信頼が導く先にある景色。愛犬アベリア君と愛車ジムニーがある暮らし
今回は『暮らしとくるまフォトコンテスト2025(夏)』で「#犬のいる暮らしとくるま賞」を受賞されたk_rink.gearさんにお話を伺いました。k_rink.gearさんは、いつも愛犬・アベリア君と自然の中で過ごす、等身大の日常を丁寧に投稿されています。そこから伝わってくるのは、長い時間をともに重ねて育まれてきた、ふたりの揺るぎない信頼関係です。“相棒”と呼ぶアベリア君とk_rink.gearさんのふたりならではの「#犬のいる暮らしとくるま」を紹介します。
目次
“涼”を求めて。夏の砂浜で過ごす微笑ましいワンシーン
―#犬のいる暮らしとくるま賞の受賞おめでとうございます! 受賞作品はどのような過ごし方の中で撮影されたのでしょうか?
暑さが苦手な愛犬のために、夏はなるべく涼める場所で過ごすようにしています。この砂浜はクルマで乗り入れができるので、スズキ ジムニーのそばで海を眺めて、潮風にあたりながらフルーツをいただくことにしました。ちなみにいろいろなフルーツを用意しましたが、アベリアはスイカが一番好みのようです。(笑)
『暮らしとくるまフォトコンテスト2025(夏)』 受賞作品
季節ごとの楽しみは、いつもアベリア君と
―Instagramでは、ボーダーコリーのアベリア君との日常の風景をたくさん投稿されていますね。どこに遊びに行くことが多いですか?
季節ごとにやることを決めていて、春はお花見、夏は海や川、秋は登山など、その時期ならではの自然を感じられる場所に出かけています。
昨年の春は、飛行場の近くで菜の花と離着陸する飛行機を一緒に撮影できるスポットがあって、その場所に写真を撮りに行きました。
菜の花畑から飛行機を見上げる
夏は涼しく過ごしたいので、海や川で遊んだり、テラス席があるカフェに行ったりします。
昨年の夏からはSUPを始めました。
愛車のキャリアにSUPの板を積んでお出かけ
―アベリア君も一緒にSUPをするのですか?
はい。初めてのSUPは海で挑戦しました。一般的に海でのSUPは波があって難しいと言われますが、ボーダーコリーという犬種は運動神経がよく、板から落ちることなく乗ることができました。
―さすがですね! アべリア君が海に入ったときの反応はいかがでしたか。
アベリアが自分から水に入ることはありませんでした。でも、私が先にボードに乗って“行くよ”と声をかけると、怖がらず海に入ってきたんです。そばに私がいれば大丈夫、と信頼してくれたのだと思います。
―お二人の間に深い信頼関係があるのですね。秋はどんな過ごし方をされるんですか?
アベリアにとっても快適に動ける秋は、登山をすることが多いです。アベリアを迎えてから登山を始めました。
登頂の喜びを分かち合うひととき
ボーダーコリーは運動量がとにかくたくさん必要で、毎日長時間散歩をしても全然足りないくらいなんです。最初はドッグランを試したのですが、人懐っこい性格で自分にくっついてくるか、他の人になでてもらいに行ってばかりで、ちっとも運動をしてくれませんでした。
抜群の運動神経を誇るボーダーコリー
そんなとき、わんこと一緒に登山をする人がいることを知って、やってみたいなと思いました。そして、いざ近場の山に登ってみると、想像以上に楽しくて、すっかり登山にハマってしまいました。
まるで夢の中のような……白根山の山頂から見た幻想的な景色
―登山での印象的なできごとはありますか?
