
【はじめてのワイパー交換 後編】ワイパーブレード・ゴムの交換方法
「はじめてのワイパー交換 前編~ワイパーの選び方、交換費用は?~」を読んで、自分でワイパー交換をしてみようかなと思った方へ。後編ではワイパー交換について解説していきます。引き続きA PIT AUTOBACS SHINONOMEのスタッフに取り付け方法や注意点をレクチャーしてもらいました。
目次
準備するもの
✓ 適合確認したワイパーブレードもしくはゴム
✓ 大きめのスポンジやタオル
✓ ゴム手袋(軍手などよりも、指にフィットして滑らない手袋がおすすめ)
✓ 踏み台(高いところから作業した方がワイパーに手が届きやすいです)

ワイパー交換作業時のポイントは?
今回のワイパーの取り付け方法は、前回と同様にA PIT AUTOBACS SHINONOME(アピット オートバックスシノノメ)のスタッフの方に教えていただきました。
作業するときのポイントはいろいろあるそうですが、スタッフの方が普段作業しているときに注意しているポイントはもちろん、取り付けに慣れていない方が気を付けたほうがいいポイントについても聞いてきました。
【ポイント】 服装は汚れてもよい格好で
普段スタッフは作業着を着ているので問題ありませんが、洗車をしばらくしていないクルマなどに取り付けをする場合は洋服が汚れてしまうことがあります。また、そもそもワイパー自体が汚れていることが多いので、ゴム手袋をつけて作業をした方がいいかもしれません。
【ポイント】 必ずフロントガラスにスポンジやタオルなどを置く
店舗のスタッフは日々お客様の大切なクルマに傷をつけたりしないように、最新の注意を払っています。その一環として、ワイパーを取り付ける際に必ず、ワイパーを外したアームは、フロントガラスに直接置かずに、洗車スポンジの上にそっと置くようにしているそう。
間違ってもアームを立てたまま作業をしてはいけません。アームを立てたままにすると、急に風が吹いたときに勢いよくフロントガラスにぶつかり、割れてしまう可能性があります。大きめのスポンジやタオルなどでガラス部分を保護して作業するようにしましょう。
そのほか作業上の重要なポイントは、ワイパー交換の方法の説明の中で解説していきます。
自分でワイパー交換をしてみよう
さっそく、取り付け作業を行いましょう。
※今回作業したクルマは、前回に引き続き平成20年式の日産 セレナです。

以下説明文で使用する名称。クリップとフックが留まっています
【ワイパーブレードの交換方法】
1.まずは、アームを立てます
アームの先端、ブレードに近い方を持ちながら、ゆっくりワイパー全体を立てます。このとき、ガラスに傷がつかないよう、フロントガラスにスポンジやタオルなどを置き、保護します。

2. ワイパーを取り外します
クリップについているストッパーをつまみながら、下にスライドさせます。

3.アームを一旦元の位置に戻します
ガラスを傷つけないように、ゆっくり戻します。勢いよく倒してしまったり、面倒だからといってアームを立てたまま、ワイパーを取りに行くなど別の作業をしないようにしましょう。

【ポイント】 必ずフロントガラスにスポンジやタオルなどを置いて作業する
4.新しいワイパーブレードを準備して、取り付ける
ブレードのクリップ部分にフックを差し込み、上に引き上げカチッと音が聞こえるのを確認してください。


【ポイント】 ブレード取り付けは、カチッというまでしっかりはめ、取り付け向きに注意する
ブレードはカチッと音が鳴るのを確認してください。はまっているかわからない場合は、もう一度外して付け直してみましょう。
また、ゴムの取り付け方のところで詳しく解説しますが、ゴムにストッパーのくぼみがついているほうを後端側(アームの根本側)にして取り付けることが重要です。


5.ワイパーブレード交換完了!
ワイパーアームをゆっくりと戻したら、ワイパー交換終了です。

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