「この子だ」と思えた瞬間から——赤いMINIと走り続ける、わたしの時間
『暮らしとくるま』Instagramフォロワーのm.mini52さんは、「#旅の思い出とクルマ」 のハッシュタグがよく似合う、色鮮やかな風景と赤いMINI Cooper SD(以降:MINI)の写真を投稿されています。赤いMINIとともに景色を探し、人と出会い、距離を重ねていく日々。今回は、愛車を写真におさめながら、”走ること”そのものも楽しみ続けているm.mini52さんに、MINIとの出会いから詳しくお話を伺いました。
目次
「うん、この子だな」――10代のころから変わらなかった想い
―まずは愛車であるMINI Cooper SD との出会いについて教えてください。
丸目のフォルムがとにかくかわいくて、おしゃれで。10代のころからずっと憧れていたクルマです。もともと運転に興味があって、両親が運転する姿をじっと見ていたり、覚えなくてもいいのに道を一緒に覚えていたりしていたんです。休日には家族で遠出をすることもあって、クルマで過ごす時間は身近なものでした。だから、免許を取る前から街中でいろいろなクルマを目で追っていたのですが、MINIを初めて見たときは「かわいい!」って、目を奪われましたね。
大学1年生のときに免許を取ったのですが、当時、最初に買うクルマとして現実的に選んだのは軽自動車でした。でも、心のどこかには“いつかはMINIに乗りたい”という気持ちがありました。
―MINIは免許を取得する前から心の中にあった存在だったんですね。そこから、乗り換えたのはどんなきっかけでしたか?
軽自動車をかなり長く乗るうちに、MINIはどこか遠い存在になりつつありました。でも車検を前に買い替えを考え始めたときに、ふと思い出したんです。
「そうだ、私の夢はMINIに乗ることだった!」って。
そこから中古車サイトでMINIを探し始め、昔から決めていた赤色の一台を見つけたときは、写真を見た時点でほぼ気持ちは決まっていました。
愛車MINIのInstagramでの初投稿の写真
―実際に対面した瞬間はどうでしたか?
実物を見て、気持ちは確信に変わりました。「うん、この子だな。私のクルマになってね! 」と、自然に思えたんです。
クルマのフォルムをそのまま残したいーー写真に込める、わたしのこだわり
―Instagramでは、ほぼ毎日のようにMINIの写真を投稿されていますよね。撮るときに意識していることはありますか?
あります。いちばん大事にしているのは、MINIのフォルムをそのまま写すことです。
広角のレンズで撮ると、写真に歪みが発生して、MINIのお顔が伸びちゃうんですよ。それがあまりかわいくなくて(笑)。だから少し望遠のレンズを使って、歪ませないように、MINIらしい形を残すようにしています。
―つい撮ってしまう角度や、チャームポイントはありますか?
最近は、右斜め前から撮ることが多いですね。
チャームポイントが、運転席側ドアの前方に付いているサイドスカットルというパーツや、ヘッドライト下のステッカーなんですが、右斜め前からだと、どちらもしっかり写るんです。
サイドスカットルのデザインは、ユニオンジャックになっているデザインがかわいいですよね。
車体横のイギリス国旗柄のサイドスカットル
ステッカーは、関東では珍しい佐賀県にある『ガレージライトハウス』のステッカーを貼っています。
ヘッドライト下のステッカーがおしゃれ
―ご自身でもステッカーなどのカスタムをされているんですね。
実はMINIを購入した当初は、カスタムするつもりはまったくなかったんですよ。
でも、Instagramで写真を投稿するなかで、たくさんのMINIオーナーさんたちと出会って、「MINIはパーツがたくさん売っているから、カスタムするのが楽しいクルマだよ」と教えてもらってから、少しずつ気持ちが変わりました。
ホイールやステッカー、フロントロゴなど、できるところから、少しだけ手を入れ、徐々にお気に入りのポイントが増えてきました。
買ったばかりのころでカスタム前の愛車
私のカスタムは本当にさりげなくて、オフ会でも気づかれないことが多いんです(笑)。エンブレムのロゴも、この年式では珍しい最新型のものに替えています。
最新型のエンブレム
―よく見ると「あ、ここ!」ってわかる、そのさりげなさもいいですね。
旅先も、人との出会いも――写真とともに広がるMINIの縁
―MINIのオフ会にもよく参加されているそうですね。どんな出会いがありましたか?
