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公開:2024.5.25

「燃料残量警告灯」が点灯したときの原因と対処法。点灯後は、どのくらい走れる?

運転中にうっかりガソリンが減っていることに気づかず、「燃料残量警告灯」が点灯してしまった経験はありませんか。この警告灯が点灯してしまうと、いつクルマが止まってしまうのかと焦ったり、あとどれくらい燃料が持つのか気になったりしますよね。今回は、点灯したら早めの行動が求められる「燃料残量警告灯」について解説します。

目次

黄色い「燃料残量警告灯」が表示されたら要注意!

ガソリン給油機のようなこの警告灯は「燃料残量警告灯」です。ほかに「ガソリンランプ」や「給油ランプ」、「エンプティ―ランプ」などとも呼ばれています。これは名前の通り燃料の残量が少なくなっていることを知らせる警告灯です。

 

警告灯が点灯するときの燃料残量は車種によって異なるものの、おおむね5~10リットル前後で表示されます。

「燃料残量警告灯」は、ドライバーに注意を促す“黄色”の警告灯です。これが点灯したらすぐに車両が動かなくなってしまうわけではありませんので、落ち着いて対処しましょう。

点灯してから、あとどのくらい走行できる?

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もしかしたら「燃料残量警告灯は、点灯してから約50kmは走行できる」と聞いたことがある方もいるかもしれません。燃料の残量と平均燃費で考えると大きな差異はないかもしれませんが、実際は車種や走行しているときの環境によって走行距離は変わります。

この走行距離を過信せず、あくまでも一つの目安と考えてください。「燃料残量警告灯」が点灯したら、すぐに給油するようにしましょう。

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速やかにガソリンスタンドを探して給油を

燃料残量警告灯が点灯したら、なるべく速やかに給油できる場所に行きましょう。

 

一般道路であれば、比較的早めにガソリンスタンドが見つかる可能性は高いですが、深夜・早朝でガソリンスタンドの営業時間外だったり、昼間でも渋滞に巻き込まれてしまったりする可能性もあります。あと少しなら大丈夫と油断せず、ガソリンスタンドを見つけたらすぐに入りましょう。

 

しかし、高速道路を走行中に燃料残量警告灯が点灯してしまうと特に困ります。

基本的にはサービスエリアは約50kmの間隔を目安に設置されているので、次のサービスエリアまで行けばガソリンスタンドがあります。しかし、ここでもガソリンスタンドの営業時間外であったり、設備点検で臨時休業していたりすることもあるので、確実に給油できるとは言い切れません。また高速道路のなかには、100km以上ガソリンスタンドがない区間もあります。

そのような状況では、いったん高速道路を降りて一般道路のガソリンスタンドで給油した方がいいこともあります。無理せず、速やかに給油できる場所を探しましょう。

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給油後も「燃料残量警告灯」が点灯しているときは、ほかのトラブルの可能性も

給油したにも関わらず警告灯が点灯し続けているときは、ガソリン漏れやセンサー類の故障の可能性が考えられます。その場合は、早めに整備工場やディーラーで点検しましょう。

クルマの給油口の左右を見分けるポイント

たまにしかクルマに乗らない方やレンタカーに乗る際は、給油口がどちら側にあるのか迷ってしまうことがありますよね。実はメーターパネル内を見れば、一目で給油口が左右どちらにあるかを確認できます。

 

ポイントは、給油機マークの横にある“三角形の矢印の向き”で判別が可能です。例えば、三角形の矢印が左向き(◀)ならば左側、右向き(▶)ならば右側に給油口があります。車種によってこの三角形のある場所は少し変わることもありますが、確認するのはあくまでも矢印が指している方向なので注意しましょう。

Car fuel indicator

給油口が左にある場合

Fuel level gauge in the car dashboard

給油口が右にある場合

「燃料残量警告灯」が点灯したら、早めの給油を心がけよう

燃料残量警告灯は、燃料の残量が少なくなっていることを示す警告灯です。警告灯が点灯したらすぐに給油をすれば、多くの場合はトラブルを回避できます。ドライブを楽しむためにも、警告灯が出る前に余裕をもって給油しておくと安心ですね。

Ancient oil dispenser

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