山を登っているときに、アベリアは人が通った跡が分かるのか、自然と先頭に立って道を示してくれるんです。私も地図を確認してから山に登るのですが、アベリアが前を歩いてくれるとより安心感がありますね。
―特に思い出深い登山エピソードはありますか。
栃木県にある標高約2,500mの、関東でもっとも高い山である日光白根山に登ったときですね。
登りはじめは深い霧に包まれていて、視界が真っ白でした。普段は登山客でにぎわう山だそうですが、その日は不気味なほど人の気配がありませんでした。慎重に歩を進めていくと、標高が高くなるにつれて風の音がなくなり、虫や動物の声も聞こえなくなっていきました。やがて、周囲の音がしだいに消えていったのです。
まるで別世界に迷い込んだような不思議な感覚でした。霧で先が見えない道を進むことには、正直怖さもありました。でも、アベリアが行く先を導いてくれたことと、“ここまで登ってきたからには山頂までたどり着きたい”という想いで、大きな岩場を二人で協力しながら一緒に登って行きました。
そして山頂に立った瞬間、霧が晴れ、目の前に一面の雲海が広がりました。突然現れた絶景に、“きれいだなぁ”と思わず声が漏れ、涙が出そうになるくらい感動しました。夕方の光に包まれながら立った山頂で見た景色は、圧倒的な美しさで、忘れられない思い出になっています。
日光白根山の山頂で眼下に広がった雲海
―ここまでのお話を聞いていると、不安のある登山の中でも「大丈夫だ」と思えた理由のひとつに、アベリア君の存在があったように感じます。
そうですね。実は、愛犬のアベリアという名前の由来は、10月生まれの愛犬と同じ季節に咲く花の『アベリア』から来ています。何よりも気に入っているのが、“強運”という意味の花言葉なんです。この日も、強運なアベリアが一緒にいるから、きっと大丈夫だ、と思えたんでしょうね。
見た目と性能を兼ね備えた、登山にふさわしいクルマ
山などのお出かけ先にはジムニーで行かれているそうですね。 なぜこのクルマを選ばれたのでしょうか。
もともとクルマは好きで、特にジムニーは以前から、かわいさとかっこよさを併せ持つデザインに惹かれていました。そして見た目だけでなく、四駆で悪路でもパワフルに走れる性能も大きな魅力でした。山へ出かけると、道中に林道のような不安定な道や、駐車場にすら入れない場所もあるので、登山をするのにジムニーは欠かせない存在なんです。
自分好みにカスタムできるオプションがたくさんあるのも、ジムニーの好きなところです。現状はまだほとんど購入したときのままですが、少しずつ手を入れていきたいと思っています。
いつか日本一高い山に登りたい
―これからの目標を教えてください。
目標は、アベリアと一緒に富士山に登頂することです。
登山は、自分の性格やアベリアと過ごすライフスタイルにとても合っていると感じています。山に登れば、全く疲れを感じないどころか、普段は見ることのできない景色に出会えたり、山頂にたどりつく達成感を得られたりすることで、気分が晴れるんです。それに、アベリアと一緒なら“何も怖くない”という気持ちがあふれてきます。今は関東圏の山に登ることが多いですが、これからは東北や九州の山にも登りたいです。そしていつか、アベリアが元気なうちに、富士山にも挑戦したいですね。
“いつか絶対に富士山に登りたい”と語る
心強い“相棒”がいるからこそ見られる景色
愛車ジムニーとともに、自然の中で過ごす時間を大切にしているk_rink.gearさん。そのそばには、いつも愛犬のアベリア君がいます。長い時間をともに重ねる中で行動や歩幅は自然と重なり、ときには「自分自身を見ているようだ」と感じるほど、ふたりの間には深い信頼関係が育まれてきました。言葉を交わさなくても通じ合い、同じ景色を目指して進んでいく——その一瞬一瞬こそが、k_rink.gearさんが体現する「#犬のいる暮らしとくるま」のかたちなのかもしれません。これからもジムニーとともに、愛犬アベリア君と歩む山への挑戦は、穏やかに、そして確かに続いていくのでしょう。
取材協力・写真提供いただいたInstagramフォロワーさん:k_rink.gear さん