MINIには、いろんなイベントやオフ会があって、そこで自然と人とのつながりが広がっていきました。
赤いMINIだけが集まる『RED HOT MINI』
『MINI釣り部』のオフ会
出会った方とは写真を撮ったり、一緒に走ったり、気づけばオフ会以外でも遊ぶようになりました。その中で、特に仲良くなったのがあきよ(akiyo.yoshida124)さんです。
気がつけば1番遊ぶ仲になっていたというあきよさん(akiyo.yoshida124さん)
はじめて会ったときは顔を合わせる程度だったのですが、2回目に出会った“鴨川シーワールドでシャチのショーを見て、びしょ濡れになろう! ”なんていう、ちょっと変わったオフ会があって(笑)。あきよさんとは、そこでぐっと距離が縮まった気がします。気づいたら一番よく遊ぶ存在になっていて、今では一緒に旅行にまで行く仲になりました。
―オフ会きっかけで一緒に旅行する関係になったのですね! そのなかで思い出に残っている写真はありますか?
四国旅行の帰りに、淡路島で撮った写真ですね。
撮影スポットを下調べするなかで、この何気ない一枚の写真が目に留まりました。
“ここはどこだろう? ここで撮りたい”と思って自分で場所を探したんです。四国旅行の帰りに立ち寄って、運転はあきよさん、私はカメラを担当しました。
四国旅は、MINI仲間と会うことが目的でしたが、私にとっては、この写真を撮ることも大切な目的のひとつでした。
簡単には行けない場所で大満足の構図で撮れたこと、そして二人で一緒につくり上げた写真だからこそ、今でも特別な思い出として深く心に残っています。
四国旅でのMINI仲間たちとの一枚
長かった四国旅行終了時の一枚
どこまでも自分の力で――クルマで走り切った距離もわたしの思い出
—これから、MINIとやってみたいことはありますか?
私は長い距離を走る“過走行旅”がしたいので、今年は自宅がある埼玉から九州まで走ってみたいと思っています。
—九州まで! かなりの長距離ですよね。
そうですね。でも、もともと長距離を走ることが好きなんです。
今までも、山口まで7〜8日かけて、自走したこともあるんですよ。
山口まで過走行旅をしたときに訪れた角島大橋
“自分で走りきりたい”という気持ちが強いんだと思います。クルマと遠方に行くにはフェリーという選択肢もありますが、これまで一度も使ったことがありません。
父が、関東から鹿児島までクルマで走る人だったので、“私にもできるはず”と、心のどこかで思っているのかもしれませんね。
そして何よりも、私自身、走ること自体がすごく好きなんです。いつかは北海道にも走って行ってみたいと思っています。そのときは、青森までは自走で行って最後に少しだけフェリーに乗らないといけませんが(笑)。
走りきった先で――鮮やかに残り続ける記憶
10代のころに抱いた憧れをそのままに、どこまでも走り続けるm.mini52さん。赤いMINIとともに刻んできた距離と時間は、写真の中だけでなく、たしかな記憶として積み重なっています。
「どこへ行くか」だけでなく、「どう走りきるか」。
ハンドルを握る時間そのものを楽しむm.mini52さんのドライブは、目的地の景色だけではなく、そこへ向かう道のりまでもが、色鮮やかな思い出としてこれからも刻まれていくのでしょう。
取材協力・写真提供いただいたInstagramフォロワーさん:m.mini52さん
