車検はいつから受けられる?

公開:2025.1.14
更新:2025.1.14

【初心者向け】車検予約はいつからできる? 車検を受けられる期間が2025年4月より拡大!

クルマにはよく乗っているけれど、「車検って何年に一回受けるんだっけ? 」や「車検予約はいつからいつまでの間に取らないといけないの? 」などと、わからなくなってしまうことはありませんか? 車両の使用者は、車両種別や分類により1~3年の間で車検を受けることが道路運送車両法により義務付けられています。そして2025年4月より車検が受けられる期間が、車検証の有効期間満了日の“1か月前”だったものが、“2か月前”に延びます。 そこで今回は、「車検予約はいつからできるの? 」や「車検見積をとるのに最適な時期は? 」といった車検に関わる『いつ? 』についての疑問を改めて解説します。

目次

今さら聞けない?! そもそも車検はいつ受ければいいの?

車検証に記載されている車両の使用者は、新車で「トヨタ シエンタ」や「スズキ ジムニー」といった自家用乗用自動車を購入した場合、新車登録から3年後に初回車検を受け、その後は2年ごとに車検を受ける必要があります

 

では、なぜ定期的に車検を受けなければならないのでしょうか?

 

「車検(自動車継続検査)」とは、すべてのクルマに義務付けられている「公道を走ることができる安全基準を満たしているか」を一定の期間ごとに確認する検査のことです。車検を受けていないクルマや、車検証(自動車検査証)の有効期限が切れたクルマは、安全確保の基準をクリアできていないため、公道を走行した場合、道路運送車両法の違反になるのです。

見積り

車検の期間は、車両種別や分類ごとに異なる

車検証の有効期限は、車両種別や分類で異なります。

例えば、「ホンダ N-BOX」や「ダイハツ ハイゼットカーゴ」といった軽自動車でも「キャンピングカー」の場合は特殊自動車に分類されます。キャンピングカー(8ナンバー)登録をすると、たとえベース車両は新車で購入したものをキャンプ仕様にカスタムしていたとしても、初回車検が2年後になります。

また、「トヨタ プリウス」や「日産 セレナ」といった一般的な乗用車であっても、レンタカーやタクシーのように商用利用するクルマの場合だと1年に一回車検を受ける必要があります。

車検期間一覧

国土交通省物流・自動車局 「自動車検査登録総合ポータルサイト」より作表

もし、「私のクルマの車検っていつだっけ? 」とわからなくなったら、車検証やご自身のクルマに貼られた車検ステッカーに、車検の「有効期間の満了する日(車検証の有効期限)」が記載してあるので、確認しておきましょう。

車検ステッカー

車検はいつからいつまでの間に受ければいい? 法改正により車検を受けられる期間が延長されました

車検証の有効期限はわかっているけれど、「いつからいつまでの間に車検を受けるのが良いか」についてはご存じでしょうか?

車検証の有効期間が短縮されたり、車検切れ(無車検・無保険運転)で公道を走れなくなったりすることを避けるためには、車検は決まった期間内に受ける必要があります。そのため、現行の道路運送車両法施行規則では「車検証の有効期間満了日の1か月前から満了日まで」が車検を予約する最適な期間でした。

 

しかし、国土交通省が発表した道路運送車両法施行規則の改正により、「有効期間満了日の2か月前から満了日まで」に車検を受けられる期間が伸びました(2025年4月1日施行)。

来年4月より、車検を受けられる期間が延びます

キャプ: 国土交通省報道資料より引用

改正後の道路運送車両法施行規則では、以下のような車検証の有効期限の考え方になります。ご参考までに確認してみてください。

【例:車検証の有効期限が2025年6月20日の場合】

A 車検証の有効期限2か月前より早い、2025年4月15日に申請した場合
次回の車検証の有効期限は2027年4月14日に短縮されます。

 

B 車検証の有効期限2か月前以内となる、2025年4月25日に申請した場合
次回の車検証の有効期限は2027年6月20日です。

※車検の検査を受けた日ではなく、運輸支局に申請した日で計算されます。
※新しい道路運送車両法施行規則は2025年4月1日から施行となるので、「2025年5月2日~2025年6月1日」が車検証の有効期限の方も、2025年4月1日に車検を受けられるようになります。

車検の見積りはいつとるのが良い?

車検は、クルマが保安基準に適合しているかどうかをその時点で検査するものです。

そのため見積りから車検までの期間が長く空いてしまうと、その間にクルマの状態が変わる可能性があり、見積り時の金額から大きく変わってしまうことがあります。

そのため車検見積りは「車検を受ける日」から近い日程でとることをおすすめします。

 

車検の見積りは、ディーラー、ガソリンスタンド、カー用品店、民間整備工場、車検専門店などでとることが可能です。

でももし、車検を通すだけでなく、その後の点検やメンテナンスなどもお任せできるところに頼みたい方には、オートバックス車検がおすすめです。

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車検を受けることは車両の使用者の義務なので、安心かつ、お得に受けられるとうれしいですよね!

クルマの健康診断でもある「車検」を忘れずに、安心・安全なカーライフを

今回は、車両の使用者であれば避けては通れない車検に関わる『いつ? 』について解説しました。

マイカーであっても、ついつい車検証の有効期限のことを忘れてしまうことがあるかもしれません。

自分の身体の状態を定期的な健康診断でチェックするのと同様に、クルマにとっても定期的な検査とメンテナンスは必要なことです。大切なマイカーと長く付き合っていくためにも、安心・安全なカーライフを送るためにも、車検は大切です。余裕をもって車検の予約ができるといいですね。

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