
ニュアンスカラーの七夕飾りで、クルマの中に夏の訪れを
街角やお店で笹の葉に吊るされた七夕飾りを見かけると、夏の訪れを感じますよね。赤・黄・青などの鮮やかな色の短冊や輪っかつづりなどが揺らめく姿もいいですが、この夏は少し落ち着いた色でまとめたナチュラルな雰囲気の七夕飾りを楽しむのはいかがでしょうか。今回は、車内にもよく馴染むニュアンスカラーの折り紙を使った上品でかわいらしい七夕飾りのつくり方をご紹介します。
目次

材料と道具
・ニュアンスカラーの折り紙(15cm×15cm、7~8枚)
・A4のコピー用紙 1枚
・笹の葉のフェイクグリーン(ワイヤー入り)
・こより
・マスキングテープ(ラメ入り)
・スパンコール
・ひも(車内に笹を取りつける用)
ハサミもしくはカッター/定規/両面テープ/セロハンテープ/ホッチキス/穴あけパンチ
材料はすべて100均で揃えることができます。

ニュアンスカラーとは、彩度の低い複数の色を混ぜたようなあいまいな色調のことをいいます。くすみがかった落ち着きのある色なので、上品な印象の七夕飾りに仕上がります。
暗い色の多い車内によく馴染む青や紫系のニュアンスカラーを取り入れつつ、ピンクや黄色などの黒の座席に映える色の折り紙など幅広くセレクトしました。ラメ入りのマスキングテープやスパンコールを使って、七夕飾りの一部をデコレーションするのもオススメですよ。

今回は、①輪っかつづり、②吹き流し、③貝飾り、④短冊の4種類の七夕飾りのつくり方と車内での飾り方をご紹介します。


① 3連の輪っかつづりのつくり方
ハサミやカッターを使って、折り紙を2cm×15cmの帯状にカットします。今回は3連の輪っかつづりを2個つくるので6枚用意しました。

カットした折り紙の裏面の端に、両面テープをつけます。

折り紙を輪にして両面テープで止めます。

続けて1つ目の輪に2つ目の折り紙を通して輪をつくって、両面テープで止めます。

3つ目も同じ要領で輪をつなげていきます。

一番上の輪にこよりを通したら輪っかつづりの完成。車内に飾るので、長いものよりも3〜4連ほどの短い輪っかつづりにするのがオススメです。

② 玉飾りつきの吹き流しのつくり方
4枚の輪っかを組み合わせた玉飾り(ボール状の飾り)がついた吹き流しをつくります。
玉飾りのつくり方
A4のコピー用紙の上にお好みのマスキングテープを貼ります。

マスキングテープの幅に合わせて、コピー紙をカットします。

カットし終えたら、4つの輪にして両面テープで止めます。輪の大きさは5cmくらいになるように長さを調整し、1つだけひと回り小さい輪になるようにつくりましょう。

接着面が下になるように1つめの小さい輪を手に持ち、交差させながら2つ目の輪 を重ねます。

3つ目の輪も交差させながら、丸みを意識して輪を重ねていきます。

4つ目の輪も同じ要領で重ねます。

紙がズレないように指でしっかりと押さえたまま、輪を裏に向けてホッチキスで2か所止めます。

ホッチキスで止めたら、吹き流し上部の玉飾りの完成です。

吹き流しのつくり方
折り紙を用意。
上から2cmほど残して、ハサミで1cm×13cmの切り込みを入れます。

残しておいた2cm幅を表に向かって折り込みます。

上部を両面テープでとめて、筒状にします。


形を整えたら吹き流しの完成です。

玉飾りと吹き流しを合わせる
玉飾りに10cm程の長さにカットしたこよりを通します。

吹き流しの内側にこよりを合わせて、セロハンテープで止めます。

もう片側も同じ要領でセロハンテープで止め、玉飾りと吹き流しを固定します。

吹き流しの隙間からはみ出した余分なこよりをハサミでカットします。

玉飾りに笹の葉に吊るすためのこよりを通したら、玉飾りの吹き流しの完成です。


③ 貝飾りのつくり方
折り紙を4分の1にカットします。

カットした折り紙を半分に折ります。

半分に折った折り紙を、さらに縦に半分に折ります。

もう一度、半分に折ります。つまり、縦方向に3回折り曲げ、8等分になるように折り目をつけます。

折り込んだ折り紙を広げて、横方向に半分に折ります。


折り目ではないほうの端を1cmほど残して、縦方向の折り目に沿ってハサミでカットします。

カットできたら折り紙を広げます。

折り紙の対角線上にある角(★印)が重なるように両面テープで端を止めます。

こよりをセロハンテープでつけたら、貝飾りの完成です。


④ 短冊のつくり方
折り紙を半分にカットして、7.5cm×3.5cmの長方形をつくります。

カットしたら穴あけパンチで上部に1つ穴をあけて、こよりを通せば完成です。
願いごとを書いたり、スパンコールやマスキングテープでデコレーションしたりしてかわいく飾りましょう。


4種類の七夕飾りで車内に季節の彩りを
ニュアンスカラーの七夕飾りを笹の葉に飾りつけ、クルマの後部座席に置いてみました。
笹の葉のグリーンとやさしいニュアンスカラーの飾りで、車内に夏の彩りが加わります。

窓を開けると、ボール吹き流しや輪っかつづりなどの七夕飾りがひらひらと風に揺れて癒やされます。

笹の葉を後部座席の背もたれに立てかけて飾ってもかわいいですが、運転中の揺れで倒れてしまう可能性があります。ひもを使ってヘッドレストにくくりつけておくと、折り紙の飾りが潰れる心配もなくて安心ですよ。

後部座席の片側にだけ飾れば、人も乗せることができて荷物の出し入れもできます。後部座席の全面を使う機会が少ない方にオススメの飾りかたです。

今回は、落ち着いた色調のニュアンスカラーの七夕飾りをつくりました。やわらかな色合いで黒色の多い車内を華やかでやさしい雰囲気に変えることができます。今年の夏は、クルマの中に上品でかわいらしい季節の彩りを取りいれませんか。

