トランクネットは、天井収納にして空間を有効活用することもできます。ミニバンの天井収納には、Mサイズのトランクネットがぴったりでした。

さらに、観葉植物や鉢植えなど、倒れると困る荷物の固定にも使えます。トランクネットを巻きつけて荷物の転倒防止ができ、安全に運べます。

今回、実際に使ってみるまでは「私はそんなに荷物を運ばないから、あまり必要ないかも……」と思っていたのですが、使ってみると意外と使用シーンが多いことに気づきました。クルマのサイズやよく運ぶ荷物の量・大きさに合わせて選べば、さまざまなアレンジで収納できるので、自分好みの車内の整理収納方法を探してみてはいかがでしょうか。

文・写真 ／ 横井