壮大な山々に雲ひとつない青空。美しい風景の右端には、自然が生みだす鮮やかな色彩の中を颯爽と走り抜けるオープンスポーツカーのMAZDA ロードスターが。手前にはオレンジ色のレンゲツツジ、中間から奥にかけて山々の緑のグラデーション、さらに奥には淡い水色の空と、1枚の写真の中に心地いい奥行きが生まれて、ミニチュアジオラマのような世界観を見事に演出しています。まるで小さな箱庭をのぞき込んでいるかのような楽しい気持ちになる風景ですね。

多くの鉄道ファンが訪れる三重県いなべ市の大泉駅。春になるとネモフィラが青空に染まるように、さわやかなブルーの花が一面を覆いつくすように咲き誇ります。鮮やかな黄色の電車と、青色のネモフィラのコントラストはとても幻想的です。そんな夢のような世界に迷い込んでしまったかのように、ひょっこりと姿を見せるHONDA S660の姿が。ネモフィラのじゅうたんを横目に黄色い電車と並走しているかのようにも見える1枚です。

満開のソメイヨシノが夕陽の光に照らされて赤く染まっていく……。はっとするほど圧倒される美しい瞬間をとらえた1枚です。車体を赤く輝かせるようにたたずむFIAT 500（チンクエチェント）も、桜の一部かのように溶け込んでいます。photo_aaayaさんはこの場所を訪れたとき、この景色に遭遇して、「今年はこれ以上の桜の写真は撮れない」と思ったとのこと。そう思うのも納得の心に焼きつく絶景ですね。

青い空、青い海、黄金色の大地、気持ちいいほど真っ直ぐに伸びる道を走り抜ける1台のクルマ。映画のワンシーンに出てくるような爽快さのある風景です。こちらは、ハワイ島を訪れたumechan.787さんがレンタカーを借りて、グリーン・サンド・ビーチへと続くハワイ南部のサウスポイントロードでドライブをしたときの思い出の1枚。ビーチまでの道のりは、木が大きく傾いて成長するほどの強風が待ち構えているそうです。遠くに見える白波と合わさって、激しい風の音が聞こえてきそうな臨場感がありますね。

わたあめのようにふんわり淡いピンク色の花で満ちた桜並木。桜のトンネルの向こう側でたたずむルノー カングーの姿は、小さな桜の妖精のようです。満開の桜の上には、薄く伸びた雲がかかる淡い青空が広がり、パステルカラーの組み合わせが観る人をおだやかな気持ちにさせてくれます。うららかな空気に包まれたのどかな1本道をたどれば、春の訪れを感じながらお散歩できそうですね。

いつも乗っている愛車も、風景に溶け込むように小さく撮影すると印象がグッと変わります。かっこいいクルマも愛らしく見えたり、ワクワクするようなミニチュアのような世界観になったり、これまでとは異なる視点でクルマを楽しむことができるかもしれません。

もしも、思い出に残したいクルマと風景に出会えたら、Instagramで「#旅の思い出とクルマ」や「#犬のいる暮らしとくるま」「#くるまデコ」のハッシュタグをつけて教えてくださいね。